<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

中国駐在時代の経験・知識をもとに、
最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、
日本と中国を再考(サイコウ)する

富士重工(スバル)の中国進出に向けた新たな動き

2012-02-29 | 自動車産業



2月27日(月)、富士重工の中国での現地生産に向けた動きについて、新たな報道がなされた。
従来、奇瑞汽車(Cherry)と合弁で遼寧省大連市に工場を建設する計画だったが、自動車市場に不透明感が増す状況を反映してか、中国当局が外資自動車メーカーの新規進出に難色を示し、全く進展が見込めない状況に陥っていた。
このあたりの事情については、以前ブログで紹介した記事をご参考いただきたい。

こうした中、富士重工が河北省唐山市で進められている重要国家プロジェクト「曹妃甸工業区」での工場建設を打診していると報じられた。
当工業区は、現政権の国家事業として位置づけられており、日本政府や経団連も最大限の強力を約束しているが、実際のところ大きくは進展していない。

筆者も2011年8月、縁あって同工業区を訪問することができたが、そこで目にしたのは、広大な企業用地と壮大な事業計画のふたつに尽きると言ってよいものだった。

しかも、同工業区は北京五輪開催に当たって移転を余儀なくされた首都鋼鉄など重化学工業の代替立地場所となったこともあって、大気汚染も深刻化しつつあるように感じた。
訪問時、8月という夏季真っ盛りにもかかわらず、1日中「霧」に包まれ、遠くの視界はままならない状態。
もっとも、同地の政府関係者が「霧」と言い張っていただけで、本当に「霧」と思っている人はいないでしょうが・・・。

中国の開発区は、まず大規模な用地整備を行った上で、政策的なインセンティブを発動して企業集積を進めるという手法が一般的。
以前は「2免3減」といった税制も含めた優遇策を駆使することで、欧米や日本から次々に投資を勝ち取ったわけだが、近年はハイテク産業の優遇に絞っている関係で、なかなか外資からの大型投資案件を勝ち取ることが難しくなっている。


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このように考えると、今回の富士重工の動きは注目に値するものだ。
中国自動車産業の振興という観点から一度は難色を示された富士重工の計画が、別の視点から見て重要な国家プロジェクトである工業区への投資によって認可の方向へとチェンジするのか、中国政府内でも意見が分かれるところだろう。
簡単に言えば、富士重工は「起死回生の一発逆転」を狙ったのである。

考えてみれば、日本の乗用車メーカー(商用車は除く)の中で、中国での現地生産を行っていないのは、もはや富士重工くらいのものである。
同社は軽自動車市場からも撤退を発表しており、自社のもつ乗用車市場での強みを活かしていくには、中国での現地生産は一刻も早く成し遂げたい課題であろう。
これは、現在トヨタグループの一角を占める同社の位置づけから考えても、同グループ全体の戦略にも波及する課題のように思えてならない。

ただ、こうした起死回生策がすぐに成就するかというと、ここは意見が分かれるところ。
中国自動車市場は、渋滞の深刻化や大気汚染の問題等も影響して、以前のような成長が見込まれない状況になっている。
いわゆる「成熟した市場」へと進化したと考えてよい。
こうした状況の中で、重要視する工業区への進出という一点で突破できるほど、中国政府は甘くないのでは・・・というのが筆者の見方である。


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もっとも、今年は日中国交正常化40周年という節目の年。
こうした要素も作用するのが中国社会であり、その意味では今年中の決着を目指すのは極めて合理的な判断と言えそうだ。

個人的には、あと幾つかの取引材料を提供すれば、さらに状況は好転するのでは・・・とも考えている。
その材料とは、もちろん中国側にとって有益なものでなければならないが。。。

本件を例にとっても、中国市場における日本企業の立ち位置の難しさが垣間見える。
今こそあらゆる分野において、政府と企業が本当に意味で連携しながら、市場開拓に邁進していくことが求められている。

