愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

神に仕えるとは?

2007-11-10 20:18:38 | 気になるあの人
 うちの旦那の叔父さんに「修道士」の人が1人います。

 あと、叔母にあたる人にシスターの人が2人います。

 その叔父さん、叔母さんとも皆、今では70過ぎの老齢です。

 長崎のカトリックの家系の全てがそうではないと思いますが、

 兄弟の中から、一人は聖職者を出すことが、ステイタスだった時代があったようです。

 その犠牲を被ったのが、その叔父と、その叔母だったのだと思います。

 昨年、その叔父の所属していた修道院が閉鎖の憂き目に遭いました。

 きっとカトリックも信者不足で、財政難なのだと思います。

 また、この時代に、神父やシスターになる人材も激減し、

 神父やシスターも海外の方の協力を得ている状況です。

 神に仕える…とは一体何なんでしょう?

 
 私は、この叔父と叔母に会うたびに複雑な思いに駆られます。

 13くらいで、修道院に入り、一生禁欲の人生を送ります。

 神に仕える事が本当に幸せだったのか…

 この人たちの人生は一体何だったのか…

 そんな事を思うと、ふと虚しくなって、

 何だか、こちらが辛くなる時があります。


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やさしい姉弟

2007-11-10 19:23:15 | 人生
 私が小学5年の時、転校生だった友達と公園で遊んでいた時に、

 仲良くなった在日の姉弟がいました。

 お姉ちゃんの方は私達と同い年でした。弟の方は小学3年くらいでした。

 姉弟とも、穏やかで優しそうな子たちでした。

 でも、いつも姉弟2人きりで、ひっそりと遊んでいました。

 そんな中、彼女の方から声を掛けてきてくれたと思います。

 「朝鮮学校にいってるの」と少し淋しそうに彼女は言いました。

 私はそんなの全然関係ないと思いました。

 彼女はとても温かで素直そうな女の子でしたから、この子だったら友達になれそうだと思いました。

 でも、いつまでも一緒にはいられませんでした。

 その公園以外では、彼女たちと逢う事はありませんでした。

 公園での出来事で、一番印象に残ってるのは、

 私たちが一緒にブランコを漕いでる時、どこからともなく、

 一歳くらいの赤ちゃんが、そのブランコを漕いでる弟の目の前に、

 いきなりヒョコヒョコと飛び出してきたのです。

 あわや激突!かと思った瞬間、その弟は自分からブランコから落っこちて、

 怪我を覚悟で(強く漕いでる時に無理やり止めようとしたので結構、衝撃があった)、その赤ちゃんを救ったのです。

 自分の身を挺して、赤ちゃんを助けた彼の優しさが、

 胸に染みました。

 その彼に「あんた、えらかったね」と言ってあげました。

 その時の優しい在日の姉弟は今、どこで何をしているでしょう。

 やさしいお母さん、お父さんになっているのでしょうか?

 子供の頃の淡い思い出です。
コメント (2)
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