CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

風見鶏の舘(旧トーマス邸)内覧記 on 2018-3-6

2018年03月22日 05時21分29秒 | 神戸情報
2018年3月6日、風見鶏の舘(旧トーマス邸)の内部を観てきましたので
写真紹介します。

風見鶏の舘(旧トーマス邸)の基本情報

住所:神戸市中央区北野町3丁目13番3号 問い合わせ:078-242-3223
所有者:神戸市
設計者:ドイツ人 G.デ.ラランデ 
竣工:明治42年(1906) クリステル夫人が神戸市に建築届を提出
国指定の重要文化財(建造物):指定番号は第02049号、昭和53年(1978)1月21日
構造及び規模:木造2階建、外壁レンガ張、寄棟造、スレート葺、塔屋付、
       1階 230.14㎡ 2階 230.60㎡ 
           合計891.03㎡(含地階、屋根裏430.29㎡)
入館料:大人500円  開館時間:9:00~18:00 休館日:6月、2月の第3木曜日
敷地:607.3㎡



公式サイト:http://www.kobe-kazamidori.com/kazamidori/

The Wheathercock House are built on top of
the steeple is the symbol of Kobe Kitano.
Adress:3-13-3 Kitanocho Chuo-ku Kobe city,Japan
TEL:078-242-3223
Entrance fee:300yen
Open time:9:00-18:00
This house built in 1909 as for a german marchant
Mr.G.Thomas's private house.



1階

応接間





トーマス夫人のサロンとして使用されていました。
豪華な三段カーテンは光の調節にも上手く利用されていたようです。
暖炉は居間と背中合わせになっていて煙突が1つですむように工夫されています。

居間

フロア18畳とステップフロア6畳を合わせた24畳の間



ダイニングルーム






書斎


ホールと階段




1階平面図



2階

ホール

ビリヤード専用の照明が今も残されています。

子供部屋






朝食の間


客用寝室



ベランダ


下の写真は2階ベランダより外の景色


2階平面図


下の写真はひょうご住宅百選の証明パネル


下の2枚の写真は風見鶏の舘(旧トーマス邸)の現地説明板




下の2枚の写真は風見鶏の入館料詳細と萌黄の舘との割引セット券の案内




下の写真は明治2年(1869)北野天満宮から観た神戸の町並み
生田の森と競馬場が目立つくらいで畑が広がる地であったことが判ります
北野村の人口は200人ほどだったそうです。


下の写真は明治5年(1872)8月の摂州神戸山手取開図の部分図でこの頃すでに
外国人が居住していたことが判ります。
上述の生田の森や競馬場も掲載されています。
慶応3年(1867)12月7日(新暦換算1868年1月1日)に兵庫が開港されたことにより
近隣の神戸村に外国人居留地が設定されました。明治時代半ばになると居留地に住む外国人
達は居留地からもほど近く風光明媚な高台である北野の地に注目し次々と洋館を建てて
ゆきました。日本の政治家や財界人のなかにもこの北野周辺地域に洋風・和風の邸宅を
建てる人が増えたため、北野・山本通地区は異国情緒が漂う住宅地として発展してゆきました。
また昭和52年(1977)10月、NHK連続テレビ小説「風見鶏」(平均視聴率38.3%)の
放映の影響もありこの北野・山本通地区に異人館ブームが起こり、全国から多くの観光客
が押し寄せるようになった。


下の2枚の写真はトーマス家の人々
1人娘のエルゼ・カルボーさんは過去に何回か風見鶏の舘を訪問されたそうです。




最後に風見鶏の舘(旧トーマス邸)の外観写真を添付しておきます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« JR西日本 鷹取駅 生け花の... | トップ | 神戸・新開地に建設中の「喜... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神戸情報」カテゴリの最新記事