愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

原子力戦隊スイシンジャー!!

2012-04-11 10:08:56 | 雑感


原子力戦隊スイシンジャーとは「東電レッド(東京電力)」と「経産ブルー(経済産業省)」「マスコミ・ホワイト」の3人のことだそうです。

・・・ 陳腐なお芝居ですが、笑えないです。

最後、原発反対運動をしてる小出先生を邪魔とばかりに、「痴漢冤罪アタック」という方法で撃退してしまいました。

痴漢冤罪は古い手かもしれませんが、権力を笠に、どんな小細工を仕掛けてくるか解りません。

芝居慣れしていない小出先生があまりに痛々しいのも相まって、現実にならないことを祈ります。

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ミステリーサークル

2012-03-27 13:47:20 | 雑感


http://www.youtube.com/watch?v=iJFZeO_5WBY&feature=channel

youtubeに、映画「スライヴ」がありました。

DVDを買おうかどうしようか迷っていたのですが、youtubeのを観てみました。

1~10のうち5と9が削除されてました。…ということは今後もっと削除されていくのかもしれませんね。

中古で安いのもあるので、観てない方は… 買いましょう。

スライヴの中で、UFOの目撃者の人たちの証言も入っていて、この前、紹介したスティーブ・M・グリアさんも登場してました。

どうしても、その部分の動画を紹介したいと思いました。

あと、ミステリーサークルについては驚きでした。

ミステリーサークルって、どっかの暇なオジサンがいたずらで作ったんだと、すっかり思い込んでいました。

でも…どうも違っていたんですね。

これはやっぱし宇宙人が人類に託したメッセージだという説が濃厚なようです。

http://pantafuefuki.com/book_mcfinalanswer/bk_finalanswer_htm/mu_2001_11_arti0011.html

 ↓雑誌「ムー」からの記事?「ミステリーサークルの真実」からの抜粋。

「ここでキーワードになりそうなのが、「魔法円」という太古からの神秘現象で ある。その昔、魔術師が自分の周りに神聖な円や図形を描き、それにより特殊な 結界を作り、超常な異界磁場を生み出していたという。それが魔法円である。
 ミステリーサークルの多くは「神聖幾何学」と呼ばれる模様をしている。教会 の大伽藍が宗教的図形を使って建てられ、神秘的なエネルギー場を生み出すよう に、ミステリーサークルもその斬新で優美な神聖図形そのものが宇宙的なコンタ クト現象を呼び寄せているのであろうか?」
 
ミステリーサークル…って、宇宙人にとって「魔法円」みたいな役割もあるのかもしれませんね。

追記:4月5日からこちらで映画「スライヴ」が無料で見られるようです。

http://www.thrivemovement.com/the_movie#
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2012-03-27 12:46:14 | 雑感


もうぼちぼち梅から桜へバトンタッチですね。

3月も終わりですねー。はぁー早い。おいてけぼりでまだ梅の花です。
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白人は人間ではない…?

2012-03-16 14:09:35 | 雑感


武田先生…いい仕事してますね。

すごく勉強になりました。この動画は見た方が良いです。日本人として感動しました。

テレビ見てると本当に馬鹿になりますね。私も…コロッと騙されてました。

アウンサン・スーチーさんとか…ノーベル賞とか…そういう意図があったんですね。

白人優位主義が隅々まで盛り込まれていたんですね、そういうの知らずに洋楽とか聴いていました。
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去年の3月って…

2012-03-03 07:13:46 | 雑感


・・・あの、悪夢の3月から早や1年が経とうとしています。

名古屋でも震度3か4くらいありました。滑るような横揺れでした。

旦那が早番の夜勤で、早い夕食の準備してました。

お爺ちゃんにもらった掛け軸が、いつまでもユラユラと揺れていました。

時間が経つにつれ被害の状況が克明に映し出され、

まさか…あんなことになるとは…。

東海アマさんのサイトを覗いてたら凄い動画を見つけました。
 ↓
日本の地震の地図

海外のサイトらしいのですが、去年の3月ってこんなに地震が起きていたんですね。

円の大きさが地震の規模を示してるんでしょうけど、(色が震源の深さを表しているそうです)

なんだかなぁ…まるで日本が攻撃されているみたいで…、衝撃的でした。

でも、まだまだ地震の陰に脅える毎日。

関東で揺れれば、導火線に火がつくように東海でも揺れるに決まってる。今年もなんだか怖いです。
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猫の日

