<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

中国駐在時代の経験・知識をもとに、
最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、
日本と中国を再考(サイコウ)する

上海に戻って感じる違和感・・・【続/独り言】

2012-07-30 | 日記

独り言、1回限りにするつもりでしたが、上海に戻って違和感が拭えないので、続編を展開することに。
あまり面白くないかも知れませんが、独り言ですので、ご容赦のほど。。。

今回、一時帰国の期間が長かったこともあって、上海の状況を改めて日本と比べながら素直に感じることができているような気がする。

例えば、福岡空港での些細なことから。
ご承知のとおり、国際線への搭乗はチェックインしてからの時間が長い。
特に、日本から海外に旅行or仕事に行く日本人にとっては、実に退屈そのもの。

しかしながら、訪日観光客の立場に立つと、この時間はどうなるか?
文字通り、搭乗までの限られた時間で買い物バトルを展開する貴重な時間と化すのである。
特に、買い物好きとして知られる中国人の買いっぷりは凄まじいものが。。。

今回、旅行番組の取材受入れも行ったわけだが、取材クルーからの要望で福岡空港到着を出発2時間前に切り上げた。
勿論、到着遅れを懸念して余裕を持ちたいという想いもあったと思うが、どちらかと言うと、チェックイン後の買い物時間を確保したいとの想いが強かったのでは・・・と推測している。
中国は税金が高いし、ブランド品は値下がりしませんからね。
日本に来る中国人は、ほとんど例外なく、色んな知り合いから購入を頼まれるようですし。。。

こうした状況は、「売場の変化」という形で現れる。
以前と比べると、売場、レジの双方で中国語、韓国語が話せるスタッフが配置されているし、実際のところ、高額商品を購入しているのは両国からの観光客が多いように見受けられる。

しかも、今年の初めごろ、DHCや小物を取り扱う免税店が新たに設置されており、コチラも外国人観光客に人気の様子。
今回、新たに発見したところでは、軽食コーナーで新メニューが導入されたこと。
このメニューは、中華丼、牛丼、焼きそばの3種類。
どれも中国人や韓国人にとって食べ易いメニューで、この点を意識したものと推測できる。


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実際、空港内で人間ウォッチングをしていると、非常に興味深いことに気づく。
日本人のほとんどは、消費活動を伴わないお喋りやTV鑑賞に浸っている一方、外国人のほとんどは絶えず忙しなく買い物や食事を繰り返しているからだ。
仮に、これが海外の空港であったとしても、ここまで顕著な行動差は出ないのではないか・・・と筆者は感じざるを得ない。
節制の文化、日本特有のものですが、行き過ぎるのもどうか・・・と。

飛行機に乗り込んでからも、変化を感じるところは多い。
以前に比べて、中国の乗客が多いということ。
しかも、こうした状況にも関わらず、以前ほど機内が騒がしくないということは意外なことだ。
だって、あれだけ騒がしいと言われていた中国人の乗客が増加しているワケだから、単純に相当うるさくなってもおかしくないですよね。
だから、こうしたマナーという点は、日本人が考えている以上のスピードで改善されているように感じる。
もっとも、上海便だからという面は当然あります。
外地人・・・、まだまだ古い時代の色合いが残っていますから。

上海に到着後、やっぱり両国の状況を比較してしまうワケで。。。
まずは、タクシーの状況。
浦東空港のタクシー乗り場に行ってみると・・・、
文字どおり「長蛇の列」です。軽く100人近くは並んでいるかと。。。
日本では、乗客は並んでいなくて、客待ちのタクシーが並んでいますから。
25分ほど待って、ようやくタクシーに乗り込むことに。
いやはや、涼しくて天国のよう。
ちなみに、ほんの2年ほど前までは、タクシーの運転手がなかなか空調をオンにしてくれないなんてこともあった。
北京では、いまも「空調は壊れている」なんて平気で言う運転手もいますけど。
このあたりも、意識の変化と言うべきものなのかも。。。


