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CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

今年の漢字は「税」

2023年12月12日 17時41分12秒 | Gooニュース
2023年12月12日の14時頃、清水寺で恒例の今年の漢字が発表されました。
今年の漢字は「」に決まりました。日本漢字能力検定協会が集計。
揮毫されたのは清水寺貫主の森清範翁

上の写真は2023年の「今年の漢字」の発表風景と2位以下の漢字
出典:10ch 読売テレビ ミヤネ屋

1995年以降の「今年の漢字」

1995年   2位 乱  3位 災
1996年   2位 菌  3位 汚
1997年   2位 破  3位 金
1998年   2位 不  3位 乱
1999年   2位 乱  3位 核
2000年   2位 乱  3位 新
2001年   2位 狂  3位 乱
2002年   2位 北  3位 拉
2003年   2位 戦  3位 乱
2004年   2位 韓  3位 震
2005年   2位 改  3位 郵
2006年   2位 悠  3位 生
2007年   2位 食  3位 嘘
2008年   2位 金  3位 落
2009年   2位 薬  3位 政
2010年   2位 中  3位 不
2011年   2位 災  3位 震
2012年   2位 輪  3位 島
2013年   2位 薬  3位 倍
2014年   2位 熱  3位 嘘
2015年   2位 爆  3位 戦
2016年   2位 選  3位 変
2017年   2位 政  3位 不
2018年   2位 平  3位 終
2019年   2位 新   3位 和
2020年   2位 禍  3位 病
2021年   2位 輪  3位 楽
2022年    2位  安  3位 楽

2023年「今年の漢字」は「税」 2位には「暑」 3位には「戦」4位は「虎」|TBS NEWS DIG  

報道例

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佐賀県の吉野ヶ里遺跡「謎のエリア」で"国内最古級の鋳型"など3点が新たに発見

2023年12月06日 05時50分32秒 | Gooニュース
標題のニュースについては12月5日に報道各機関が大きく報道しました。




報道内容の概略は以下のとおり。
佐賀県は12月4日、これまで手付かずだった吉野ケ里遺跡(吉野ケ里町、神埼市)の
「謎のエリア」と呼ばれる日吉神社跡での発掘調査で、今年4月の石棺墓に続き、
9~10月に発掘調査された結果、国内最古級とみられる弥生時代中期前半(紀元前2世紀ごろ)の
蛇紋岩でできた青銅器鋳造用の鋳型など3点が見つかったと発表した。
佐賀県によると、出土したのは9月6日~10月9日。蛇紋岩や石英斑岩で作られた鋳型の一部と、溶かした金属を入れる取瓶(とりべ)か「るつぼ」とみられる土器(長さ6センチ、幅6センチ、厚さ2・6センチ)の3点が出土した。
上の写真が青銅器の鋳型など3点です。出典:NHK総合テレビ12/5のNews

上記写真の1番左の遺物は蛇紋岩の鋳型(長さ9cm、幅4.6cm、厚さ1.6cm)は
片面が銅剣用で、反対側は銅矛用になっていた。両面鋳型
中央の遺物は石英斑岩の鋳型(長さ8.8cm、幅6.5cm、厚さ2.8cm)は、銅剣用の片面鋳型。
1番右は溶かした金属を入れる取瓶(とりべ)か坩堝(るつぼ)とみられる
土器(長さ6cm、幅6cm、厚さ2.6cm)
吉野ケ里遺跡ではこれまでに同様の青銅器用鋳型の出土が7例あるが全て石英斑岩で、
蛇紋岩は初という。当時、青銅器鋳造の先進地だった朝鮮半島では滑石を使っており、
よく似た石材として、蛇紋岩を求めたとみられる。いずれも今年4月に発見された石棺墓の北西約5メートルから南南西約10メートルの範囲で出土した。

県の文化財保護・活用室の白木原宜室長は「掘れば掘るだけ出てくる。
謎のエリアにふさわしい」と話した。(上の写真)
出典:NHK総合テレビ12/5のNews NHKプラスで視聴

謎のエリアの発掘調査は2022年度に開始され残りの発掘作業は来年2月の完了を目指す。
県は、12月7~22日に吉野ケ里歴史公園内の展示室で今回の出土品を一般公開する予定。