2012-02-22 22:22:22 | 雑感


8か月のぶちこ。

…サビ猫、この色具合なんかミミズクみたい。



定員オーバー。

今日は猫の日。2月22日22時22分を意識して投稿。
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10日遅れの挨拶

2012-01-11 22:33:47 | 雑感


10日遅れで、あけましておめでとうございます。

お恥ずかしながら…新年は明けたものの、まだまだ昨年の大掃除の続きをやっている…そんな感じなんです。

2012年が幕を開け、早や今日は11日。

…ということは、あと2カ月もしたら、あの震災から1年なんですね。

あれから、もうじき1年が経とうとしてるなんて…なんだか信じられないです。

今年は、緊張感を持って1日、1日を過ごさないとな…と思います。

出来るものならリア充を目指したいけど…とはいえ、やっぱ無理だし。

少しの間ブログはお休みしてましたが、今後もぼちぼち続けます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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2011年11月11日11時11分

2011-11-11 11:11:11 | 雑感
あーと思ったら、もう11時12分だった。

ちょっと小細工して、ブログの投稿時間を変えました。
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小出先生の講演

2011-10-30 21:46:45 | 雑感


やっぱり、この先生のお話は説得力がありますね。

…ついつい聞き入ってしまいました。

第14回脱原発講座 「原子力発電所の立地を認めることの意味」 小出裕章氏
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防護服の男

2011-10-16 22:56:02 | 雑感
ここ最近、早川由紀夫先生の放射能汚染地図を、あちらこちらでお見かけするんですけど、

早川由紀夫先生って、地質学がご専門で、火山の学者さんだったんですね。

火山灰の分布のデータを元に、放射能汚染マップを作成されてたのですね、知らなかったです。

それと…今日、東海アマさんのツイッターで、防護服の男という
朝日新聞の連載記事のことを知りました。

その記事を誰かがブログに起こしてくれて、それがネットに広まっているみたいです。
 
・・・事故直後3月12日の生々しい当時の様子が伺えます。読んで鳥肌立ちました。

* * *

■防護服の男 (4) 殺人罪じゃないか

SPEEDI(スピーディ)という、コンピューター・シミュレーションがある。
政府が130億円を投じてつくっているシステムだ。
放射線量、地形、天候、風向きなどを入力すると、漏れた放射性物質がどこに流れるかを、たちまち割り出す。
3月12日、1号機で水素爆発が起こる2時間前、文部科学省所管の原子力安全技術センターが、そのシミュレーションを実施した。

放射性物質は、津島地区の方向に飛散していた。
しかし政府は、それを住民に告げなかった。

SPEEDIの結果は、福島県も知っていた。
12日夜には、東京の原子力安全技術センターに電話して、提供を求め、電子メールで受け取っていた。
しかし、それが活用されることはなく、メールはいつの間にか削除され、受け取った記録さえもうやむやになった。

3月15日に津島地区から避難した住民に、県からSPEEDIの結果が伝えられたのは、2カ月後の5月20日だった。
県議会で、この事実が問題となったためだ。

福島県の担当課長は5月20日、浪江町が役場機能を移していた二本松市の東和支所を、釈明に訪れた。
「これは殺人罪じゃないか」
町長の馬場有は、強く抗議した。
馬場によると、県の担当課長は涙を流しながら「すみませんでした」といい、SPEEDIの結果を伝えなかったことを謝ったという。

知らされなかったのは、SPEEDIの情報だけではない。
福島県は、事故翌日の3月12日早朝から、各地域の放射線量を計測している。

同日午前9時、浪江町酒井地区で毎時15マイクロシーベルト、高瀬地区では14マイクロシーベルト。
浪江町の2地点は、ほかの町と比べて、異常に高い数値を示した。
1号機水素爆発の6時間以上も前で、近くには大勢の避難民がいた。

これらの数値は、6月3日に経済産業省のHPに掲載された。
しかし、HPにびっしり並ぶ情報の数字の中に埋もれ、その重大さは見逃された。

8月末、浪江町の災害救援本部長、植田和夫にそれらの資料を見せると、植田は仰天した。
「こんなの初めて見た。なぜ国や県は教えてくれなかったのだろう」

菅野みずえはいう。
「私たちは、国から見捨てられたということでしょうか」

* * *

…12日の段階で、大量の放射性物質が飛び散ってて相当ヤバかったにもかかわらず、

警察官も自衛隊員も、政府から口止めされていたんですね。

後から、後からこういう事実があからさまになってきます。(ちなみにDASH村も浪江町の津島地区だそうです)
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最近やたら眠くて…

