![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/3a/638a4c5aecc40f88a83f73e8222c8383.jpg)
中国の水事情の悪さ、今さら言及するような話ではない。
ただ、筆者が初めて中国を訪れた8年前と比較すると、外見上は格段に進歩したと言える。
これは上海に限らず、中国の都市部であれば、どのホテルでも水はジャブジャブ出るし、目に見えて色が付いているなんてことがほとんどなくなったことにも現れている。
ただ、水事情が実質的に進歩したと言えるのか・・・?
今回は、ここにスポットを当てたい。
ご承知のとおり、人間が生きていく上で「水」は必要不可欠。
特に日本人は、恵まれた水環境と卓越したテクノロジーに支えられ、「蛇口から出る水道水を飲用できる数少ない国」となっている。
こうした環境に慣れていると、水が汚いってこと自体、受入れがたくなる傾向に。
ま、身体に染み付いた感覚だから仕方ないですが・・・。
でも、少なくともココは外国。
やはり外様の民族はガマンするか、工夫するかしかないワケで。。。
そこで、まず飲用水の状況から。
日本人の感覚からすると、とても飲めない水道水だが、最近では市内ホテルの蛇口に「飲用不可」の表示を見受けることはほとんどない。
このことから推測するに、上海市の見解としては「飲用可能な水道水」ということなのかも・・・。でも、現地の人もほとんど飲みませんけどね。
こうした状況を端的に表す事例を紹介したい。
ウチの手洗い場の水流、明らかに勢いが弱くなったので、またまた不動産屋に連絡してみてもらうことに。
なぜ、こんなことで不動産屋を呼ばないといけないかって・・・、
蛇口の分解の仕方が外見からは全く判別できないからです!
日本の場合、こうした不具合を想定して、なんとなく分解がイメージできるような構造になっていることが多いが、中国の場合、ホントに蛇口だけ。。。
どの工具をどのように使ったらいいのやら・・・って感じ。
不動産屋が蛇口及びその水流を見るや否や、スパナを取り出して、蛇口の先端部分を力強く回すと・・・、分解できました!
っていうか、こんなの到底イメージできないし。。。
ま、次から対処できるようになったからいいか(進歩、進歩)。
分解して出てきたものを見ると・・・、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f2/6a1ae752b1b87d3e241f13aafa49345c.jpg)
白や黒の小石みたいな塊がボロボロと。。。
これ、何なんでしょうね?
白はカルシウム、黒は鉄分の結晶とか・・・??
私、化学的な知識はゼロに近いので分かりませんが、いずれにせよ、この水を飲むのは諦めたほうがいいだろう。歯磨きに使ってもいいのか・・・と思ってしまうほど。
結局、分解した部品を丁寧に洗って、再びセットするだけ。
えーっと、コレを定期的に繰り返すしかないわけね、ハイ。。。
次に、日本人が大好きなお風呂に使う水について。
これは汚れとは直接関係ないが、こちらの水は「硬水」。
日本は「軟水」なので、肌感覚が違うのもさることながら、毎日髪を洗っていると髪がゴワゴワ、バサバサになるという問題があり、女性にとっては悩ましいところ。
また、いくらキレイになったとは言え、やはり浄水した水と比べると透明度の違いは一目瞭然だった。
我が家も浄水の前後を比べると、水を満たした浴槽の色が「黄色っぽい色」から「水色っぽい色」に変化したくらいですから。
加えて、水は洗濯にも利用する。
ここでも「硬水」という性格が影響して、洗濯物がゴワゴワになるといった指摘はよく耳にする。
いろいろ考えていくと、日本ってホントに恵まれた国ですね。
環境は、一度破壊してしまうと元に戻すのが大変だから、いまのままの環境を残していけるよう、みんなで努力していきたいもんです。
こうした難題続きな水事情。
次回は、その解決法について考察します。
↓ 応援クリックをポチっとお願いします(ブログ村ブログランキングに参戦中)
![にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ](http://overseas.blogmura.com/china/img/china88_31.gif)
にほんブログ村
![にほんブログ村 海外生活ブログ 上海情報へ](http://overseas.blogmura.com/shanghai/img/shanghai88_31.gif)
にほんブログ村