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上海に戻ってすぐ、知人と会食の約束があったので、街に出ることに。
夜8時近く、近くの公園は大音量の音楽に包まれていた。
そこで庶民は社交ダンスや太極拳などを楽しんでいるのだ。
同時刻の日本、地方都市であれば飲み屋街以外は人通りもまばらな時間帯だ。
いや、最近は飲み屋街ですら閑散としているが・・・。

ひと通りの食事をして、夜10時すぎに自宅近くの果物屋に寄った。
その店舗の近くでは、近くの住民が集まって、賭けトランプに興じている。
それを取り囲んでいる熱心な観客もたくさんいる。
夜遅くなったとは言え、外はまだ暑い。
上半身、裸になっている男の姿も多数見受けられる。

住民のマナーという面から考えると、こうした行動は忌み嫌われるべきものだろう。
しかし、こうやって生活している人々の表情を見ると、実に生き生きとしていて屈託が無い。
無論、豊かとは言えない日常生活に不満がないワケではないだろう。
しかし、少なくとも現代の日本人より人生を謳歌しているように見えてならない。

単純に「人間の幸せ」って何なんだろう・・・?
そう考えずにいられないのは、筆者だけだろうか。。。

(独り言シリーズは、これにて完結)

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一時帰国も明日で終了。。。【独り言】

2012-07-28 | 日記

またまた久しぶりのブログ更新。
毎日くらいの勢いで更新したいと思っているんですけどねぇ。。。
やっぱり帰国したほうが忙しいもんで。

今回、2週間超という長い期間、帰国していたこともあって、いろんな方々と話をする機会を得た。
これは、日本在住の方々には分かってもらえないほど、貴重なもの。
だって、上辺だけの報道では理解できない状況って、たくさんありますからね。
そういう意味では、東京出張時の活動なども大きな成果のひとつとなりそうです。
日本という国、何だかんだ言っても、現時点では東京抜きでは語れませんから。
これを何とかして「地方」も特色を有する拠点にしていきたいというのが、私の個人的な想い。
まあ、難しいですけどね。
でも、難しいことほどやりがいもあるワケで、そのためにどうすべきか、本当に真剣に考えていきたいと思うキッカケになりそうです。

かなり「中国」という本論から外れるかも知れないが、高度に経済成長した国の中で、日本ほど経済が首都(東京)に一極集中した国はないだろう。
これは、国土が小さいということにも起因しているかも知れないが、米国や中国をはじめ、ドイツや英国などを見渡しても、ここまでの集中ぶりは見られない。
中国にしても、米国にしても、首都以外に本社を置く大手企業はたくさん存在する。勿論、日本の場合にも本社を起業地(地方)に置いている企業があるにはあるが、中身を見てみると、実質的な本社機能は東京支社あるいは東京本部が担っているというケースがほとんどではないだろうか。
誤解を避けるために言っておきたいのだが、筆者はこれを間違いだと言っているワケではない。
企業側にはこうせざるを得ない事情があるからで、むしろこういった社会構造を改めていこうとする機運が盛り上がらないことのほうが問題だと感じているのだ。


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筆者も、学生時代に4年、社会人として2年、東京で暮らしたことがあるので、多少の事情は理解しているつもりである。
日本の中で東京ほど豊かで便利な都市はない。
その魅力が、多くの人、モノ、金を吸収していくのも自然な流れというもの。
しかし、これを無作為に許していると、国全体の発展というものはどうなるのだろうか・・・?
ここにこそ、「産業政策」とか「企業と社会の調和のとれた発展」とかいったものが意識されるべきではないだろうか・・・。

こうした問題意識のもと、筆者としては以前から提案されている「テレワーク」、「SOHO」といった概念にいま一度注目したい。
この2つの言葉、簡単にいえば「IT技術を活用した新しい働き方、生き方を構築する」ことにある。
この動きが盛り上がった時期もあったが、やはり流行語の域を超えず、いまではお目にかかる機会がめっきり減っているのが現状。
でも、この動きを今こそ見直すべきだと考えるのは、筆者だけではないと信じている。

