今日、また大きな地震があった。
家に帰ってみたら、立てかけてあった額が倒れて、額のガラスがグチャグチャに割れ散っていた。廊下の窓辺に吊るしてあったランプのガラスも落ちて割れていた。
スリッパを履いて、ケガをしないように割れたガラスを拾い、掃除機で吸い取った。
11階の我が家は、前回も物がいくつか落ちていたが、今回のほうが被害は大きいし、被害の危険度も大きい。耐震構造になっているので、気付いたことは、不安定な状態で置いてあるものにどうやら被害が出るらしい。
夕方、出かけた先から家に帰る途中に仰ぎ見た空は、龍が泳いでいるように輝いている夕焼け雲があった。空の一隅に金色に輝いている箇所があって、それはとても不思議な世界への誘いのようにも見えた。地震の後だからそう感じるのか……。
朝夕は、少し凌ぎやすくなって、そこはかとなく秋を感じた一日でもあった。
季節は、少しずつ移っている。目にはさやかに見えねども……である。
そんな中、ふとカラスウリの花のことを思い出した。
わりと近場に、カラスウリの花の咲く場所がある。今年も咲いているだろうか……。
写真は数年前に、夕暮れを待って撮影に出かけたときのもの。
日中は、この花を見ることが出来ない。
田舎で暮らしていた頃、夕暮れ時、お盆にお墓参りに行く道筋にいつもこの花が咲いていたのを懐かしく思い出す。