やっぱり「愛」とは試練でしかないのだ。
中島義道さんの「愛という試練」という本を買いました。
心までも寒い人は、一緒に愛を探しましょう。
でも、やっぱり難しいテーマだと思う。
自分のブログタイトルが「愛をさがす毎日」なのだけど…
それは見つけようと思えば、音楽の中だって、映画の中だって、
小説の中だって、絵の中にだって見つけられます。
それは、作者の血と汗と涙の結晶だからです。
だけど、人からとなると難しい。
この本の中にも「家庭の中で愛を学べなかった」とあるように、
家庭の中でだって、愛は希薄だったりします。
愛はたやすく得られないというのが真実だろうと思います。
マザー・テレサの言葉に・・・
「真の愛には痛みが伴います。」
「言葉で愛するのはやめましょう。傷つくまで愛しましょう。」
…とありました。
つまり、愛とは努力の賜物であり、苦しむ事が愛なのだと、マザー・テレサは言っています。
愛のなさを嘆きながら連れ添った両親を見て育ち、
また、自身も奥様に「愛のない恐ろしい男」と愛想をつかれた哲学者の
愛についての本ですが、愛がなければこんな本は書けないと思う。
どっか…くすぐられる可愛いおじさんだなと思いました。