ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

ソファーが甦る!

2005年11月25日 | Weblog
我が家の二人掛けソファーがだいぶくたびれてきた。
もうすでに一度革から布への張替えを済ませているので、そうそう張り替える代物でもなさそうと、夏は布厚の白いシーツでカバーリングなどをしてきたが、なんとも落ち着かなく、いつもいつも座面のしわを気にしていなければならない。
なんとかいい方法はないかしらと考えていたけれど、「そうだ、『jiro』さんに相談してみよう」と思い立ち、jiroさんのお店を訪ねたら、わたしの願いを快く引き受けて下さり、最も痛んでいる座面を隠す革のカバーを作って下さった。(写真)

寒くなるこれからの季節は室内で過ごす時間も多くなり、狭い部屋ながら、気に入った設えへと少しずつ冬支度への楽しみも増える。

「ちあ」12月号の入稿を22日に済ませ、めまぐるしかった日々からのつかの間の解放は、逆に時間が取れることがうれしくて、何をしようかと迷っているうちに結局何も手付かずのままに月末のちあ到着を迎えることも多い。

仕事を通して、否が応でもメリハリのある暮らし方を余儀なくされ、集中して深夜のパソコン作業を難なくこなしていく日々も多いけれど、一区切りつくごとにフッと大きな脱力感が襲ってくるのは齢のせいかしら……。11月に誕生日を迎えて、わたしは56歳になった。

我が家の古くなったソファーではないけれど、ここまで来ると、何だかすべてのものに愛着が湧き、新しいものへの興味が失せてくる反面、何事も慈しんで、細く長くと思ってしまうのは、どこかでわが身を重ねているからかしら……。
ちょっとの工夫で、その機能が果たされて行き、甦ってくるのは、モノも人間様も同じかも知れないな。

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