吉野ケ里遺跡に詳しい考古学者・高島忠平氏の話 蛇紋岩は、石英斑岩より古い時代の鋳型石材の特徴であり、朝鮮半島から直接伝えられた可能性がある。当時の最先端技術を導入し、吉野ケ里遺跡が日本の青銅器製造の拠点であったことをさらに意義付けた。青銅器文化が伝わった経緯や九州北部と朝鮮半島の関係性、クニと呼ばれる組織ができた経緯を解明する出発点になる。遺跡内の「謎のエリア」の竪穴建物跡が青銅器製造拠点の工房だった可能性も出てきた。

吉野ケ里遺跡については下記ブログで書いています。
 発掘調査のウラ側 吉野ケ里遺跡バックヤードツアー、卑弥呼の関する資料及び発掘調査のニュース - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp) 

吉野ケ里遺跡に近い地元の報道機関が報道したYoutube動画にGooで共有させていただきました。
サガテレビ
吉野ヶ里遺跡「謎のエリア」で"国内最古級の鋳型"など新たに発見【佐賀県】 (23/12/04 18:40)

FBS 福岡放送ニュース
「極めて大きな発見」“謎のエリア”で青銅器の鋳型など発見 佐賀・吉野ヶ里遺跡

RKB毎日放送ニュース
国内最古級か 吉野ヶ里遺跡の「謎のエリア」で見つかった出土品を一般公開
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大阪府枚方市「禁野本町遺跡」で12m幅の「道路跡」見つかる

2023年12月05日 05時20分29秒 | Gooニュース
2023年12月4日の7時前、NHK総合テレビ NHKニュース おはよう日本で表題の見出しで
枚方市「禁野本町遺跡」で「道路跡」がみつかったとの報道がありました。
報道で紹介された写真を利用させてもらい発掘調査の概要を纏めました。
特記していないかぎり上記番組からの引用写真です。
今回の禁野本町遺跡発掘調査は第139次で2023年9月1日から10月10日に実施されました。
発掘調査の詳細は下記サイトでプレスリリースされています。
現地説明会は9月30日に実施されています。
またNHKの報道内容の詳細は下記サイトに記載されています。


上の写真は発掘調査地(中央の下方)付近を北側から南に向けて撮影されたものです。
発掘調査は住宅開発に先立ち9月1日~10月10日に実施。
現在は住宅工事中。開発地(約 1,700 ㎡)内の2カ所で調査(北側の調査区:158㎡、
南側の調査区:59㎡、合計:217㎡)を実施されました。
両調査区で奈良時代後半~平安時代初期の南北街路の路面(検出長約2m)と
西側溝(最大幅3m、深さ 20cm)を発見。これまでの調査で、この街路の北延長部などが
見つかっていたが、今回の発見で百済寺跡北門まで繋がって造られている
確実性がより高まった。
全体像を理解するために発掘調査地点付近の広域図を添付します。(下の写真)

調査地の場所を周辺をみるために調査地の近くの枚方市立明倫小学校(枚方市中宮西之町10-6)
のGoogleマップを添付しておきます。



上の写真は発掘調査地点の拡大版
禁野本町遺跡は7世紀後半に滅んだ朝鮮半島の古代国家「百済」の王族の末裔である
百済王氏が築いたと推定される古代都市の中心部で今回調査で南北街路の路面と西側溝が見つかった。
百済王氏の読み方はくだらのこにきしうじ
百済王氏は、平安京を築いた桓武天皇を支えた渡来系の有力氏族。
発見された路面と西側溝は奈良時代後半~平安時代初期(8世紀後半~9世紀前半頃)のもので、
この南北街路は遺跡の南側にある百済寺北門跡からほぼ真北へ延びていた平安京の朱雀大路に
当たるこの街のメインストリートの一部となります。
これまでの138回の調査で、この街路の北延長部や直交する東西街路の一部も確認されており、
平安京や平城京と同様に碁盤目状の方形街区の都市があったと指摘されてきたが、今回の発見で
その存在をより明瞭に裏付けられた。
百済王氏の都市が方形街区で整備されたことは同氏と桓武天皇の関係の深さが窺い知れる。
また、桓武天皇は母親(高野新笠)が百済系氏族の「和氏(やまとし)」出身だったこともあり、
「百済王らは朕の外戚」と言うほど信頼を寄せていた。文献には桓武天皇がたびたび
枚方がある交野郡で鷹狩りや天神を祭る儀式を行った記録が残されている。