いま、日本の社会を見渡すと、ホワイトワーカー(会社員等)が非常に多い。
実際の職場を見渡しても、相当数の日本人が事務職として職務に就いているが、そもそもこれだけの規模で事務仕事があるのか・・・と疑問を感じることが少なくない。
これだけ日本経済が低迷し、海外との結びつきを強めていかなければならないと言われる中、外に出ていこうとする人材は育っていないし、育てようというダイナミックな動きも残念ながら見受けられない。
いや、それ以上に、こういったことを考えようとしない風潮、いわゆる「他人任せ的な風潮」が危惧されてならない。
企業の業績、ひいては社会経済の発展というものは、個人のモチベーションの集合体という面も持ち合わせているからだ。


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筆者も社会では中堅世代ということもあって、現状を打破したいという思いは強くなる一方だ。
ただ、自分も若かりし頃、そんなに一生懸命勉強したほうでもないし、むしろ遊び呆けていたほうなので、若者を責めるという気持ちにもなれない。
むしろ、若者に対して「外に出ていくことのメリット」をもっと発信していくことのほうが重要なのではないか・・・との思いが強くなっている。

例えば、今回、中国からの修学旅行を受入れたワケだが、こうした小さな活動も大げさにいえば「国際人材の育成」の一環とも言える。
今回の修学旅行では、提携校の学生家庭で2泊のホームステイが組み込まれたが、こんな僅かな期間であったにもかかわらず、お別れの際には涙ぐむ学生の姿、上海での再会を誓う様子などが見受けられたのはとても印象的だった。
外見だけ見ると、昔の学生よりもクールになったように見える学生たちも、内面にはホットな心を有しているのだ。

日本で長きにわたって続いてきた受験勉強。
これをすぐに否定することは難しいだろうが、もう少し見方を変えて「多面的な教育」というものを考えていくべきではないだろうか?
長い学生時代を考えると、数日間~数カ月の海外滞在というものは決して無駄な時間ではない。
むしろ、本人が「勉強の本質的な意味」や「実のあるモチベーションの高揚」という観点では、大きな効果があると確信している。
大げさに「教育改革」などと議論するより、まずは身近のところから海外と接することから始めてはいかがだろう。
日本は海に囲まれた国。
意識しない限り、「国際化」なんて図れませんから。。。

話がどんどん脱線して、何が言いたいのか分からない文章になってしまいましたが、タイトルのとおり「独り言」ですので、ご容赦いただければ。。。
(次回から頑張りますね)

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中国から日本への修学旅行の実態

2012-07-18 | 中国社会学

今回は、一時帰国の業務のひとつ、「中国からの修学旅行」をテーマにしたい。
中国からの修学旅行誘致は、日中の青少年交流の一環ともなるため、その意義は小さくないが、思った以上に増えてはいない。
そのあたりの事情に言及できれば・・・と。

日本の修学旅行、当たり前のように全ての生徒が参加しますよね。
だから、全生徒の家庭が毎月積み立てをする仕組みが確立している。

ところが、中国の修学旅行はあくまで「希望制」。
当然ながら積み立てなどの制度はなく、旅費も一括で支払うことになる。

これが修学旅行の催行にどのような影響を与えるか・・・?

まず第一に、親のコスト意識が必要以上に高くなる。
一般的に、中国からの修学旅行は「5泊6日」、「6泊7日」が主流となっており、金額の相場は「7千元(約88,000円)」。
この金額、みなさんはどう感じますか?
高いですか?安いですか?

