無知の涙

おじさんの独り言

字は女の子に学べ2

2008年10月08日 | 思い出

そのとき僕は、

とあるアルバイトをしていて、

そのバイトでは当番制で日誌をつけなくてはならなかった。

だいたい週1のペースで順番が来る。
半年ほど経ったある日、僕はそのノートを読み返してみた。

21才の時だ。
やはり自分の字のヘタさ加減に呆れるばかり。

そうして何度も読み返しているうちに、
あるコトに気付く。

なんで女子って、みんな同じ字なんだ?

多少のクセはあるが、
ホントに女子って同じような字を書く。

そして上手くはないが、ヘタではない。
眉をしかめなくても読める。

そのとき女子は全部で3人いた。
ヒドイ言い方かもしれないが、
頭の出来は僕と五分五分。
良くはない。

僕は字というものは、
知性5割、鍛練3割、血2割
で成り立っているのだと思っていた。

しかしこの女の子たち3人が、
同じような字を書き、
決してヘタではないんだから、
字というのはコツ9割なんじゃないか?

そう言えば、
中学の時だって、高校の時だって、
確かに女の子ってみんな同じ字だった。

同じクラスの女の子の字を全て見たワケではないが、
卒業文集とかで大部分は目を通したつもりだ。
8割は同じと言っても過言ではない。


つまり、字が圧倒的に下手な女の子って
ホトンドいないことになる。

(もちろん正統な字の上手さではないが)

そこには学力の差も、性格の違いも関係ない。
もちろん体格の差だって関係あるまい。
誰かにきちんと習っているワケでもない(と思う)のに、
みんなが同じような系統の字へ、
同じように辿り着いているのだ。


これってスゲー。

つまり、この女の子の字をマネしてれば、
意外とアッサリとミミズ字から脱却できるのではないか?

とにかくマネしてみるコトに。

日報に書かれてる女の子たちの字を、
気持ち悪いくらい見つめてみる

1、全体的に右上がり
2、字は小さめ
3、筆圧は弱い


最初はなかなか思うようにいかない。
だが、何日か練習してる内に字の骨格が変化してきた。

2週間ほど過ぎた頃には、
かなり女の子文字に変化。

これだけでも今までの僕の字から見れば
格段の進歩。

ただ、キモい。

こんな巨体が女の子の字を書いてるのだ。
完全に 目覚めちゃった系 で見られた。

だがコツは掴んだ。
確かに字を斜めに書くコトにより、ラインが直線を描ける。

横まっすぐに直線を書くのって、意外と難しいのだ。

ここからオリジナルに高めてゆく必要がある。
やっぱ女の子の字を書いてるのは恥ずかしい。

仕事先、バンドで書く詩、手紙、
あらゆる執筆をする機会を練習だと思い、
何年か過ぎていった。

自分なりの字を書くコツも見えてきた。

1、やはり右斜めバランス
2、筆圧は強く
3、字は大きく
4、形は逆三角形


こんな感じ。

でも、たまーに急いで書いたり、
全くヤル気のないときとかに字を書くと、
昔のままのミミズ字だったりして、
ちょっと青ざめるときがあります。

 


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