関連年表:
・660年、百済の役
  水城跡は百済の役の後、日本を守るために築かれた城砦です。
  水を貯えた濠と土塁とからなっており、今も長さ1.2kmもの巨大な土塁が存在
・663年、白村江の戦いで唐・新羅連合軍に倭軍は大敗
 
関連事項として倭国が唐・新羅連合軍の進軍に備えて造った古代山城の分布図を添付。(下の写真)

白山江で大敗した日本の各地に百済からの避難した人達により多くの山城が建設された


上の写真の中央部の褐色帯がメインストリート12mのうち検出された2m幅の道路跡
道路跡の左側は道路の側溝になります。

上の写真は北側のトレンチで掘立柱の建物跡も見つかっています。
上の写真は枚方市文化財課の井戸竜太さんのコメントの字幕が書かれた場面

禁野本町遺跡の南側にある百済寺跡 についてGoogle 地図で現況を調べてみました。(下の写真)

百済寺跡(中宮西之町1)は国指定の特別史跡。現況は公園として整備されています。
百済寺は朝鮮半島南西部の古代国家「百済」の王族の末裔である百済王氏の氏寺。
伽藍配置は薬師寺や東大寺と同じ「2塔1金堂式」である。
更に背後には講堂や食堂があったと推定されています。

百済王氏の敬福(697-766)が奈良時代中頃に陸奥守となり、同国で発見した黄金を
東大寺大仏の鍍金用として聖武天皇へ献上しました。そのことにより、交野の地を賜り、
一族が大阪の上町台地に位置する摂津国百済郡(せっつのくにくだらこおり)から
移住したとするのが有力な通説となっています。
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近畿地方で「木枯らし1号」 昨年と比べ2日早い

2023年11月12日 04時25分24秒 | Gooニュース
大阪管区気象台は2023年11月11日、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表した。
札幌など北海道と青森等では初雪が観測されたとのニュースも報じられています。
昨年(2022)年の近畿地方・木枯らし1号は11月13日でした。

いよいよ、冬本番の季節となります。
因みに11月12日~16日は日本の七十二候第五十六候
 「地始めて凍る(ちはじめてこおる)」です。

この時期に神社各社では七五三が行われます。

益々、寒くなる中、コロナとインフルエンザを同時に発病する事例も報告されています
ご用心ください。




上の3枚の写真は2023年11月11日(土)11時45分から4chMBSテレビで報道のニュースよりです。

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月探査の「スリム」を載せたH-2Aロケットの打ち上げ成功 on 2023-9-7

2023年09月08日 04時18分25秒 | Gooニュース
2023年9月7日8時42分、月探査の「スリム」を載せたH-2Aロケット47号機が
種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 より無事、打ち上げられました。

「H2A」ロケットをめぐっては、今年3月に新たな主力ロケット「H3」の初号機が
打ち上げに失敗し影響が懸念されていましたが、JAXAは共通する部品の検査を
強化するなど対策を講じてきました。

今回の成功で三菱重工業株式会社、JAXAなどの関係スタッフは安堵したと思います。

「H2A」ロケットは打ち上げ能力を強化した「H2B」も含めると、成功率98%と
世界的にも高い水準を誇っています。


打ち上げの様子を当日、NHK総合テレビの10時のニュースで視聴しましたので写真紹介します。
NHKプラスで視聴


午前9時前に天体観測衛星「XRISM]切り離し
午前9時半頃、月探査機「SLIM]の切り離しに成功しました

3-4か月後、月の軌道を周回する予定で、月探査機「スリム」は6か月後に月着陸を
目指す予定です。(成功すれば、旧ソ連、米国、中国、インドに次いで5か国目となります)


上の写真は打ち上げ成功を喜ぶスタッフ

関連ブログ


上の写真は小型月着陸実証機 SLIM(スリム)の外観
出典:2023年7月23日(日)23:30からのNHKEテレ「サイエンスZERO」 


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インド、初の太陽観測衛星打ち上げ=サミット前、宇宙大国アピール

2023年09月04日 17時11分37秒 | Gooニュース


インド宇宙研究機構(ISRO)は2023年9月2日、同国初の太陽観測衛星「アディティヤL1」を南部スリハリコタの
宇宙センターから打ち上げた。軌道投入に成功し、約4カ月
かけて地球から約150万キロ離れた宇宙空間の観測域に向かう


アディティヤL1は太陽上層のコロナ(超高温の大気)や
「フレア」と呼ばれる表面の爆発現象の観測を担い、
フレアによる地球磁場の乱れなどの予測に役立てる。
地球と月の約4倍の距離にある観測域は月に遮られず観測できる
利点がある。


