無知の涙

おじさんの独り言

すべらない話(改稿)

2007年12月30日 | テレビや映画

『すべらない話』見ました。

毎回思いますが、なんだかんだ言って松ちゃんが一番オモシロいですね、僕は。

でも確かにあれだけオモシロい話があるってスゴイですね。

僕も『すべらない話』ないかなぁと考えてみました。

そういえば昔、某大型文具店でバイトしてました

カレンダー売り場に配属されたのですが、これが12月にもなると大盛況になります。

けっこう品揃えの良い店でしたので、テレビの取材なんかもスゴかったです。

有名な画家の作品のカレンダーが多く、画家の名前もけっこう覚えました。

そして、そんなメチャクチャ忙しい時期に一人の女性客がレジにやって来ました。

「Mr.Childrenのカレンダーありますか?」

 と、その女性は言いました。

確かイノセントワールドが売れて大ブレイクした年でした。

確かに売れたけど、カレンダーはまだ出てないよな、と僕は思いました。入荷したカレンダーなどをチェックして運ぶのはバイトの役目でしたので、ある程度の新入荷した物は把握しています

すると、Kさんという男性社員が「少々お待ち下さい」と言って、バックヤードに姿を消しました。

うーん探しても無駄だと思うけど・・・とぼくは心の中で思いました。

しかしKさんという人は、ちょっと天然ですが、非常に心優しい人でした。まだ30代前半くらいでした。

この店になくても、ミスチルのカレンダーが売ってる他の店を探してあげようとしているのかもしれない。

しかし20分経ってもKさんは戻ってきません。

一人接客が減るだけで売り場はかなり火の海です。

僕は思いました。Kさん、多分ミスチルのカレンダーはドコの店にも無いんですよ、Kさんのせいじゃありませんよ!と。

そしてようやくKさんが売り場に出てきました。

Kさんは困り果てた表情で女性客に近付き、こう言いました。

「ミスターチルドレンという画家は扱っておりません」

 

あれ?すべった?でも実話です。