奄美渓谷

（gremz砂漠化）



濡れた靴下を脱いで　長靴をはきかえた。

山からしみ出た水で足を洗う。12月だというのに少し温かみがあり心地よかった。

橋の向こう側の道から　不意に軽トラが出てきた。

もしかして　あの罠の主かしら。

あのポンカンもこの人が並べたのかなぁ。

いずれにしても　この先に車は行けるが、行きどまりであること。

川を眺めながら　いつかこの渓流を歩いてみたいと思った。

豪雨の前　ここらにはたくさんのフトモモの木があった。

その根はたくましく　再び新しい芽を吹き出している。



シシアクチの実が　色づいている。

おいしいのかしら、今度食べてみよう。

戸円

(gremz酸性雨）



名瀬の街に出た。

一時間と少しかかる買い物、丘の家とは違う楽しみだ。

さあ行くぞ、とハマる気持ちがいる。

帰りの峠道は　できれば明るいうちに抜けたい。

見晴らし台にさしかかると　陽が沈み始めた。

なんという色だろう。

冷たさと清浄さと暖かみ　刻々と変化する色



こんな日の入りもあるのですね。

北の異国にいるような、否　もっと、中世の・・・

湯湾岳頂上

(gremz砂漠化）



このところの理不尽さは　生きる意欲を無くすほどだ。


ここは　湯湾岳の頂上　三角点がある。



いつも入れる山ではない、この日は許された。

いや、これは感覚的なもの　とても神聖な場所だ。



どちらをみても　それは　それは・・・



ここに来るには勇気がいる。

今　見ても足がぞわぞわしてくる。



さて、アンテナが震えだした。

山が、拒否し始めたようだ、すぐに降りよう。

トクサラン

（gremzゴミ分別）



こんなにきれいに群生したトクサランを見るのは　久しぶりである。

ちょっぴり怖い場所にある。

黄色い自生蘭　暗い森にまるで一条の光が射すように

ぽぉーっと　浮かび上がる花



自然の間伐で少し　開けたせいか　花房も大きかった。

この勢いは久しぶりである。



悪天候の中　訪れたかいもあろう。

思わず　歓声をあげたくもなる。



トクサラン　　　ラン科エビネ属　 分布：大隈半島、屋久島、奄美大島、沖縄、台湾




来年　また　ここで会おう！！

約束だよ

妖しいサザンカ

（gremz植林・植樹）



初夢　よくは覚えてないけれど・・・多分

美しかったころのふのし海岸で　波と戯れながら

「砂が削られ　サンゴが死に　排水の土管が土手にむき出し

海岸の植物が消え　石の階段があった入口を大きな流木がふさぎ

まるで様子の変わった今の現状を」　嘆いていました。





なにか妖しい雰囲気のする場所ですね。

ここは　湯湾岳の一画です。

吸い寄せられるように近づきました。

ここをくぐると　別世界に行けますよ　と誘われているようで・・・



さて、年末から胃腸の調子が悪く、大好きなお酒もコーヒーも全く飲めず、

食事もままならぬお正月を過ごしておりました。

原因は　す　と　れ　す　です。

好きなことをして生きてる私がなぜにストレスなのか、それはですね。

好きなことばかりしていると　そうでないことが今まで以上に苦痛になるわけです。

一年間のそれらの苦痛が仕事納めとともに一気に襲って来たんですね。

夜中になると絞られるような胃の痛みに堪えておりましたが、

お薬でようやく　今日　おぞうにを美味しく頂くことができました。

よって　今年の私の座右の銘は　健康です。

皆様のご健康をお祈りし、どうぞまたこの一年よろしくお願いいたします。