連載100回記念を挟んだものの、再び日本出張レポートへ。
大阪でタクシーを利用した際に、運転手の方に大阪の景気について尋ねてみた。
筆者は、各地でタクシーに乗車すると、出来るだけ運転手さんに現地の経済状況を尋ねるようにしている。
例えば、「1日の売上げはいくらぐらいか?」とか、「以前と比べて稼ぎは少なくなったか?」等々。。。
こうした聞取り調査は「景気ウォッチャー調査」にも組み込まれているくらいなので、タクシー車内での聞き取りというのは文字通り「生の情報」、「巷に出回っていない情報」を得られる貴重な現場なのだ。
皆さんも実践してみては・・・?
この運転手さんの話で驚かされたのは、当地のタクシー業界の現状。
規制緩和の流れを受けて、当地のタクシー台数は大幅に増えたが、景気低迷による利用者減で市場のパイが縮小。これを受けて、陸運局による行政指導が活発になっているというのだ。
その最たるものが、「1日250km制限」。
縮み行くパイを業界でシェアするため、各運転手は「1日250kmまでしか営業してはならない」という指導が徹底されている。
1kmでもオーバーすると始末書の提出が求められるため、運転手は200kmを過ぎた辺りから「距離」を異常に気にしなければいけない状況に置かれる。
ご承知のとおり、タクシーは「日銭商売」で1日あたり売上げの上下が激しいため、「稼げるときに稼ぐ」が基本なのに、「稼げるときは頭打ち、稼げないときは保証なし」という厳しい状況に置かれている。
これでは、運転手がかわいそうというものではないか。。。
売上げ額についても聞いてみたところ、この制限内で最も効率よく稼いだとしても1日4万円に届かず、悪いときには1日1万円に達しないときもあるとのこと。
しかも、この制限に達すると、残り時間が多くても自宅に帰らざるを得ないという矛盾。もっと何とか出来ないんですかね@@@
また、客待ちタクシーが列を成していた地域では、徹底した客待ち排除の姿勢が強化され、タクシー乗り場以外で客を拾ったことがカメラで撮られると、運転手の40日間営業停止に加え、当該車両にも40日間営業停止という厳罰が科せられる。タクシー運転手にもタクシー会社にも大きな打撃となる措置だ。
こうして考えると、日本も中国と変わらない中央集権国家ですね@@@
そんなこんなで夜遅く、宿泊先のビジネスホテルに到着。
到着して気づいたのだが、このホテル、上海でお付き合いのある神戸の会社のチェーン店。
いやはや、世間は狭いもんです@@@
翌日の朝から夕方までは、中国からの訪問団を連れて、日本企業や先進地域を訪問。予想以上に相手の話をよく聞いて、積極的に議論している。
ガイドさん曰く、「この訪問団は真面目すぎる。今まで担当した中でも一番スケジュールがタイトかも」とのことで、一般的なミッション団はまだまだ物見遊山が多いということが窺える。
京都では、関係者の格別なご配慮を頂き、全員が町家に宿泊。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/33/6cdc9189c155d5a8a6a74b6bc44218a9.jpg)
筆者も何度か京都を訪れているが、町家に宿泊するのはこれが初めて。
うーん、貴重な経験です@@@
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/12/c01a9535957413eceb2de58be8039b54.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/b4/5c196559f7b3f44ccad3e3ff498b34f8.jpg)
ちなみに、宴会での食事はこんな感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/21/22e235162c7000d9f126ff42007bbb01.jpg)
仕出しのお料理ですね。
中国人は通常たくさん食べるし、冷たいものを食べる文化じゃないので、物足りなかった様子(カップラーメンを大量に買っていたとの情報も)。
でも、舞妓さんに踊りを披露してもらったり、一緒に写真を撮ったりで、大いに日本文化を体感したようだった。おそらく、日本という国の良いイメージが強烈に焼き付けられたことだろう。
こうした一つ一つの小さな小さな取組みを大事にしていけば、日中関係はもっとよくなるはずだ。確かに政治的、歴史的に難しい話は多いが、そればかり気にしていては未来志向の関係など構築できるはずがない。
いや、もっと素の人間同士で気楽に交流すればいいだけなのだ。
言葉は通じなくても、心は通じ合うことは出来る。
ちょっとカッコつけすぎですかね???
