無知の涙

おじさんの独り言

南房総市へ2

2019年05月28日 | 南房総

宿は釣りをしていた港から車で5分くらいのところにある伊藤園さんが経営しているという南国ホテル。

値段も比較的安く、食事は全て食べ・飲み放題のバーベキュー方式という太っ腹なホテル。ウェイ系の集まりか。バイキング方式の間違いです。

 

部屋からの眺めも見事なオーシャンビュー。

右端には明日の朝チャリンコでHさんと行く事になる野島崎灯台が見えます。

 

さっそく汗でドロドロになった身体を流しに大浴場へ。

この時に初めて気づいたが、ばっちり日焼け止めを塗ったつもりが自分では塗りにくかった部分が完全に火傷状態。特に肩の裏側。あと何故かふくらはぎ。時間が経つにつれどんどんヒリヒリした痛みが激しくなってくる。

女性から海で1日釣りするなら50の日焼け止めやつ塗らないと、という助言を貰ったが、何が50なのか。50歳用?50円?ちゃんと聞いておけば良かった。

火傷跡をお湯に浸けてるようなもので、とてもじゃなけいけど痛すぎて湯船に浸かっていられない。

結果的にほぼシャワーの冷水で済ますしかなく、さっさと上がって脱衣所で着替えていると、先に入っていたHさんも浴場から上がってきた。

後に来たはずの僕がすでに風呂から上がっているのを見てデカい声で「お前はぇーな!」とHさん。「チ〇ポ洗ってねぇーんじゃねぇの!!?」

脱衣所の中心でチ〇ポを叫ぶな。そんな子供がキャンプって言うときのような発音でチ○ポって突然大声で言いだすからビックリしてチ○ポ出したオッサンたちがみんな見てるでしょうが。

すっかり風呂入ってもチ○ポ洗わない人に仕立てあげられ、意気消チン。

このあと食堂でチ○ポ洗わないマンみたいな変なあだ名がヒソヒソ聞こえたら泣きながら帰る。

そんなテレビ千鳥の海へ行こう最終回みたい一幕もあり、風呂タイム終了。

 

部屋でまったりしながら待つこと1時間。待ちに待った夕飯の時間がやってきました。

夕飯は食べ飲み放題のバイキング。デザート含めて20種類以上の品が食べ放題。さんざん昼間食べたのに、旅先の解放感も手伝ってここでもけっこう食べて飲んでしまった。

食事が終わると、恒例の「旅先なのに新宿の夜と同じ」なカラオケ大会の始まりなのだが、部屋がいっぱいで2時間待ち。

いや、食事の時も思ったけど、けっこうな数の宿泊客が来ている。大繁盛。海水もまだかなり冷たかったし、遊泳目的の客はまださほどいないハズなのだが。何いま房総は話題のスポットなのん?アルコールのサーバのトコなんて大行列でしたよ。

さて2時間待ちなのは仕方ないとしても、部屋でボケーっと2時間も待ってたら寝落ち確定なので、ゲームに関心がないHさんを部屋に残してゲームコーナーへと繰り出してみることに。

この南国ホテルにはゲームセンターCXの「たまに行くならこんなゲームセンター」、通称「たまゲー」に出てきそうな昭和レトロな感じのゲームコーナーがあり、パックマンやら1945やらダイナマイト刑事など、おじさん達もまったり時間が潰せる懐かしのゲームが色々と置いてあります。

パチスロのジャグラーなんかも置いてあり、ボーナスが成立してないのに一生懸命777を目押ししてるお婆ちゃんを見てホッコリしたり。

かと思えばアホみたいに500円玉を投入して残りゲーム回数が50回とかカウントしてる景品ゲームをYさんに延々やらされているOさんがいたり。

1945が大好きでまだ駅前に普通にゲーセンがあった時代は仕事帰りに必ず寄ってプレイしてたなぁ。フライングパンケーキが愛機。当時はノーコンで4面くらいはいけたハズだが、もう1面もクリアできないという下手さ。