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上海 活力日本(元気な日本)開催レポート

2012-02-27 | 中国ビジネス

2012年2月24日(金)から26日(日)の3日間、上海マートで「活力日本(元気な日本)」というイベントが開催された。
このイベント、日本政府が主催するもので、東日本大震災からの復興PR及び日中国交正常化40周年を祈念した行事と位置づけられている。
当イベントは、北京、上海、広州の3都市で開催され、受注業者もそれぞれ異なるとのことで、実際のところヨコの連携はないらしい。
そのため、「北京では人の入りがイマイチだったらしい」等の噂が事前に聞かれていた。

筆者、25日(土)まで日本出張だったこともあり、最終日の午後に会場に出向くことに。
正直なところ、この類のイベント集客には大きな期待を抱いていなかったが・・・



予想以上に繁盛していました!
嬉しい悲鳴というヤツですね。


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特に今回は日本を代表する大手企業がたくさん出展していましたので、そういった点が集客の決め手になったのかも知れませんね。







資生堂やアサヒビール、自動車のスズキ等々。。。

もっとも、こういったイベント、中国ではまだまだお祭り的な色彩が強いこともあって、行列が出来ているのは専ら試食、試飲のコーナーだったりする。





まぁ、これは日本も同じような傾向だから、万国共通ということで。。。


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自治体のPRブースも目立っていました。
九州などは一体となって観光や物産をPRしていましたし、大阪はUSJを全面に押し出したブースに。



我が故郷、北九州市の「シャボン玉石鹸」も出展していました!



最近は上海の消費者にも浸透してきたようで、大手の百貨店や高級スーパーで売られるようになってきました。この調子を維持してもらいたいものです。

ほかに人気だったのは、やはり「たこ焼き」。



この「くくる」というお店、上海万博の日本産業館で大繁盛していた店舗。
今回も大当たりだった様子。

イベントステージなどもあって、定期的にイベントが開催されていましたが、いつも満席でしたね。



もっとも、席の確保を巡って喧嘩が始まるあたりは、中国らしい光景かと。。。



入口付近には、本来の趣旨に沿う形で東日本大震災や日中国交正常化に関するパネルなどが展示されていました。





加えて、AKB48(板野友美ほか計3名)、初音ミク等のイベントもあり、文字どおり日本一色のイベントとして仕上がっていました。会場内では「ちんどん屋」が練り歩く姿も。



来場者を見渡すと、もちろん日本関係の方々も多かったようですが、それを割り引いてもここまで中国人が来場している日本関連のイベントは筆者にとって初めてでしたね。
開催前、最近の河村たかし名古屋市長による発言を危惧する向きもありましたが、この盛況ぶりを見る限り、とりあえずは心配する必要なしと言った感じかな。。。

何だかんだ言っても、まだまだ日本の製品や文化への憧れが残る中国市場。
一刻も早く戦略を明確にし、中国市場へのアプローチを具体的に進めることができれば・・・との思いを強くした一日でした。

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無錫旅情25周年イベントに参加して

2012-02-27 | 中国社会学

先週ずっと日本出張だったこともあって、ブログ更新がままならず・・・。
やっぱり日本に戻ったほうが忙しいので、その点はご容赦のほど。
今日から改めてバリバリ再開です!

今回は、その日本出張時の話題から。
2月20日(月)、東京で無錫市の関連イベントが開催された。
コレ、「無錫旅情」という演歌が発売されて25周年となることを記念したもの。
「無錫旅情」と言えば、「きーーみの知らーない、いーこくのまーちで・・・」で始まる尾形大作氏の歌ですね(若い人は知らないかな・・・)。
30代半ば以降の世代には馴染みのある曲だと思うが、これから25年も経ったと聞かされると、月日が経つのは本当に早いなぁ・・・と。