各種報道機関の記事にリンクさせていただきます。
Aditya-L1: India successfully launches its first mission of the Sun (aol.com)





 
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月探査機「スリム(SLIM)」の打ち上げは8月28日(月)9時26分の予定(改訂版)  延期となりました

2023年08月28日 13時37分53秒 | Gooニュース
月探査機「スリム(SLIM)」が8月26日打ち上げ予定で作業が進められていましたが、
2度ほど延期のメッセージが出されたが、現在(8/27の11時45分)のところ8月28日(月)
9時26分に打ち上げの予定になっています。

今回は風が強く打ち上げ延期となりました。
今後の打ち上げ予定は未定。
H2Aロケット打ち上げ中止 「風が強い」条件整わず延期(2023年8月28日)
ANNニュース Gooで共有させていただきました。

種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 よりH-IIAロケット47号機で打ち上げ予定。
三菱重工業によりますと、打ち上げ延期の理由は発射場周辺の上空で雷の発生が予想され、
機体や搭載している探査機などに影響が出るおそれがあるということです。

打ち上げ後、順調に月面着陸に成功すれば、旧ソ連・アメリカ・中国・インドに次いで
5カ国目となります。

「H2A」ロケットをめぐっては、今年3月に新たな主力ロケット「H3」の初号機が
打ち上げに失敗し影響が懸念されていましたが、JAXAは共通する部品の検査を
強化するなど対策を講じてきました。

「H2A」ロケットは打ち上げ能力を強化した「H2B」も含めると、成功率98%と
世界的にも高い水準を誇っていて、「H3」の打ち上げ失敗以降、初めてとなる大型ロケットの打ち上げが注目されています。

関連ブログ


上の写真は小型月着陸実証機 SLIM(スリム)の外観
出典:2023年7月23日(日)23:30からのNHKEテレ「サイエンスZERO」 
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祝 金メダル 女子やり投げ 北口榛花(はるか)選手

2023年08月26日 09時33分18秒 | Gooニュース
陸上 世界選手権 第7日ブダペスト(ハンガリー)25日現地時間女子やり投げ決勝で、
北口榛花(JAL)が金メダルに輝きました。
私は4chのMBSテレビの実況中継で8月26日4時40分頃、その時の様子を視聴しました。
上記番組より写真で紹介します。

上の写真は優勝が決まって日の丸を背負って興奮気味の北口榛花(はるか)選手
記録は66m73cm 6投目(最終投てき)での逆転優勝
上の写真は6投目を終わって喜ぶ北口榛花選手
1投目から6投目までの記録が掲載されています。
5投目まででは4位の状態でした。
上の写真は金銀銅メダルの選手揃い組
2位(銀)はF.D.ルイスフルタド65m47
3位(銅)はM.リトル63m38

上の写真は優勝インタビューでの北口榛花選手
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インドの無人探査機「チャンドラヤーン3」が月の南極付近に世界で初めて着陸成功

2023年08月25日 04時52分14秒 | Gooニュース
インドの無人探査機「チャンドラヤーン3号」が8月23日午後9時33分、月面着陸に
成功しました。 探査機の月面着陸は、旧ソ連・アメリカ・中国に次いで4カ国目。
2019年、月面に衝突した2号の失敗を経ての再チャレンジ成功です。
チャンドラヤーン3号は今年7月14日、インドの南部スリハリコタの宇宙センターから
打ち上げられ、8月5日より月周回軌道に侵入していました。
月の南極付近には水が存在すると考えられており、水を利用した月での生活も
将来、実現するのではと考えられています。

