ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

熊谷守一の画

2007年06月21日 | Weblog

先日の旅の途中、一人暮らしをしている大分に住むおばの家に泊まった折、おばが「あなたに見て欲しいものがあるの」と言って2階のおじの書斎だった部屋に案内してくれました。
おばが熊谷守一の画をおじの遺品のひとつとして持っていることは知っていましたが、私がイメージしている熊谷の画とはちょっと違っていたので、熊谷守一と他の画家の方の画を私が勘違いしているのかと思いました。

おじが美術館の学芸員をしていたこともあったそうで、大好きな熊谷守一の画を一枚手に入れたとおばが話していました。熊谷の画と対面して私は非常に驚きました。
熊谷守一は文化勲章受賞が内定したにもかかわらず、「これ以上人が来るようになっては困る」とその受賞を辞退した話は有名ですが、おばの家でこの画に遭遇しその画の力強さに感動しました。
おばの勘違いも考えられるため、この画はもしかしたら他の画家の画ということも考えられますが、いずれにしても私が大好きになってしまった画に違いはありません。

画のタイトルはおばの話によると「たこを揚げる少年」だそうです。
手離すときが来たらあなたに相談するとおばが言っていましたのでちょっと楽しみですが……。