2011-09-06 22:17:33 | 雑感
あかんです。最近眠いです。

夏の疲れもあるし、子猫4匹の世話がキツイというのもあるけど…

きっと憑依体質だと思う。霊的垢が付きまくってるんでしょうね。

あと、最近よく聞かれるのは地磁気の上昇とか関連あるそうです。

http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/ed3b9bb8d626fe55b83a9a319c68be9a(伊勢‐白山道より)

話変わり…台風12号の被害が予想以上に大きくて…びっくりしました。

今までの台風なら上陸後、速度を速めるか勢力が衰えてさっさと退散してたと思うんですが…

異常気象なのかしれませんが、なんだか台風の質も変わりましたね。

そういえば…台風がくる4日前にケムトレイルを見ました。

うちは名古屋ですが、岐阜から関西圏でも目撃情報があったそうで…


↑これは東海アマさんの宏観画像情報 (http://8544.teacup.com/tokaiamagazou/bbs)から拝借したものですが、

私が見たのは(早朝7時半くらい)もう既に形は崩れていて、この写真のように鮮明には見えませんでしたが、それでも朝から、飛行機雲が平行して5本も6本も並んでるなんて不自然すぎて、すごく異様に感じました。

…ひょっとしたらケムトレイルが、気象操作してるんじゃないか?と不安がよぎりました。
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そうめんの楽しみ方

2011-08-13 10:09:02 | 雑感
先日、カレーそうめんを作ってみた。

何のことない、私の場合、カレーを食べ終わった後の、鍋にこびりついたカレーの残りにお湯を入れコンソメ足してスープにして、そこに乾麺のままのそうめんを恐る恐る入れてみただけ。

カレー鍋のゴテゴテが綺麗になるし、これはテレビの「伊藤家の食卓」を見て真似してみただけ。そこにそうめんを入れることによって、とろみも付くし、いいんじゃないかと思って…。

結構おいしかったです。

でも、あくまでトッピングとしてです。スープの具という感覚です。

大量に入れては駄目です。

でも、ネットで調べてみたら、「カレーそうめん」ってあるんですね。

http://portal.nifty.com/2010/09/06/a/

「カレーそば」までありました。

夏といえば、そうめんですが、そうめんにも色んな楽しみ方があるみたいです。

Youtubeに「プラレールそうめん」というのがありました。

ちょっとそうめんが可哀想な気もしましたが、すごいインパクトありました。

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もんじゅってどうなった?

2011-06-18 09:12:18 | 雑感
あの~今、福島の放射能汚染のことで一杯なんですけど、ところで福井の高速増殖炉もんじゅはどうなったんですか?

あんましニュースでも取り上げないし、「もんじゅ大型機器撤去作業終わる」??…って、

福井新聞・原発ニュースではちらっと話題になってるんですけど、ローカルニュースでしか取り上げてないみたいだし、

本当に本当に、作業は順調にいってるんでしょうか?(おばさんにはややこしくて解らん)

できるなら、もんじゅの件でも、小出先生とか武田先生に解りやすく解説してもらいたいです。

…中部圏に住む住人として、すごく気になります。

追記)…と、思ってた矢先に、今日午後5時から「報道発ドキュメンタリ宣言」という番組でもんじゅのことを取り上げるらしい。(名古屋じゃ見れんかった)
http://www.tv-asahi.co.jp/d-sengen/

・・・*・*・*・・・
(参考に…)
http://d.hatena.ne.jp/shiba_yu36/20110329/1301399251

http://blogs.yahoo.co.jp/kabushikisobatenbo/20259480.html
 ↓
2010年8月26日、炉内中継装置(直径46cm、長さ12m、重さ3.3トン)がつり上げ作業中に落下する事故が起きた