日本もインドと共同で、月の水資源を探査する計画「LUPEX」を進めていて、今回の成功によって日本の月探査にも弾みがつくことになります。

Gooブログでインドの無人探査機「チャンドラヤーン3号」が月面着陸に成功
とのNewsを纏められている方がおられましたのでリンクさせていただきました。

ロシアも8月20日に無人探査機を着陸させる予定でしたが、こちらは制御不能となり、
月面に衝突しています。

日本の月面着陸トライアル
日本でも過去2回トライアルしているものの失敗しています。

過去2回トライアルの詳細は下記のとおりです。
トライアル1
2022年11月22日未明にかけて計画していた月面着陸失敗 By JAXA。
日本初の月面着陸を目指す無人探査機「OMOTENASHI」(オモテナシ)について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、地上との通信が安定しない状況が改善されないことから2022年11月22日未明にかけて計画していた月面着陸への挑戦を断念したと発表しました。
米国の超大型ロケットSLS初号機に試験的に搭載された、JAXAの月面着陸機「OMOTENASHI(オモテナシ)」。10センチ角のキューブ6個分、スーツケース程度の大きさという超小型サイズながら、小さなエンジンの噴射で着陸時の加速を弱める"セミハードランディング"という方式を目指し、どこまで月の重力を制することができるかチャレンジした。しかし、残念ながらロケットからの分離の問題で、月の軌道までたどり着くことはできなかった。
 NHKの詳細報道にリンクさせていただきました。
 「OMOTENASHI」日本初の無人探査機の月面着陸断念 JAXA | NHK | 宇宙 


トライアル2
2023年4月26日、民間会社ispace(アイスペース)社がトライするも失敗。
 2機目は記憶に新しい、日本初の民間月探査を目指すispace(アイスペース)の初着陸ミッションだ。こちらはメインとサブ、2種類のエンジンを逆噴射して月の重力による加速を制御しながら、まっすぐ月面に直立するように降りる方式だ。
 4月26日に初着陸に挑戦したが、失敗。報告によれば、事前の飛行計画の中に、クレーターの内側に入った際の急激な高度の変化が織り込まれていなかったことが原因と考えられている。フライトコンピューターが高度情報を"誤っている"と結論づけてしまったため、実際よりも数km以上高いポイントからエンジン噴射を開始。余裕だったはずの推進剤も途中で尽きてしまい、ハードランディングしてしまったようだ。

日本の3回目トライアル
小型月着陸実証機(SLIM)は、H-IIAロケット47号機に搭載され 2023年8月26日(土)
午前9時34分57秒 、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場から打ち上げられる予定です。
月への着陸トライアルはそれより1か月後以降になると思います。
詳しくは下記ブログで書いています。

日テレNewsのYoutube 動画
日テレNewsのYoutube動画にGooで共有させていただきました。

【インド探査機】“月の南極”へ着陸成功 世界初 日テレNews

月面着陸をめぐる経過
1959年9月
  旧ソビエトが世界初の月探査機ルナ2号を打ち上げ 月面に衝突
1966年2月
  旧ソ連のルナ9号が世界初の月面着陸
   6月
  米国のサーベイヤー1号が月面着陸
1969年7月
  アメリカがアポロ11号が月面着陸を成功させています。
  月面の石を地球に持ち帰る
2013年12月
  中国の嫦娥3号が月面着陸
2019年1月
  中国の嫦娥4号が月の裏側に着陸を成功させています
2020年
  中国は月の土壌を持ち帰ることに成功しています

これまで月面着陸に挑戦し、無事に着陸することができたのはソ連、米国、中国と
今回のインドの4ヶ国だけです。
2019年にはイスラエルの探査機「べレシート」とインドの「チャンドラヤーン2」が
月着陸に挑んだが、成功しなかった。月の重力を制御して安全に着陸するということは、
決してたやすいことではない。

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月探査機「スリム」、8月26日打ち上げ 日本初の月面着陸へ

2023年08月20日 16時47分54秒 | Gooニュース
月探査機「スリム(SLIM)」が8月26日打ち上げ予定で作業が進められています。
成功すれば日本初の月面着陸となります。

三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月11日、日本初の月面着陸を目指す
無人小型探査機「SLIM(スリム)」などを載せたH2Aロケット47号機を、
8月26日午前9時34分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表しました。
当初は5月ごろの打ち上げを目指していたが、3月のH3ロケット初号機失敗などで
計画が遅れていました。
SLIMはSmart Lander for Investigating Moonの略

NHKの報道:

8月26日(土)の発射予定は気象条件や諸事情で下記期間に延期される可能性があります。
 2023年8月27日(日)~2023年9月15日(金) 

今週(8/21~8/27)には各報道機関から詳しい報道があると思われます。

鹿児島ニュース KTSのYoutube動画にGooで共有させていただきました。
月面へのピンポイント着陸を目指す!小型月着陸実証機「SLIM」公開 鹿児島・種子島宇宙センター (23/06/05 20:40)

過去の失敗例やスリム(SLIM)の概要については小生も下記ブログ(Gooブログ)で
記事を書いています。

上記Gooブログで掲載したスリム(SLIM)の写真を再掲載します。


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