この「無錫旅情」、確かに日本人に対して無錫市の知名度を向上させるという面では絶大な効果を発揮したことは事実。
ウチのスタッフも「日本で働いていたとき、蘇州や杭州を知らない人は多いのに、無錫はほとんどの日本人が知っていることに違和感を覚えた」とのこと。
確かに都市の格から考えると、無錫のほうが下ですからね。。。

で、無錫市政府としても、この知名度を各種活動で活かさない手はないと思ったようで、ここ10年ほどの間、「無錫旅情キャンペーン」を展開してきた。
その内容は、企業誘致や産業交流、文化交流など非常に幅広く、この点では改めて中国人のしたたかさに舌を巻かざるを得ない。

そんなこんなで、今回は「無錫旅情25周年」、「無錫旅情キャンペーン10周年」、「日中国交正常化40周年」と、全部の周年事業を全て一緒にした感じ。

しかも、無錫市の中に位置する県レベルの4都市も合同でイベントを開催。
この県レベルの理解は難しいかも知れないが、簡単に言うと「大都市の中に存在する子分的な都市」といった感じ。


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では、どんなことをやっていたかと言うと・・・



これは宜興市が主催した企業誘致関連のイベント。
160名ほどが参加していた様子。
ほかにも・・・



IT関係の討論会など、様々な催しが展開されていたらしい。

そして、夕方になると・・・



お決まりの夕食会です!
中国は「食」無しには語れませんから。。。

もっとも、今回の夕食会、規模がハンパじゃなかったです。
会場内は、日中の関係者1,000名超で埋め尽くされることに。。。



筆者たち、当然ながら来賓として参加した(つもり)でしたが・・・、
受付で「リストの中に名前が無い」との回答。
うーん、いつもながらの中国的イヤな展開。
ただ、ここは宜興市関係者が登場し、事なきを得ることに。
おそらく主催者のほうでも、どこまで出席を促したのか、分からないんでしょうね。
一説によると、この1,000名超の会場に入りきれなかった招待客が500名近くいたとの情報もあり、ここまで来ると「あっぱれ」の一言?かと・・・。


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そして、いよいよ夕食会がスタート。
(と言っても、まだ食べられるというワケではなく)

記念映像の放映や日中両国のスピーチが延々と続き・・・、



顧問就任式やプロジェクト調印式なども延々と続き・・・



最後に鏡開きでようやく宴会がスタート。
ここに至るまで、約2時間。。。
筆者にとって、最長記録でした(おそらく破られることはないでしょう)。

しかも、筆者、別の会合を7時半から予定していたので、食事スタートとともに会場を去ることに。
冷静に考えると、何のためにこんなに無理して会場入りしたのか・・・と。

それにしても、これだけの規模のイベントを開催するには相当な経費がかかるのは必至。
これを平気でやってしまうところに中国の恐ろしさがある。
日本では絶対に「無駄遣い」の批判を受けるに決まっていますから。

ただ、規模の問題は別にして、こうしたイベント開催を通じて、改めて「無錫」という街を再認識することも事実。
とかく縮小均衡思考が強まる日本ではあるが、日本の地方都市もこうした手法の中から見習うべき面もありそうだ。

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日本の家電メーカーの現状を再考する

2012-02-19 | 中国ビジネス

最近、日本の家電メーカーの不調が叫ばれている。
エコポイントの終了や震災、タイの洪水など、様々な負の要因があったにせよ、その落ち込みぶりは一般市民の想像を超えるものだった。
日本のハイテクのシンボルとも思われていたSONYは、4期連続の最終赤字が確実視される状況にあるし、その他のメーカーを見ても、合理化や部門売却などリストラの話題一色となっている。

こうした原因はどこにあるのだろうか・・・?
筆者は、以前ブログでも言及したとおり、実家が家電販売店だったこともあり、家電の歴史には少々うるさいと自負している。
日本の家電の強み、それはまさに「かゆいところに手が届く新技術」と「値ごろ感のある価格でありながら、機能面で他国製品を圧倒する」という2点にあったと考えている。