原子炉に鉄クズ(交換装置)3.3トンが落下し、回収が不能であることがわかった

燃料棒の交換方法断たれる

休止不能で制御棒なんとか突っ込んで冷やし続けている状態

燃料が高濃度のプルトニウムで福島よりずっと臨界しやすい

プルトニウムは臨界を防ぐ制御棒効きづらい上に温度にムラができやすい

プルトニウムの量は長崎原爆の100倍以上

本州のど真ん中・福井県にあるが、地震プレートの真上にあることが建設後にわかった

高速増殖炉の構造上配管が複雑でクネクネしててペラペラ、地震には構造的に弱い

耐震性をどれだけ強化しても、地震のゆっさゆっさ自体は今の技術では防げない

ゆっさゆっさすると、炉内で巨大な鉄クズもゆっさゆっさ、燃料棒破損も

中を見るカメラが故障し、修理不能であることがわかった

冷却系が液化ナトリウムで、水や空気に触れると大爆発を起こす

福島でやっているほぼ全ての冷却方法が今のままでは通じない、逆に爆発的火災になる

2011年2月21日、装置を現場で担当する燃料環境課長が敦賀市の山中で自殺

今までに2兆4000億円以上つぎ込んで年間維持費だけで500億円掛かり、これまでの発電量は0

燃料の質と量から、チェリノブイリや広島長崎なんか目じゃない人類史上最強の事になる

半径300kmは…

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モアイ像、掘ってみたら…

2011-05-22 22:31:56 | 雑感


モアイを掘ったら胴体部分が出てきたそうです。こんなのテレビでも見たことなかった。

モアイって見た目不細工だし…イマイチ、ビビッと来るものがなかったんですけど、この写真は意表を突かれた。

イースター島には1000体ほどモアイ像があるそうだけど、どれもこんなに埋まってるのかな?

でも、何のために作られたのかは未だに謎だそうです。

【リンテツ先生:「おお、古い写真ですな。1987年だ。ラノ・ララクという石切場に残された数百体のひとつ、「モアイ・ピロピロ」と呼ばれているやつで、12mくらいあります。下半身はありません。すべてのモアイは股間までの半身像です。

半分埋まっていたものを、1956年に発掘したのが、コンチキ号漂流実験で有名なトール・ヘイエルダール、青い服の人です。87年に懐かしくなって再発掘したのですね。その下にいるのが同僚のアルネ・ショルスボルド、一番下が現地人の長老ホアン・ハオア、3人ともとっくに鬼籍入りです・・・】

http://twitpic.com/4yc77z …から。
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震災の真実

2011-05-02 22:09:40 | 雑感
(2011年3月16日水曜 北日本新聞朝刊より転載)
 「震災緊急特別寄稿」         辺見庸

 風景が波とうにもまれ一気にくずれた。瞬間、すべての輪郭が水に揺らめいて消えた。わたしの生まれそだった街、友と泳いだ海、あゆんだ浜辺が、突然に怒りくるい、もりあがり、うずまき、揺さぶり、たわみ、地割れし、ごうごうと得体の知れぬけもののようなうなり声をあげて襲いかかってきた。

 その音はたしかに眼前の光景が発しているものなのに、はるか太古からの遠音でもあり、耳の底の幻聴のようでもあった。水煙と土煙がいっしょにまいあがった。

 それらにすぐ紅蓮の火柱がいく本もまじって、ごうごうという音がいっそうたけり、ますます化け物じみた。家も自動車も電車も橋も堤防も、人工物のすべてはたちまちにして威厳をうしない、プラスチックの玩具のように手もなく水に押しながされた。

 ひとの叫びとすすりなきが怒とうのむこうにいかにもか細くたよりなげに、きれぎれに聞こえた。わたしはなんどもまばたいた。ひたすら祈った。夢であれ。どうか夢であってくれ。だが、夢ではなかった。夢よりもひどいうつつだった。

 それらの光景と音に、わたしは恐怖をさらにこえる「畏れ」を感じた。非情無比にして荘厳なもの、人智ではとうてい制しえない力が、なぜか満腔の怒気をおびてたちあがっていた。水と火。地鳴りと海鳴り。それらは交響してわたしたちになにかを命じているようにおもわれた。たとえば「ひとよ、われに恐懼せよ」と。あるいは「ひとよ、おもいあがるな」と。

 わたしは畏れかしこまり、テレビ画面のなかに母や妹、友だちのすがたをさがそうと必死になった。これは、ついに封印をとかれた禁断の宗教画ではないか。黙示録的光景はそれじしん津波にのまれた一幅の絵のようによれ、ゆがんだ。あふれでる涙ごしに光景を見たからだ。生まれ故郷が無残にいためつけられた。