実際のところ、かなりシンドイ金額です。。。

これは、修学旅行の「時期」という要因も大きいんです。
中国の学校は、欧米と同じように「9月始まりの2期制」。
一学年は9月に始まり、6月末に修了する。
そのため、7・8月の2ヶ月間は全て夏休みとなるので、この時期に修学旅行をしようということになる。
ただ、中国の学校側としては、学期が終わって時間が経つと、生徒もバラバラになるので、可能な限り早く修学旅行を組みたいと日本側に要望してくる。

ところが、交流相手である日本側の学校には別の事情がある。
日本側で「6月末~7月初」と言えば「期末考査」の時期。
当然、受入れできないということになる。
加えて、「7月15日頃~」は「個人面談」の時期だから、ココもNG。
必然的に、7月10日前後に落ち着くことに。


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この時期に落ち着いてしまうと、旅行金額に及ぼす影響は極めて大きくなる。
なぜなら、一般的に6月はオフシーズン、7月はオンシーズンとなっているため、航空券の価格がどうしても割高になってしまうのだ。
しかしながら、全体の価格は相場である7千元を超えることは出来ない。
当然、そのしわ寄せは他の経費節約ということに繋がらざるを得ないことに。

少し話は変わるが、修学旅行において、中国側の学校が強く希望するのが「ホームステイ」。
このホームステイ先を集めるというのがまた大変なんです@@@
なかなか集まらないんですよ。。。
通常、1バスで行動するのであれば、生徒30人というのが相場。
複数の生徒を1家庭で受入れるとしても、少なくとも20~25家庭を確保しないと全員を受入れることは出来ない。
受入れ家庭が少ないという現実、コレって日本のマスコミによる中国批判が影響している部分も多いと思うんですよね。
青少年にとって、他国の同世代と交流するっていうのは貴重な機会。

中国側にとっても、このホームステイ、やはり教育的な意義は非常に高いらしく、修学旅行参加者のアンケートでも満足事項のトップに挙がることが多いようだ。
確かに、今回の修学旅行でも日中双方の生徒が名残惜しそうにしている光景が見受けられましたから。
日本側の生徒が「近いうちに上海に行くから!」と約束している風景も。
日本でも「国際化」が叫ばれて久しいが、こういう小さな一歩を踏み出すことが重要ではないか・・・と。

もっとも、このホームステイ、旅行代金の面から考えると「経費節減」という効果も持っている。結果的に・・・ですけどね。


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では、参加する中国側の学生はどうなのか・・・というと、

日本の修学旅行ほど「社会勉強」という感じではないですね。
ま、あくまで「希望制」ですから。
ある意味、団体旅行の延長と言ってもいいかも。。。
とにかく何処に行っても、買い物したがります。
聞くと、色んな人から頼まれているモノも多いようで・・・。
そんなこともあってか、日本のように「こづかいは○○円まで」といった制限はない様子。

それ以上に象徴的なのは、引率教員のほう。
なかなか日本に来る機会がないこともあって、日本の教員のように生徒を管理・監督することなく、専ら買い物、買い物・・・という状況。
食事を楽しむ時間を惜しんでまで買い物する姿には、ちょっと唖然。。。
まったく何のために日本に来たのやら・・・という感じ。

といったように、様々な要素がテンコ盛りの修学旅行ですが、結論的には「ぜひとも継続的かつ広範囲に実施していくべき!」だと考えます。
だって、「百聞は一見に如かず」ですからね。
両国ともそうですが、新聞やニュースで取り上げられている内容が事実にそぐわないということが肌感覚で理解できますから。。。

何よりも、未来志向で日中関係を築いていくのは「次世代の若者たち」。
「外国に出ていく若者が少なくなった」と嘆く前に、様々な国の若者たちとの交流の機会を増やしてあげることこそ、私たち現役世代の使命なのではないか・・・と強く感じている。

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業務で一時帰国中ですが・・・

2012-07-16 | 出張

またまたブログ更新の間隔が空いてしまって。。。
というのも、11日(水)から一時帰国しているもので。
ワタシ、やっぱり帰国したほうが圧倒的に忙しいです。
(ワタシに限った話ではないでしょうが・・・)

