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ミナミのフと思ったこと…

福知山の眼鏡店 眺望工房ミナミの店の情報、その他。店主 南薗の日常の感じたことなど。

遠視4

2016-07-13 17:43:01 | 検査

 両丹新聞できれいな向日葵が咲いている写真が1面に!

うらやましい(笑)

 

 さて、遠視の軸性や屈折性とかで、遠視状態になりますが、

その後、その状態からのことでさらに分類されます。

「遠視」は水晶体の調節機能が休止の状態で、無限遠1点から発せられる平行光線が網膜後方に

結像することは、初めに書いたと思います。

 

ではその光を網膜に結像するためにどうするか。

それは水晶体に頑張ってもらい、ピントを合わせます。

しかし頑張って調節しても、し切れないものを

「絶対遠視」と言います。

「絶対遠視」はピントが合わないので、凸レンズが必要となります。

そしてこのピントを合わせ切れるものを

「随意遠視」といいます。

実はこれが悩ましい問題です。

 

「絶対遠視」と「随意遠視」の中間位に

「相対遠視」と呼ばれるものもあります。

上の2つのように調節が関係してくるので、分類上同じところに入れられるようです。

内容的には、調節とともに眼球が輻輳(より目)になり、内斜視の状態になるものをいいます。

広げると際限がなくなるので、「随意遠視」に絞ってみます。

  続きます。

 

 

 

 

 

 

 


遠視3

2016-07-12 16:56:40 | 検査

 怪しい天気の中、向日葵さんは変わらず成長。

店の登り旗を使い、高さを合わせて後で旗を計測しているのですが、

2段式の旗がついに長さが足りなくなりました。

何とか工夫して測って、結果…。

314㎝!

177cmの私はすっかり消えます。

どこまで行くのでしょう?

 

さて、遠視の続きです

成因の分類として「軸性遠視」と「屈折性遠視」の2つがあります。

昨日眼球の大きさを書きましたが、「軸性遠視」はこの眼球の大きさが小さいということになります。

眼軸の長さ1mmで3Dの遠視を生じるといわれています。(0.25Dがメガネ度数の1段階、まれに0.12Dが入ることもある)

小さいと遠視、幼児期においては半数以上が遠視だと言われています。

成長していくと減少していきます。

 

「屈折性遠視」の原因としては

・角膜の彎曲半径が大きい

・水晶体の屈折率減少

・水晶体摘出

眼軸の長さは適正なのに、最初に光を受けるレンズの光の曲げ方がマズいということになります。

  続きます。


遠視2

2016-07-11 16:52:32 | 検査

 暑いですねえ。

動くのも面倒になる気候、だからこそというべきか向日葵さん、昨夜身長測定すると…

295cm!

芽が出て、私の身長を超すまでは「よしよし、頑張って育てよ」という感じだったのですが、

超えたあたりから、なにか向こうのほうが偉いような錯覚を覚え始め(錯覚ではないかもしれませんが)

今ではすっかり上司に接するような感じで見てしまいます…。

10日ぐらい前から高さはこの辺まででストップ高だろう、と思っていたのですが、

伸びる伸びる!また伸びる!

花はこちらを向いてくれませんが(お前ごときの言うこと聞けるか!てな感じでしょうか)、

高さを楽しむ植物ということで…無理やり納得し…うう…。

 

さて「遠視」

実は厄介な眼ということが、いろんな意味で言えると思います。

まず「遠視」と一言にいっても、いろんな分類の仕方があります。

 

 程度別

 成因

 調節

 

程度別は強度はどれぐらいかは数字上のことで

弱度が+3.00、中度+3.00~+6.00以下、強度+6.00以上となっています。

一般的に3段階に分けたからといって特に意味はないと思います。

(強度以上では医療扶助で意味を持ちます)

 

さて、次に成因、これを説明の前に眼球の説明をしなくてはいけません。

眼球の大きさですが、前後径が平均24.22mm、横径平均23.81mm、上下(縦)平均23.78mm。

出生時には直径17.5mm、思春期で20~21mmとなり、その後急に大人の大きさとなります。

この大きさというものが、近視だの遠視だのの問題となる一つです。

  続きます。

 

 

 

 

 


遠視

2016-07-09 16:01:05 | 検査

 最近「遠視」のお客様が続きました。

「遠視」の眼鏡をお求めではないのですが、

検査中に発覚し、それをご本人に伝えるという、眼鏡店としては、まあよくあることです。

 

検査前は大抵「自分は眼がいい」と言われる方がほとんどです。

検査していくと、それは違うということが分かっていただけますが、

それでもやはりメガネはかけたくない、という方もいらっしゃいます。

メガネ人口を考えると、近視用が過半数を超えていると思いますが、

屈折異常は遠視のほうが多いかも…という研究者もいます。

なのにこの状況は「遠視」は一般に知られていない眼ということが言えるかもしれません。

 

「遠視」とは、眼に入射する平行光線が、網膜の後ろに結像する状態(近視は前)です。

しばらくこの「遠視」について、ここでやろうと思います。

 

 


コントラスト

2016-07-06 17:38:22 | 検査

 暑いです。

飛び回る燕も大変そうです。

 

 眩しさ対策もいろいろありますが、カラーレンズもその一つです。

カラーレンズにも機能性という部分で、特徴あるレンズも出ています。

訴えとして、コントラストの低下した方に考えられたカラーレンズ

「HOYA CAREER COLOR」があります。

効果として

1 シャープに見える

2 チラつき減少

3 コントラスト向上

原理としては、可視光線の500nm位までの光の透過を抑制することにより、

明暗の差がはっきりします。

理屈はどうあれ、テストツールがありますので実体験してみてください。

 

 

 


深視力

2016-06-28 12:19:37 | 検査

 大型免許などの場合、深視力という立体感を感じれるかどうかのテストが加わります。

警察に置いてあるこの測定の器械がどうも全国的に2パターンあるようです。

原理は同じなのですが、小スペース型はいろんな弊害も考えられ、以前、日本眼鏡技術研究会で議論されたこともあります。

ちなみにうちの店のモノはスペースを大きく取るタイプ。このほうが現実に近いはずなんですけど…。

しかし小スペースが増える傾向にあるのでしょうか。

ともあれ、内容は同じはずなので、機械の違いには割り切ってもらうしかないようです。

 

 両眼視機能のことについて分類しますと

①第一段階 同時視    両眼の網膜に形成された左右同じでない網膜像を同時に感覚できる能力。

②第二段階 融像     左右の眼の網膜に映っていた像を1つにまとめる働き。

③第三段階 立体視    両眼視差のある両眼のそれぞれの像が融像されて生じる相対的奥行き知覚。

 

このように片方の眼が働いていない状態だと立体感は感じにくいです。

ただし遠近感は他のファクターでも感じることができます。(ややこしいのですが)

 

最近お店にいらっしゃる方は、長年片方の眼を働かせていないケースが多いです。

この場合は適切な眼鏡で(慣れが大変ですが)対応可能です。

大変なのは、試験や機械への戸惑い、反応速度の低下です。

この部分は簡単にいきません。悩ましいところです。