無知の涙

おじさんの独り言

送別会の送り物

2019年03月26日 | 日常

ガンプラ会のメンバーでもあるI野くんが3月一杯で移動してしまうとの事で、送別会を行いました。

送別会前に事務のYさんと秋葉原のヨドバシで送別品を買う為にショッピング。

つっても買うものは既に決まっている。「ワークステーションプロ」とかいう、簡易プラモ製作台みたいなやつ。以前からI野くんが欲しがっていた商品。

拡大鏡やらライトも付いていて、簡単に持ち運びも可能。これで電車の中や、旅行先でもプラモ作れるネ!

定価6500円ほど。

予算は12000円あるので、他にも6000円ぶん何か買おうという事になったが、何を買えばいいのやら。完全に想定外でノープラン。

まぁでもそんなに悩むこともない。ガンプラのMG1つとHG1つくらいでいいじゃんというところだが、I野くんの奥様があまりガンプラ趣味を歓迎していないようなので、ガンプラをプレゼントしたところで家に持って帰るわけにいかないという、お気楽ノーテンキな独身者には理解できない問題を抱えている。

そうなるとガンプラあげたところで自然とプラモ工房であるOグループ長宅に置かれるのは必然。ただでさえ在庫が家主の居住エリアを浸食し始めてるのに、これ以上在庫を増やすわけにはいかない。

在庫が減るより増える方のスピードが速いのに、年明けからメンバー全員が忙しくてろくに週末集まれず、さらに消化速度が落ちているという由々しき事態となっているのだ。

それだったらI野くんの豊かな結婚生活の為にも、奥さんに使ってもらえるようなものを贈るのがベターなのだろうが、残り30分でそんなの選びきる自信がない。

女性が家庭で使いたくなるものなんてアトランティスの謎くらい謎。ここはお子さんに何かオモチャでも買おうかということになりオモチャコーナーへと向かう。

I野くんの息子も早いものでもう6歳くらいになるとのこと。ならば話は早い。自分が欲しいものを買えばいいのだ。精神年齢的には同じくらいな自信がある。

しかも仮面ライダー好きということなので、1+1=2くらい簡単な話。そんなもん目を閉じてても選べる。現在放送されてるジオウのベルトでいいじゃん。値段もピッタリ。

だがYさん情報によると、ジオウのベルトは既に購入済で、しかも何故か本物のベルトより自分で手作りしたベルトの方がお気に入りとか。

これだけ再現度の高い今のベルトを前にしてもお手製の方が好みとは。

でも気持ちは分からないでもない。子供の頃は昭和オモチャ全盛期で、とにかく欲しいものが次から次へと発売されるが、さほど裕福ではなかったのでそのほとんどが買ってもらえず地団駄踏む思いであった。

自分で作るか、似た物をそれに見立てて脳内で補完するしかない。

ドラクエ2が買えない時は自分でノートに物語を書いて、昔よく見かけたゲームブックみたいなの作ったり、実際に町をフィールドに見立てて知らないとこまで木の棒もって冒険したり。

いま思えばそういう時間が一番楽しかったと思う。自分で創作したり想像して遊んでいる時が。実際にその後にその欲しかったものを手に入れてもそんなに感動もなく、すぐ飽きちゃったり。

なかなか難しいものだ。

そんな思い出はさておき、色々迷いながらあることに気が付く。

ガンプラ持って帰るのNGなら、そもそもプラモ作る気マンマンですよ!と自ら公言しているようなワークステーションプロを持って帰るのもNGなんじゃない?奥様から「なにその物体。何に使うの?まさかガンプラ作るの?週末に?子育てもせずに?」みたいなリセットボタン押したくなるような押し問答が繰り広げられてしまうのではないか。

というわけで、その口実をつくるために息子が喜びそうなジオウとドラえもんのプラモデルを買いましたとさ。