私の野草図鑑

草花と語ろう

リュウキュウルリミノキ

2014-02-28 15:56:45 | 奄美の植物

(gremzエコバッグ)

久しぶりに出会ったリュウキュウルリミノキの群落

木陰の小川のそばほとんど日は当たらない。

実はまばらで、最高の状態ではないが、一度に大量の株を見つけるとうれしい。

まだこんなところが存在するのかといった具合に。

花と実を同時に楽しめるのこの季節。んー、もしかしたら少し植栽されたものかもしれない。

場所が場所だけに 自然の山とは違い、少し違和感がある。

一方で、ある日 ごっそり消えてなくなるきれいな花の木もある。

誰かがこっそり頂きにくるのだろうか。どこかの庭で元気だといいがと願うばかりである。

アカネ科 屋久島・種子島以南 常緑低木

他にケハダルリミノキ、マルバルリミノキもある。

しっとりした川原には 涼やかに植物が繁茂する。

シマオオタニワタリ かなり見ごたえのある株だ。

小さな滝も ある。

昼間のあかりもこのくらい 絶好の生息場所だよね。

やっぱりここは 管理された場所のようだ。適度な間伐はいい森を作る

もっと 増えるといいね。


ヒカンザクラ(峠と里) と サクラツツジ(ピンクと白)

2014-02-27 21:28:11 | 奄美の植物

(gremzエコアクション)

ヒカンザクラ 島の在来種ではないらしく、植樹したものが増えたようだ。

その鮮やかな色に目を奪われる。

場所で若干色が変化するが、かわいらしい桜だ。

カンヒザクラって呼ぶ人もいるけれど 島の桜は絶対ヒカンザクラって呼びたい。

調べると元々はヒカンザクラだったものを彼岸桜(ヒガンザクラー実際にある)と間違わないようにひっくり返したらしい。

だから やっぱりヒカンザクラに違いない。

里の方にも道路沿いに植えてある。私も今年は家の庭に苗木を植えたが どうしているだろう。

無事に生きているだろうか。もうすぐ会える。

ヒカンザクラもいいが、同じ時期に咲くサクラツツジもいい。

こちらで言うと山ツツジのような存在で、ふんだんに見られるツツジである。

花の色も個体差があり、少しづつ変化している。

近くで見るとやっぱりツツジ 遠目に見ると桜に見える。

そりゃあ 見事だよ。一山全体がこの花で覆われているのを見たよ。

これは自生だからね。植えたものじゃないんだ。

少し 色が違うでしょ。楽しいんだこの季節、花が一斉に咲きだすから。

珍しいけれど 白株もたまーに見かける。めったにはないが。

もう ここのは 真っ白だね。

 


シマサルナシ と ウリ科の実 

2014-02-24 23:16:51 | 奄美の植物

(gremzゴミ分別)

シマサルナシ マタタビ科 落葉性 雌雄雑居性 キーウィフルーツに似る。

見事な枝ぶりに びっくりした。

相当な大きさで、実の数もけた違いなシマサルナシ

あまり見られない紅葉、冬は秋に近い印象で 紅葉と言えばハゼの木が目立つ。

なので、たまに出会うとラッキーに思えるのが 島の紅葉である。

キカラスウリ (ウリ科)

間違いないとは思うけれど、

ケカラスウリとかオオカラスウリ、リュウキュウカラスウリとかあるから、また出会えた時

よく観察してみよう。

クロミノオキナワスズメウリ (ウリ科)

オキナワスズメウリっていうのもあるんだけど 小型の赤い実でかわいいの。

去年庭にいっぱい生ったくせに 今年は一向に出てきやしない。

一年生草本だから仕方ないけれど 残念だ。

 

 


ムラサキカッコウアザミ や オキナワテイカカズラの実 とか

2014-02-23 17:55:00 | 奄美の植物

(gremz酸性雨)

野辺を歩けば 何かしらに出会う。

会ってうれしいものもあるし うれしくないものもある。

ムラサキカッコウアザミは、アゲラタムとして園芸店でみかける。

ここらでは 畑と言わずどこといわず咲いているので 有難がられない野草だ。

キク科の一年草 雑草扱いだ。ラベンダー色の小花がかわいいよね。

つる性の白い花が豪華に見えた時期を終え なんだこれは的な実がなる

オキナワテイカカズラ 不思議な実だよね。

 

あらら潜んでるね、ツワブキの花の中に アサギマダラ リュウキュウは付くのかつかないのか。

単なる蝶でもよかったり その時々で 細かく見たり ぼんやり眺めたり だ。

いつも楽しませてくれていたセイシカの谷が 死にかけたようになっていた。

気が感じられないんだ。

悲しくて そっと 離れた。木を切り過ぎたに違いないよ。

森の精は どっかに行っちゃった。


ヌマダイコン と ツルソバ

2014-02-22 00:06:50 | 奄美の植物

(gremzエコバッグ)

ヌマダイコン キク科 湿り気のある日当たりのあまり良くないところで 見かける。

地味な花だが 薄暗い溝あたりで見ると 意外な白さで目立っている。

ハリセンボンのような花姿だなあと眺めてみる。

ある時期枯れて ぱったり見かけなくなるが すぐに青々とした葉っぱを出してくる。

私は若芽のころ モロコシソウと間違えたりする。

モロコシソウが 好きだからね。何でもそう見えちゃうんだ。

いい具合に日が差してくる、気持よいね。

 

ツルソバは街の家にも生えているが その黒い実は食べられるらしい。

若芽は食用になり 実際私も食べる。ぴりっと辛いがおつな味がする。

そのくせ この実は食べたことないや、なぜだろう。

食指が動かない。今度思い切って食べてみようかしら。