自閉症は、情報の理解の障害です。
中枢神経の働きに異常があって、見る、聴く、触る、嗅ぐなどの知覚が正しく機能しません。
そのために、自分の周囲のできごとの意味をうまく理解できず、混乱の中で強い不安や恐怖心を抱いて生活しています。
彼らの問題行動は、その苦しみの現れである場合が多いのです。
…って日本自閉症協会愛知県支部さんの「SHARE」というサイトの冒頭に書いてありました。
私は子供時代、緘黙症でしたが、自分がどうしてあんなに毎日、学校で混乱していたのか、ずっと謎でした。
当時は自分の障害に名前がありませんでしたから、人に解ってもらえる手だても何もありませんでした。
あぁ…出来るものなら、もう一度子供時代を取り戻したいです。
自己否定ばっかの子供時代でした。
いじめも受けましたが、一番辛かったのは先生から嫌われていた事です。
あれは、いじめというより差別ではなかっただろうか?
今までそんな事、思った事もありませんでしたが、今日何故かそんな風に考えてしまいました。
緘黙児に対する差別扱いを受けていたような気がします。
まぁ、先生も理解不能な児童の扱いに手を焼いていたのでしょうが…。
でも、そういう体験をしているからこそ、マイノリティーの人たちにシンパシーを感じる事ができます。
アスペルガー症候群は見た目は何ともないのでしょうが、確実にハンデがあります。
頭の中が整理がつかない…整理がつかないから立ち行かない。
事あるごとに立ち往生してしまいます。
まるで、頭の中で、砂嵐が舞ってるような感じです。