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ラジオを日本で初めてつくったシャープの創業者 早川徳次氏

2024年01月10日 04時50分31秒 | Weblog
シャープは昔、早川電機と呼ばれていたことを記憶しています。

大正12年(1923)の関東大震災でシャ-プペンシル工場をを失った早川徳次氏は、
ラジオによる再興を決意。NHKによるラジオ放送が始まる前にアメリカ製ラジオを入手し
試行錯誤の末に大正14年(1925)、国産初の鉱石ラジオ受信機を完成させました。
尚、日本初のラジオ放送開始はNHKの前身・社団法人東京放送局が大正14年(1925)年3月22日。
3月22日は上記事象から「放送記念日」に制定されています。  
家庭では鉱石式ラジオのレシーバーを耳に当てて聞いた。
聴取料は1カ月1円、契約数3500台。
 

上の写真は国産第1号の鉱石ラジオ受信機
出典:日本図書センター「日本人」はじめて百科④産業・技術をうみだした人(2008)Page42
シャープの創業者の早川徳次氏は真空管式など種々のラジオを世に送り出しています。
ただ真空管は高価であり、鉛バッテリーや乾電池を使う必要があったので、
初期購入費用の他に日常の維持も大変な手間と費用がかかりました。
一方、鉱石ラジオは真空管式に較べて安価で高性能であったので 人気商品となっています。
真空管製造で圧倒的なシェアーを持つ東京電気(現東芝)は次々に安価で高性能の真空管を
開発し、昭和4年(1929)頃から真空管式がラジオを主流となっていきます。



上の写真は戦後、昭和30年(1955)東京通信工業(現在のソニー)が開発し発売した
トランジスターラジオ「TR-55」。
出典:日本図書センター「日本人」はじめて百科④産業・技術をうみだした人(2008)Page42
ソニーはその後、TR-55より小型のTR-63を昭和32年(1957)より発売、海外にも輸出された。
上の写真はシャープ創業者の早川徳次氏
出典:日本図書センター「日本人」はじめて百科④産業・技術をうみだした人(2008)Page42


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シャープミュージアムの公式サイトにリンクして筆を置きます
 シャープミュージアム (jp.sharp)



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