無知の涙

おじさんの独り言

親父からの着信

2011年07月02日 | 日常

木曜日の夕方に、珍しく親父から着信。

出ようと思ったら何故か携帯がブッ壊れた。

ちょっ、うおおい!


なんで壊れたんだよ!親父からの着信など完全に忘れて原因究明していると、会社の電話が鳴る。


出てみると、親父。


なに会社に電話してきてんだコラ。

え?そんなに急ぐ用事なの?身内に不幸系?ま、まさか!


親父「俺の」

えっ・・・


親父「俺の履歴書をパソコンで作ってくれ」


は?とびきり全開フルやだよ。なんで俺が。

そんなことで職場まで電話かけてくんじゃねーよ。母さんに何かあったかと思っただろ。


親父「時間がないんだ。月曜日に面接があって、それまでに必要なんだ」


いつもは手書きで出しているらしいが、今回は先方からパソコンで書くように指示されたらしい。


履歴書なんて手書きの方がその人物の事が判って良いと思うんだけど。


まぁ職を失ってボケられても困るし、母の日だけプレゼントして父の日はガン無視してる後ろめたさもあるし、協力するか。


ファックスで親父が手書きで書いた履歴書が届く。

まさかこの歳になって親父の履歴書を見る事になるとは。まぁ親父にしても同じような心境だろうが。


最初から公務員だと思っていたが、けっこう最初は転々としてたんだな。


公務員なんかより、よっぽど高給そうな某メーカーなんかでも働いてたりしていて意外。当時はそれほどでもなかったのだろうか。


てな感じでいろいろ感慨深いような、別にどうでもいいような感じで書き進める。

志望の動機の欄がまるまる抜けてる。なんか書かないとイメージ悪いよ、と親父に伝える。

親父「なんか考えてくれ」

めんどくせーな!どうなっても知らんからな。


なんの会社に勤めようとしてんだよ。会社名で検索してみると、空調設備などのメンテナンス会社。


確かに公務員になるまでは、そういう関係の仕事が多い。資格も結構もってる。

昔から設備機器の保守点検、日常管理に携わる事が多く、また向上心を持って従事して参りました。

公務員になってからはそのような機会もだんだん減ってしまい、残念な事だと感じていました。

定年後は是非ともそういった職種に携われるように仕事先を選んで来ましたが、厳しい現実の前になかなか長期勤続が叶わず、今回こういった機会を与えて頂きました事を最後のチャンスだと思い、死亡させて頂いた次第でございます。


あれ?死んじゃった。

嫌だったのかよ。

えーと、志望させて頂いた、ね。

我ながら変な文章。40点。国語は得意だったハズだが。やっぱ本を読まないとダメね。