無知の涙

おじさんの独り言

ヤマト2202 完結(追記)

2019年03月14日 | テレビや映画
盛大にネタバレ含みますので、これから映画やTVで結末を観ようと楽しみにされている方はご注意ください。
 
 
 
 
 
 
 

火曜日にヤマト2202 第7章 新星編を観てきました。

 
公開から約2週間も経つと聞きたくなくてもオールレンジ攻撃のように色々なところからネタバレが入ってきてしまう。
 
それらからザックリ判断するに、あまり評判は良くない印象。
 
ネタバレにについては↓
 
6章の時点でこのキャラ死ぬかな?と思ってたキャラはほぼ死ぬ模様。斎藤、加藤、徳川。
 
古代、森も死ぬ。死んで謎理論で生き返る。
 
時間断層は消滅する。
 
破壊されたはずのヤマトが時間断層から出てくる。
 
などなど。
 
ほぼ物語の核心。ここまでネタバレ観てしまうと劇場へ観に行かなくてもいいような気になってしまうが、Oグループ長のお誘いということもあり、観に行くことに。
 
結果は予想を遥かに上回って面白かったです。
 
いや、ネタバレから予想して自分で組み立てていた物語が陳腐過ぎて、勝手にハードルを下げまくっていたような。こういう効果があるなら断片的なネタバレなら悪くないな、なんて思ったり。
 
最終決戦ということで、ほとんどが戦闘パート。ヤマトはガンガン傷つき、そしてクルーたちも命を落としてゆく。
 
アニメとはいえ、自分の命を賭けて戦い、死んでゆく場面はグッとくるものがある。
 
まさか死ぬと思わなかったキーマンの最後は危うく泣くところだった。あれは反則。
 
アナライザーの死も驚いた。敢えて死とするのは、2199で他のロボットと心を交わすシーンがあったから。当時は余計なエピソードだとしか思ってなかったけど、見事に生かした。
 
結局、ズウォーダはここまでして何を求めていたのか。人間が生まれながらに持つ、他者に対する愛情と、愛を持つが故にどこまでも他者に対して残酷になれるという矛盾に対して怒り、葛藤し、それでも愛が必要だとして多種族を滅ぼし、配下に納めようとする。
 
そしてゴレムが目覚めても絶命しない自分もまた知恵の実を食べた人間なのだと悟り、死んでゆく。
 
森雪もテレサの声が届いてなかったことに対して何らかの理由が明かされるのかと思っていたけど、特にそういった場面はなかったような。
 
言及はしていないにしても、示唆するようなものがあったとすれば、テレサが特攻するヤマトに導かれたシーン。
 
なぜ森が古代への愛を取り戻しただけでテレサが導かれたのか観ていて謎で仕方なかったが、もしかしたらそこらへんに森の謎が明かされていたのだろうか。どこかでテレサと繋がっている存在的な。そうでもないと主人公補正も甚だしい展開。
 
森の謎らへんはこの続きでハッキリするのだろうか。原作というかオリジナルをちゃんと観たことがないので、これからどういう展開になるのかイマイチ分からないけど、旧映画でいうところの完結編にいくのだろうか?
 
 
そんなこんなで、この2202、2199は目的とゴールがハッキリしていたぶん観終わった後とくに何という感想もなかったけど、何も感想がなかったというとだいぶ語弊があるけど、ある意味聞いていた通りの内容だな、という感想しかなかった。
 
それに比べて昔観ていた人たちにも展開の予想ができなかった2202(良い意味でも、悪い意味でも)、そのテーマが壮大すぎてなかなか理解するのが難しい。
 
こういうテーマは個人的には好きですが。きちんと解釈する為にも小説版を読みたくなった。2202は総じてだいぶ駆け足だった気がします。色々と説明不足。
 
しかしこうして1~7までトータルして考えてみると、3章が取り分けヒドかっただけで、個人的には2199より面白かったという感想です。