中国で生活していて冷静に感じること。
最も顕著なのは、日本企業と日本市民の対中意識のズレ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/93/6e8cebfc0692beecf0153d3240175f2c.jpg)
一市民の生活から考えると、企業が何を考えていても知ったこっちゃないとも言えるが、もはや中国製のモノなくして、日本での生活が成り立たないという現実も無視できない。
一方で、日本企業は世界最大の中国市場に何とかして食い込もうと奮闘している。
ここでも冷静に考えれば分かるが、中国での利益獲得以外に企業業績を向上させることは難しくなっているのだ。
端的な例を紹介したい。
本日の時事速報(中国版)の目次を見ると・・・
《中国トップニュース》
◎三菱商事、中国本土で元建て債発行=外資系事業会社で初
◎三井物産、中国で卸発電に初参画=電源開発、政投銀と共同で
◎地方の年金基金に株式投資解禁を=残高18兆円、実質マイナス運用-中国社保理事長
◎JR九州、上海に日本料理店=外食で海外1号店-来年2月上旬から営業
◎日産、中国・広州が世界最大の生産拠点に=第2工場竣工
◎安川電機、産業用ロボットの中国生産開始へ=2015年度に年6000台
トップニュース6項目のうち、5項目が中国市場における日本企業の動向。
内容も、資金調達から新エネルギー、自動車、飲食業と多岐にわたっているのが分かる。
個別にみても、三菱商事の中国での資金調達などは今後のひとつの流れを示すもの。
現地法人が中国現地での業務拡大を図ろうとした場合、当然ながら資金調達が問題となる。
これまでは大手邦銀がその役目を負っていたワケだが、邦銀自体の資金調達にも限界がある。
日本の本社が増資を行うという選択肢もあるが、こうした要求に全て応えきれなくなっている事情もあるようだ。
しかも、業務拡大の回数が増えるたび、必要額も増えていくのは必然の傾向とも言えよう。
今後、こうした流れが加速していく可能性もありそうだ。
こうやって、人民元が実力をつけていくのかも。。。
日産自動車の記事も衝撃的。
これまで、九州工場が世界最大の生産拠点だったが、今後は広州工場がトップとなる。
もはや日本企業だから日本で生産するという考えは成り立ちそうにない。
同じように、安川電機が江蘇省常州市で産業用ロボットを生産すると発表。
「需要地で生産する」というのは当然の流れ。
こうした流れも加速していくだろう。
企業は株式会社である以上、株主利益の最大化を目指して行動する。
その企業は、従業員という「人」の集合体という性質もあわせ持つ。
企業という「全体」が方向性をもって行動するとき、従業員という「個」もそのあり方を変えていく必要があるだろう。
見方を変えれば、こうしたグローバルな環境で積極的に働く日本人は不足しているように感じる。
こうした人材を増やしていくには、まず中国社会への偏見を改め、統計などの客観的データに基づいて、隣国との付き合い方を再考していく必要があるだろう。
当たり前のことだが、「中国人だからキライ」などというのは、稚拙な言い草。
13億の人民すべてが同じ性質であるワケがない。これは、日本人とて同様。
どこの世界でも、好きな人、嫌いな人というのは存在するはずだ。
自分も一日本人として、ニュートラルな状態で中国と向き合っていきたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/aa/df1482dffde1c04ea64bfa4feb59a073.jpg)
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最も顕著なのは、日本企業と日本市民の対中意識のズレ。
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一市民の生活から考えると、企業が何を考えていても知ったこっちゃないとも言えるが、もはや中国製のモノなくして、日本での生活が成り立たないという現実も無視できない。
一方で、日本企業は世界最大の中国市場に何とかして食い込もうと奮闘している。
ここでも冷静に考えれば分かるが、中国での利益獲得以外に企業業績を向上させることは難しくなっているのだ。
端的な例を紹介したい。
本日の時事速報(中国版)の目次を見ると・・・
《中国トップニュース》
◎三菱商事、中国本土で元建て債発行=外資系事業会社で初
◎三井物産、中国で卸発電に初参画=電源開発、政投銀と共同で
◎地方の年金基金に株式投資解禁を=残高18兆円、実質マイナス運用-中国社保理事長
◎JR九州、上海に日本料理店=外食で海外1号店-来年2月上旬から営業
◎日産、中国・広州が世界最大の生産拠点に=第2工場竣工
◎安川電機、産業用ロボットの中国生産開始へ=2015年度に年6000台
トップニュース6項目のうち、5項目が中国市場における日本企業の動向。
内容も、資金調達から新エネルギー、自動車、飲食業と多岐にわたっているのが分かる。
個別にみても、三菱商事の中国での資金調達などは今後のひとつの流れを示すもの。
現地法人が中国現地での業務拡大を図ろうとした場合、当然ながら資金調達が問題となる。
これまでは大手邦銀がその役目を負っていたワケだが、邦銀自体の資金調達にも限界がある。
日本の本社が増資を行うという選択肢もあるが、こうした要求に全て応えきれなくなっている事情もあるようだ。
しかも、業務拡大の回数が増えるたび、必要額も増えていくのは必然の傾向とも言えよう。
今後、こうした流れが加速していく可能性もありそうだ。
こうやって、人民元が実力をつけていくのかも。。。
日産自動車の記事も衝撃的。
これまで、九州工場が世界最大の生産拠点だったが、今後は広州工場がトップとなる。
もはや日本企業だから日本で生産するという考えは成り立ちそうにない。
同じように、安川電機が江蘇省常州市で産業用ロボットを生産すると発表。
「需要地で生産する」というのは当然の流れ。
こうした流れも加速していくだろう。
企業は株式会社である以上、株主利益の最大化を目指して行動する。
その企業は、従業員という「人」の集合体という性質もあわせ持つ。
企業という「全体」が方向性をもって行動するとき、従業員という「個」もそのあり方を変えていく必要があるだろう。
見方を変えれば、こうしたグローバルな環境で積極的に働く日本人は不足しているように感じる。
こうした人材を増やしていくには、まず中国社会への偏見を改め、統計などの客観的データに基づいて、隣国との付き合い方を再考していく必要があるだろう。
当たり前のことだが、「中国人だからキライ」などというのは、稚拙な言い草。
13億の人民すべてが同じ性質であるワケがない。これは、日本人とて同様。
どこの世界でも、好きな人、嫌いな人というのは存在するはずだ。
自分も一日本人として、ニュートラルな状態で中国と向き合っていきたい。
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