無知の涙

おじさんの独り言

うむ。大失敗だ。

2008年07月06日 | パチンコ

昨日は我が社長と飲み。
そろそろマジで動いてもらわねば困る。
僕の辞職を所長に快諾させる為には社長の力が必要である。
この期に及んで円満退職を願っているのである。

社長は基本的に僕の辞職に対して、難色は示していない。
君の進む道は君自身で決めろとの事である。
まぁ、当然だけど。

しかし、どういう心変わりか、昨日は説得の一方であった。
そして社長の胃袋に7杯目の日本酒が吸収されたとき、
説得が説教へと変わった。

80年も生きていらっしゃるだけあって、
かなり訓示的な事を述べられる。
どだい重みが違う。
かなうわけないのである。


うむ。大失敗だ。
他人をアテにしてはイカンな。

お勘定の際に社長から金を渡される。
が、足りない。
足りません、とも言えず自腹を切る。

うむ。大失敗だ。

説教して気持ちよくなったのか、
ここで社長から思わぬ発言が出る。

「カラオケに行こう!」

いやいや、そうとう酔っ払っていらっしゃるし、
なんかあったらマズイ。
なにせ80歳を越えていらっしゃる方なのである。
日本酒を3合飲み、唐揚げとか平気で食しているが
体力はやはり80歳こえたソレに過ぎない。
あまり無理をさせるワケにはいかない。

しかし言い出したら聞かない。
「バカタレ、冗談じゃない」とか罵られる。
仕方なく社長の後に従う。

うむ。大失敗だ。

スナックのような場所かと思ってたが、
入った店は普通のカラオケボックス。
ビッグエコーとかカラオケ館とかじゃなく、
なんか学生向けみたいな安っぽい店。

82歳と32歳が2人きりで入る場所ではない。

社長のリクエストを聞いて、
リモコンで歌を入れる。
石原裕次郎とか、そんなん。

立ち上がり、踊りながら歌う社長。
くれぐれも注意しておくが、82歳である。

背中にチャックとかないか見てみるが、
それはないようだ。

僕は歌わずに済ませようとしたが、
社長に歌うよう脅される。
そして「結婚しろ!!」

関係ない。
どうやら歌ったほうが身の為である。

82歳の方の前で歌う曲なんて用意してない。
浜田省吾の「悲しみは雪のように」を歌ってみる。

歌い終えると、何やら歌詞に感動している社長
僕の名前を呼び、「そういうコトだぞ!!早く結婚しろ!」

どういうコトだ。
そんな歌詞ではないハズ。

そんなこんなでカラオケ終了。
何故かお代は僕が払う。

うむ。大失敗だ。

帰り道に足元のおぼつかない社長が女子高生と
ぶつかりそうになる。

とっさのところで女子高生が身を引き、何を逃れる。

「ぶつかりたかった」と社長。

しゃ・・・社長・・・・・。


そして駅前で社長と別れる。
だいぶ疲れた。

まぁでも確かに、バカだダメだとウルサく言われるが、
そんなコト言ってくれる人がいるというのは、
有り難いことなのかな、と思う今日この頃でした。