では、この2点、もはや失われてしまったのか?というと、そういうワケではなさそうだ。
いや、正確に言うならば、「国内では」失われていないようだ。


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確かに日本で暮らしていると、こうしたジワリジワリとした変化はなかなか感じ難いだろう。
例えば技術革新にしても、様々な新商品がシーズンごとに登場するし、そのたびに高機能になっていくのは、日本の常だからである。
しかし、この技術革新、本当に「革新」と呼べるほどのものか・・・?というと、ここは大いに議論があるところ。
消費者目線で見ると、「ここまで高機能でなくても・・・」という商品も少なくないのではないだろうか。。。端的に言うと、開発側の思考と消費者のニーズにズレが生まれているのでは・・・と感じざるを得ないことも多い。

また、長期低迷が続く日本経済にあって、「機能よりも価格」を優先する購買層が徐々に増えているのも否定できない。
しかし、こうしたニーズに応えているのは、日本のメーカーなのか?
現状は、中国や韓国のメーカーに取って代わられたと言えそうだ。
新入学、新生活を控えたこの2月、家電量販店のテレビCMでは恒例の「新生活家電セット」が売り出されている。
ここでの変化、皆さんお気づきになられましたか・・・?

そう、冷蔵庫や洗濯機は「中国ハイアール製」が幅を利かせているんですね。
ハイアールと言えば、SANYOブランドを買収して、日本にも逆攻勢をかけると言われているメーカー。
以前、このSANYOと組んで日本市場攻略を試みたが、そのときは時期尚早ということもあって失敗に終わったものの、今回は簡単に失敗するようにも思えない。あのときと比較すると、圧倒的に資金力をつけているし、日本で馴染みのあるSANYOブランドを手中に収めているので。。。


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こうした動き、中長期的にみると「非常に危ない兆候」と筆者は見ている。
なぜなら、消費者心理に立つと、新入学には大きなお金が必要で、生活関連の出費はなるべく抑えたいのが親の本音。しかも、当面4年間使えれば・・・という感覚でこうした中国製を選択する可能性は大いにある。
この製品を使用するのは、新入学生諸君。無論、親から与えられるものなので、子供のほうから「中国製はイヤだ」なんて言いにくい。
しかし、使ってみると、そんなに不具合もない。4年間、大した故障もなく、後輩にも譲ることが出来たとすると、結果的に「中国製も日本製と大差ない」と感じてしまう可能性が高いだろう。
こうした若者達が、新居を購入するような年代になったとき、いまの30代、40代が持っているブランド意識と大きな変化が見られるであろうことは想像するに難くない。
このような「ボリュームゾーンからの浸透」は、高度成長期の日本の輸出戦略だっただけに、その威力は計り知れないと思われる。

次に「値ごろ感のある価格でありながら、機能面で他国製品を圧倒する」という点も、「日本市場では当てはまる」というのが現状だろう。
筆者の生活する上海でも「中国の消費者感覚」に当てはめて上記の原則を満たす日本メーカーは残念ながらほとんどない。
これもよく言われることだが、大陸の消費者は日本ほど多機能に拘りがなく、「価格と品質のバランス」で購入する傾向が強いからだ。
では、この品質、どこで判断するかと言えば、やはり「ブランド」。
ということで、中国メーカーは「いかにしてトップブランドに上り詰めるか」を主眼に戦略を練っていくという手法がほとんど。
そのためには「量」を売る必要があり、必然的に「中低価格帯」をドンドン狙ってくることになる。

こうした手法、何がいいか・・・というと、一番売れている価格帯の商品における消費者のニーズが具体的にピックアップできることだろう。
家電製品というのは不思議なもので、「製品の成長」と「消費者及びそのライフスタイルの成長」は相関関係にある。
お互いのキャッチボールの中で少しずつ製品が磨かれ、少しずつライフスタイルが進化していき、結果として高機能な製品が生み出されていくというサイクルが本来最も自然なサイクルなのだ。
筆者が幼い頃、店頭で眼にしてきた光景も、まさにこういった「製品と顧客の会話」のようなものだった気がする。