 知人たちの住む浜辺の集落がひとびとと家ごとかき消された。親類の住む街がいとも簡単にえぐりとられた。若い日に遊んだ美しい三陸の浜辺。わたしにとって知らぬ場所などどこにもない。磯のかおり。けだるい波の音。やわらかな光・・・。一変していた。なぜなのだ。わたしは問うた。怒れる風景は怒りのわけをおしえてくれない。ただ命じているようであった。畏れよ、と。

 津波にさらわれたのは、無数のひとと住み処だけではないのだ。人間は最強、征服できぬ自然なし、人智は万能、テクノロジーの千年王国といった信仰にも、すなわち、さしも長きにわたった「近代の倨傲」にも、大きな地割れがはしった。とすれば、資本の力にささえられて徒な繁栄を謳歌してきたわたしたちの日常は、ここでいったん崩壊せざるをえない。わたしたちは新しい命や価値をもとめてしばらく荒れ野をさまようだろう。

 時は、しかし、この広漠とした廃墟から、「新しい日常」と「新しい秩序」とを、じょじょにつくりだすことだろう。新しいそれらが大震災前の日常と秩序とどのようにことなるのか、いまはしかと見えない。ただはっきりとわかっていることがいくつかある。

 われわれはこれから、ひととして生きるための倫理の根源を問われるだろう。逆にいえば、非倫理的な実相が意外にもむきだされるかもしれない。つまり、愛や誠実、やさしさ、勇気といった、いまあるべき徳目の真価が問われている。

 愛や誠実、やさしさはこれまで、安寧のなかの余裕としてそれなりに演じられてきたかもしれない。けれども、見たこともないカオスのなかにいまとつぜんに放りだされた素裸の「個」が、愛や誠実ややさしさをほんとうに実践できるのか。これまでの余裕のなかでなく、非常事態下、絶対的困窮下で、愛や誠実の実現がはたして可能なのか。

 家もない、食料もない、ただふるえるばかりの被災者の群れ、貧者と弱者たちに、みずからのものをわけあたえ、ともに生きることができるのか、すべての職業人がやるべき仕事を誠実に追求できるのか。日常の崩壊とどうじにつきつけられている問いとは、そうしたモラルの根っこにかかわることだろう。

 カミュが小説『ペスト』で示唆した結論は、人間は結局、なにごとも制することができない、この世に生きることの不条理はどうあっても避けられない、というかんがえだった。カミュはそれでもなお主人公のベルナール・リウーに、ひとがひとにひたすら誠実であることのかけがえのなさをかたらせている。

 混乱の極みであるがゆえに、それに乗じるのではなく、他にたいしいつもよりやさしく誠実であること。悪魔以外のだれも見てはいない修羅場だからこそ、あえてひとにたいし誠実であれという、あきれるばかりに単純な命題は、いかなる修飾もそがれているぶん、かえってどこまでも深玄である。

 いまはただ茫然と廃墟にたちつくすのみである。だが、涙もやがてかれよう。あんなにもたくさんの死をのんだ海はまるでうそのように凪ぎ、いっそう青み、ゆったりと静まるであろう。そうしたら、わたしはもういちどあるきだし、とつおいつかんがえなくてはならない。いったい、わたしたちになにがおきたのか。この凄絶無尽の破壊が意味するものはなんなのか。まなぶべきものはなにか。

 わたしはすでに予感している。非常事態下で正当化されるであろう怪しげなものを。あぶない集団的エモーションのもりあがり。たとえば全体主義。個をおしのけ例外をみとめない狭隘な団結。歴史がそれらをおしえている非常事態の名の下で看過される不条理に、素裸の個として異議をとなえるのも、倫理の根源からみちびかれるひとの誠実のあかしである。大地と海は、ときがくれば平らかになるだろう。安らかな日々はきっとくる。わたしはそれでも悼みつづけ、廃墟をあゆまねばならない。かんがえなくてはならない。
 
*・*・*
先日、偶然テレビのNHK教育をつけたら「こころの時代」という番組に辺見庸さんが出ておられました。

辺見さん…石巻のご出身だったんですね。辺見さんの言葉が、深く重く心に轟きました。

途中からしか見れなかったので、また再・再放送してほしいです。

私は上手く番組の感想を表現できないので、北日本新聞の記事を(また勝手に)転載させていただきます。

また、衝撃的な津波の動画を見つけました。どうやら石巻の映像らしいです。

(めちゃめちゃ怖い映像です。途中から見てるのが苦しくなりました)
 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=gluWVySBVOU

こういう映像を直視することで、また一段と辺見さんの言葉にリアリティを感じます。
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