個室カラオケの他にもこのゲーセンのあるフロアのど真ん中にカラオケが1セット開放されており、誰でも自由に歌える。仕切りの壁が何もない空間なので食事に行く人や風呂入りに行く人やゲーセンで遊ぶ人にガン聞こえになりますが。そこで歌ってる人たちのレベル5くらいからレベル99くらいまでの様々な歌声を聞きながら、ゲームに明け暮れること2時間。

ようやくカラオケタイムの時間がやって参りました。部屋で熟睡していたHさんを起こし、ゲーセンでみんな待ってますよと告げてゲーセンで待つ。

カラオケルームはゲーセンの先なので、ゲーセンで待っていれば嫌でも前を通るだろうと思ったのだが、5分待ってもぜんぜん来ないHさん。

朝早くから起きて車を運転して昼間も暑かったから疲れちゃって2度寝しちゃったのかな・・・・。そう思い、もう1度起こしに部屋へ行ってみる。これで起きられなかったらもう朝までゆっくり寝かしてあげよう。無理やり起こされて寝起きで歌ってもしんどいだけだろうし。

ところが部屋に戻って扉を開けようとすると鍵がかけられている。ん?という事は部屋を出たことは間違いない。

カラオケする直前にフロントの受付で何かやる事あるのかな?とフロント行ってもいない。一体いずこへ・・・。

そうこうしているうちにゲーセンに到着してるかもと思い、ゲーセンに戻ってみても依然としてHさんの姿はない。

忽然と姿を消してしまったHさん。起きたはいいけど寝ぼけてどこかで寝ちゃってるとかそういう事態がおきているのか・・・。

そうこうしているうちにカラオケタイムは着々と過ぎていく。誰も来ないから自然とキャンセルなんて事になっても困るし、先にカラオケルームに行くだけ行こうかという話になったが、どの部屋か知ってるのはHさんだけ。

フロントに部屋番号を問い合わせましょうと内線電話を探すが、内線電話が見当たらないので仕方なく一番手前のカラオケルームを覗いてみると、1人で気持ちよさそうに歌ってるHさんがそこにいた。ウソでしょ。衝撃すぎて思わず二度見したわ。

ぜんぜん元気だった!!寝起きでHOWEVER歌ってるじゃない・・・。

♪♪言葉ーでは伝える事がどうしてもできなかった~♪♪じゃないよ。先にいるならそうと伝えて欲しい。

完全に狐ならぬHさんにつままれた形の一行は急いでカラオケルームに集合し、カラオケ開始。

O工房長のオリジナルを軽く超えてゆく金太の大冒険に始まり、ザコシショウの誇張し過ぎたモノマネシリーズと張り合えそうなYさんの桑田佳祐も披露される。Yさんのこの桑田佳祐が個人的にツボ。いや、持ちネタ大会か。

歌え歌えと勧めてくる割に1巡もするとすっかり順番という概念がなくなり、昼時のランチ状態。はてさて一体何分待ちなことやら。しばらく順番来なさそうなので、タバコを吸いに外へ出る。今回のメンバーで喫煙者は自分ひとりなので実に肩身が狭い。

外に出たついでに夜空を見上げてみるも、まだ周辺がけっこう明るいせいなのか、大自然が広がっている割にあまり星が見えなくてちょっぴり残念。ロマンチックあげーるよー、いらなーいよー。

あんまりモタモタしてると何を言われるか分かったものではないので2本目には火を付けず、再びカラオケルームへと足早に戻る。

すると、気持ちよく盛り上がっているハズの一行が何やらヤッターマン達に負けたドロンボー一家みたいな感じで慌ててカラオケルームから出てくるではないか。なんだなんだ。この4、5分くらいの間に一体何が起こったというのか。もう終わり?? まさか。

そのまさかで、どうやらここのカラオケは無料なのだが、1組50分と決められており、次の順番を待っていた人が怒鳴り込んできたらしい。というわけで強制終了。

普段の生活からカラオケは自然と2時間という謎の思い込みがあり、ぜんぜんシステムを確認していなかった・・・。

何やら最初から最後までバタバタ慌ただしいカラオケ大会を終え、部屋に戻ってインデペンデンス・デイを見ながら眠りにつきましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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