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大阪でタクシーを利用した際に、運転手の方に大阪の景気について尋ねてみた。
筆者は、各地でタクシーに乗車すると、出来るだけ運転手さんに現地の経済状況を尋ねるようにしている。
例えば、「1日の売上げはいくらぐらいか?」とか、「以前と比べて稼ぎは少なくなったか?」等々。。。
こうした聞取り調査は「景気ウォッチャー調査」にも組み込まれているくらいなので、タクシー車内での聞き取りというのは文字通り「生の情報」、「巷に出回っていない情報」を得られる貴重な現場なのだ。
皆さんも実践してみては・・・?
この運転手さんの話で驚かされたのは、当地のタクシー業界の現状。
規制緩和の流れを受けて、当地のタクシー台数は大幅に増えたが、景気低迷による利用者減で市場のパイが縮小。これを受けて、陸運局による行政指導が活発になっているというのだ。
その最たるものが、「1日250km制限」。
縮み行くパイを業界でシェアするため、各運転手は「1日250kmまでしか営業してはならない」という指導が徹底されている。
1kmでもオーバーすると始末書の提出が求められるため、運転手は200kmを過ぎた辺りから「距離」を異常に気にしなければいけない状況に置かれる。
ご承知のとおり、タクシーは「日銭商売」で1日あたり売上げの上下が激しいため、「稼げるときに稼ぐ」が基本なのに、「稼げるときは頭打ち、稼げないときは保証なし」という厳しい状況に置かれている。
これでは、運転手がかわいそうというものではないか。。。
売上げ額についても聞いてみたところ、この制限内で最も効率よく稼いだとしても1日4万円に届かず、悪いときには1日1万円に達しないときもあるとのこと。
しかも、この制限に達すると、残り時間が多くても自宅に帰らざるを得ないという矛盾。もっと何とか出来ないんですかね@@@
また、客待ちタクシーが列を成していた地域では、徹底した客待ち排除の姿勢が強化され、タクシー乗り場以外で客を拾ったことがカメラで撮られると、運転手の40日間営業停止に加え、当該車両にも40日間営業停止という厳罰が科せられる。タクシー運転手にもタクシー会社にも大きな打撃となる措置だ。
こうして考えると、日本も中国と変わらない中央集権国家ですね@@@
そんなこんなで夜遅く、宿泊先のビジネスホテルに到着。
到着して気づいたのだが、このホテル、上海でお付き合いのある神戸の会社のチェーン店。
いやはや、世間は狭いもんです@@@
翌日の朝から夕方までは、中国からの訪問団を連れて、日本企業や先進地域を訪問。予想以上に相手の話をよく聞いて、積極的に議論している。
ガイドさん曰く、「この訪問団は真面目すぎる。今まで担当した中でも一番スケジュールがタイトかも」とのことで、一般的なミッション団はまだまだ物見遊山が多いということが窺える。
京都では、関係者の格別なご配慮を頂き、全員が町家に宿泊。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/33/6cdc9189c155d5a8a6a74b6bc44218a9.jpg)
筆者も何度か京都を訪れているが、町家に宿泊するのはこれが初めて。
うーん、貴重な経験です@@@
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/12/c01a9535957413eceb2de58be8039b54.jpg)
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ちなみに、宴会での食事はこんな感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/21/22e235162c7000d9f126ff42007bbb01.jpg)
仕出しのお料理ですね。
中国人は通常たくさん食べるし、冷たいものを食べる文化じゃないので、物足りなかった様子(カップラーメンを大量に買っていたとの情報も)。
でも、舞妓さんに踊りを披露してもらったり、一緒に写真を撮ったりで、大いに日本文化を体感したようだった。おそらく、日本という国の良いイメージが強烈に焼き付けられたことだろう。
こうした一つ一つの小さな小さな取組みを大事にしていけば、日中関係はもっとよくなるはずだ。確かに政治的、歴史的に難しい話は多いが、そればかり気にしていては未来志向の関係など構築できるはずがない。
いや、もっと素の人間同士で気楽に交流すればいいだけなのだ。
言葉は通じなくても、心は通じ合うことは出来る。
ちょっとカッコつけすぎですかね???
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