今回は、上海市内中学の修学旅行の受入れ、中国企業の視察アレンジ、中国TV番組の取材対応をはじめ、今後の業務に関する関連部署との打合せや企業訪問・・・と多岐にわたります。
ま、自分が好きでやっているコトとは言え、ちょっと案件が多すぎるかも。。。
このうえ、「上海で新しい事業をしたい」等、相談されることもあったりして、秋以降はまさにテンコ盛りの状態。
でも、何とかなるでしょ(楽天的?)
ワタシ、いつもこんな感じで仕事してますから。
思えば、6月も大変だったような。。。

今回の業務内容、追ってボチボチ記事にしていくことにしますので。

さて、今回は「一時帰国」に関連した記事ということに。
正直言って、あまり大した内容じゃないかも。
これから仕事の予定なので、予めご了承のほど。。。

まずは、出発時の浦東空港の状況から。
今回、第2ターミナルを使用したのですが、気になる変更点を発見。



ターミナル内に設置されていた遊具がキレイに撤去されていたんです!
コレ、家族連れにとっては結構役に立っていたと思うんですよね。

推測するに、何か事故(ケガ)でもあったのではないかと・・・。
筆者も以前、児童向けの事業に携わったことがあるが、ケガが発生するとホントに厄介なんですよね、どんなに好評な事業でも。。。
基本的に「遊びにはケガが付きもの」なんですけどね。
だって、こどもにとって、少しぐらい「危険(冒険)」が伴わないと、遊んでいても面白くないですから。
もっとも、事故の程度が分からないので、何とも言いようがありませんが。


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ちなみに、その隣に設置されている屋内遊び場は健在です。





当日も、欧米の家族が利用していました。



この画像だけみると、何だか中国じゃないみたい。
上海は、想像以上に国際都市ですからね。
少し話は反れますが、2014年オープンを目指して、上海ディズニーランドの建設が進められているのは周知のとおり。
一説によると「世界一狭い」とのコトですが、あの香港ディズニーランドより狭いって、ちょっと想像しがたいですね。
香港DL、かなり小さいですから。。。

ただ、この上海DL、浦東空港の近くに建設されるという点に、上海市の大きな戦略を感じざるを得ない。
上海浦東空港はいま「国際ハブ空港」への道を邁進中。
このハブ空港化を目指すに当たっては、乗り継ぎに絡んだストップオーバーのメニューを豊富にする必要がある。
こうした観点に立つと、24時間以内に遊べるメニューとしてディズニーランドが最適であることが分かるだろう。
だから、その規模はとりあえず重要ではないんでしょうね。
土地はたくさんあるから、あとでドンドン拡充すればいいワケだし。


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本題に戻って、一時帰国の途へ。
今回は中国国際航空(CA)を利用しましたが、最近は色んな点で現地化が激しくなっているようで。。。
例えば、キャビンアテンダント。
以前は1人くらい日本人キャビンアテンダントが居たんですが、最近はほとんど見ませんね。
次に典型的なのが「機内食」。
特に、今回の機内食がコレ。



一応、パニーニと表記されています。
イタリア料理の一種だけど、ちょっと違うような。。。
しかも、中国の国内線でも同じようなモノ、よく出てくるんだけど。
国際線の高い料金で、コレってどうなのか・・・と。



画像では少し旨そうに見えるかも知れませんが、ハッキリ言って旨くないです!
っていうか、コレ1個だけ・・・?

何だかとってもテンションの下がる機内食でしたが、こんな些細なところにも、中国から見た日本の地位が下がっていると感じるのは、ワタシだけ・・・??