いま、この中国だけを見ても、ボリュームゾーンの商品を真剣に手掛けている家電メーカーは本当に少ない。
筆者が見る限り、日本と同じ形で総合的に製品を供給しているのはパナソニックくらいのもので、空調分野ではダイキンが奮闘しているというくらいの話だ。



このボリュームゾーンの開拓というのは、「言うは易し、行うは難し」であることは十分理解できる。
しかし、このアクションなくして、中長期的な発展はないのでは・・・と思われてならない。
日本を代表する産業分野である家電業界だけに、今一度フロンティア精神を発揮してもらいたいと願うのは、筆者だけではないだろう。

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【上海定番グルメ】巴国布衣(四川料理)

2012-02-15 | グルメ
駐在員にとって、必要不可欠なもの。
それは来訪者の満足を満たすような飲食店の知識もそのひとつ。
出張とは言え、「食」と「住」は生活の重要な要素ですからね。
このふたつの部分で不満があると、その都市のイメージは相当低下します。
よって、結構気を付けたほうがいいです。。。

ということで、今回は定番の食事スポットを紹介。
そのお店は・・・





巴国布衣。四川料理のお店です。
ある程度、上海に駐在した方なら一度は行ってことがあるのではないでしょうか?その理由については、のちほど詳しく。
上海市内のお店は、定西路店、水城路店、浦東店の3店舗。
浦東店はあまりお薦めではありません(この理由も後ほど)。

筆者がいつも行くお店は定西路店。
2階建て構造になっていて、個室も完備。
全部で200~300人を収容できると思います。
地元では結婚披露宴でも利用されているようです。

四川料理ということで、当然ながら辛い料理がメイン。
その一例を紹介していきたいと思います。


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まず前菜系。



これは白肉と言って、茹でた豚ときゅうりに刻んだレタスを巻いて、辛味のあるタレに付けて召し上がります。
思ったほど辛すぎず、なかなか美味です。



これは、ピーナッツ(酢漬け)とほうれん草の炒め。
特にピーナッツは酢が強すぎず、おつまみとしてGoodです。



かぼちゃと豚スペアリブの煮込み。
かぼちゃが丸ごと使われていて、かなり甘いです。
四川料理と言っても、辛くない料理もありますので、子供連れでも大丈夫かと・・・。



定番メニュー、辣子鶏。
見るからに辛そうですが、意外なほどそこまで辛くないです。
どちらかと言うと、スパイシーといった感じ。
勿論、唐辛子を食べるのは避けるべきです。。。



こちらもお馴染み、麻婆豆腐。
四川特有の「麻(山椒)」が効いていて、好きな人はコレばかり食べています。
辛さが気になる方は、玉子チャーハンを同時に頼むと辛さが和らいでGoodです。


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そして、この店の最大の売りは・・・



変面のショーです!
軽快な音楽に乗って、踊りを交えつつ、次々に面を変えていきます。



途中、階段を下りて、観客の近くまで来ますが、さながらウルトラマン並みの人気で記念撮影のオンパレードです。
また、観客のすぐ目の前でも変面してくれます。



近くで見ても、どういう原理なのか、判別がつきません。
なんでも、この極意は門外不出とのことで、絶対に外部に漏れないようになっているようです。この掟を縛っている原則のほうが気になるような・・・。
ちなみに、浦東店以外は同一人物がショーを行います。
浦東店のほうは、別の人なので、こちらほど盛り上がりません。。。

お店の料理も美味しい割に、料金は1皿15~50元のものが多く、非常にリーズナブル。しかも、変面のショーも料金は無し。

まだ行かれていない方、お時間を見つけてお出かけしてみては・・・?

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