愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

やさしい姉弟

2007-11-10 19:23:15 | 人生
 私が小学5年の時、転校生だった友達と公園で遊んでいた時に、

 仲良くなった在日の姉弟がいました。

 お姉ちゃんの方は私達と同い年でした。弟の方は小学3年くらいでした。

 姉弟とも、穏やかで優しそうな子たちでした。

 でも、いつも姉弟2人きりで、ひっそりと遊んでいました。

 そんな中、彼女の方から声を掛けてきてくれたと思います。

 「朝鮮学校にいってるの」と少し淋しそうに彼女は言いました。

 私はそんなの全然関係ないと思いました。

 彼女はとても温かで素直そうな女の子でしたから、この子だったら友達になれそうだと思いました。

 でも、いつまでも一緒にはいられませんでした。

 その公園以外では、彼女たちと逢う事はありませんでした。

 公園での出来事で、一番印象に残ってるのは、

 私たちが一緒にブランコを漕いでる時、どこからともなく、

 一歳くらいの赤ちゃんが、そのブランコを漕いでる弟の目の前に、

 いきなりヒョコヒョコと飛び出してきたのです。

 あわや激突!かと思った瞬間、その弟は自分からブランコから落っこちて、

 怪我を覚悟で(強く漕いでる時に無理やり止めようとしたので結構、衝撃があった)、その赤ちゃんを救ったのです。

 自分の身を挺して、赤ちゃんを助けた彼の優しさが、

 胸に染みました。

 その彼に「あんた、えらかったね」と言ってあげました。

 その時の優しい在日の姉弟は今、どこで何をしているでしょう。

 やさしいお母さん、お父さんになっているのでしょうか?

 子供の頃の淡い思い出です。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
切ない (かたちんば)
2007-11-11 17:10:19
切ない話です。

子供のときの公園というのは、不思議な人々、不思議な出会いが多くあるものです。

今の子は、過保護だから、こういう「出会い」も知らないんでしょうね。

悲しいクソガキのあわれな人生です。
返信する
そうなんです。 (うつこ)
2007-11-11 19:56:03
 子供と公園に行ったときも認知症のおばあさんがいた事があります。裸足で、着てる服に住所と電話番号が付いてました。
返信する

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