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中国ドラマ放映による中国人観光客誘致

2012-07-07 | 中国ビジネス

ここ数年、中国人観光客誘致による観光振興が活況を呈している。
近年、尖閣諸島問題や福島原発事故などの影響を受けつつも、この傾向は基本的に変わっていない。
上海に駐在員事務所を構えている地方自治体にとって、「観光誘致」は業務の大きな柱のひとつ。
とはいえ、なかなか思うように成果を挙げるのが難しいのも事実。
そんな観光誘致のひとつの手段と考えられている「中国ドラマや映画の放映による観光誘致作戦」について考察したい。

このテーマで、最も有名なのは北海道の成功事例。
北海道でロケが行われた「非诚无扰」という映画が大ヒットし、その映像の美しさから北海道観光が脚光を浴びたというもの。
たしかに、今でも中国人にとって北海道は人気観光地のひとつ。
巷でも「北海道に行きたい」という声を耳にすることは多い。

筆者も、北海道には旅行で2度ほど行ったことがあるので、北海道の素晴らしさはよく分かっている。
とりわけ、上海周辺の皆さんにとって、雪も憧れのひとつ。
ほとんど雪が降ることがないし、降っても積もるほどではないので。。。

ただ、難点を挙げるとすると、距離の長さとコストの高さ。
飛行機で3時間強かかるのは、結構キツイかも知れませんね。
しかも、人気のある旅行商品は「北海道+東京」という組合せで、このあたりはまだまだ買い物が重要な要素であることの裏返しなのだろう。

筆者、九州生まれ・九州育ちで、観光誘致の仕事もしているので、少し割り引いて考える必要はあるが、観光資源という観点でみると、「九州は北海道と遜色ない観光資源を有している!」と声を大にして言いたい。
まあ、日本でも「九州には数度しか行ったことがない」という人が多いから、これを分かってもらうのは難しいかも知れませんが・・・。


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そんななか、中国でひとつのTVドラマが放映された。
題名は、「牵牛的夏天」。





日本でのロケがたくさん盛り込まれており、その全てが九州。
とりわけ長崎では、ハウステンボスを筆頭に多くのロケが敢行されている。
地元の人間としては、映像自体に親しみが持てるのでいいですね。

このドラマがどのような経緯で誘致されたのか、筆者には定かではないが、おそらく九州の観光関係者にどこからか話が持ち込まれ、それなりのコストと労力をかけて撮影が実現したのだろう。

このドラマ、原作は韓国で人気を博した「猟奇的な彼女」。
筆者は原作を見たことがないのですが・・・、日本でも結構メジャーですよね。

このドラマ、1回あたり45分で28回もあります。
筆者、正直なところ、連続ドラマをここ数年、見ておりません。
性格的なものもあってか、なかなか最後まで見続けることができないもので・・・。
でも、今回、頑張って?最後まで見ました!
語学の勉強も兼ねてという面もありましたので。

正直な感想ですが・・・、なかなか良かったですよ。
たかが恋愛ドラマで28回は長すぎるという評もあるようですが、日本のように捻り過ぎた演出がなくて、シンプルで好印象でした。


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このドラマ、台湾の男優が主役を務めています。
なかなかイケメンで、演技も実力派です。
あとで気が付いたのですが、「益達」という中国ではメジャーなガムのCMでバイクに乗って颯爽とやってくる役で出演していました。
中国在住の人には、結構なじみがあるかも。。。

で、肝心な観光誘致の面でどこまで好影響を与えることができたのか?というと、残念ながら結果は芳しくなさそうな感じ。
身近な中国人に聞いても、あまり知らないという返答ばかりなので。。。

実際、こうしたドラマを放映しても、ヒットするのはわずか数パーセントとのことで、ある意味、博打に近いみたいです。
中国、TVのチャンネル数も多いですから。。。

ちなみに、筆者、TVではなくPCで視聴しました。
PPTVというサイトでダウンロードできます(若干、会費がかかりますが)。

中国ドラマをこんなに連続して見たのは初めてでしたが、語学学習という観点からみても「悪くない」というのが実感。

日本では、ドラマが低視聴率に喘いでいますよね。
韓流ドラマも、一段落した感もありますし。。。
皆さんも、日本や韓国のドラマに飽きたようだったら、一度視聴してみてはいかがでしょうか・・・?

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