
(gremz京都議定書)
コンロンカ アカネ科 半つる性低木 屋久島~台湾に分布
「ほら これは 絶滅危惧種のハンカチノキだよ。買わないかい?」と得意気な声。
えっ、だってそれは あれじゃないですか、コンロンカでしょ。
「え、知ってるんだ。じゃあ 100円でいいよ。」350円が100円になりました。
バツ悪くなったんでしょうね。油津の朝イチでのこと。騙されませんよ。
それでも 奄美で挿し木に失敗している私には のどから手が出るように欲しいもの。
喜びを押し殺して、100円払いました。売れ残りの小さな苗でしたが、今は充分です。
無事に大きくなって 星型の花をつけてくださいな。
これは ハンカチノキではなくて ハンカチの花と呼ばれています。
店主はもしかしたら 分かってて わざと間違えているのかもしれません。
一緒にいた友達は すっかり信じこみ 「ハンカチノキ」を連発していました。
こちらでの生育が成功したら 島でもう一度チャレンジするつもりです。

ツマグロヒョウモン
この時期 奄美にはたくさんの蝶が飛び交います。
裏庭にも いろんな種類の蝶が卵を産んだり 吸蜜にやってきます。
時々 縁側でぼ~っと それを眺めています。夏休みの昆虫採集の事とか思い出したりします。
野菜も食べられたりしますが、それもまたいいかもと放っています。
だんだん 理想の野原が出来てきましたが、それにつれて 野菜の面積も狭まってきました。
それに お野菜はこちらの畑で作ったものを持っていくので あまり必要ではないのです。
島では台風とか塩害で収穫率が悪いため こちら(本土)の畑で作った方が楽です。
田中一村も 手紙でしたかしら、そのことを嘆いていますね。
獣害もありますし、隣人はいつもそれらと闘っています。私も塩害で一夜のうちに枯れてしまう光景を
何度も見ました。バナナの木も あっという間に倒れてしまいます。
そういう経験をすると 人生観もだんだん変化するんですね。なんでも諦めがつくというか、
ある人は 根気がないとか言ってましたけど、諦めざるを得ないんですよ。
ガンジス河の氾濫と似ていると思っているんですが、せっかく積み上げたものも一瞬で無くなるというのを
常に経験しているんですよね。そうなると人はどうなるかということですよ。
羽アリでぎゃあぎゃあ騒いでいた私の問いに 「羽ありを意識したことないから気づかなかった」、
「逃げることはできないから、キャンプにでも行く」という答え、それは今までの私の人生にはなかった。
滞在中はいつもサバイバルです。自然の豊かさは 大きければ大きいほど 厳しい暮らしでもあるんですね。
実感しています。3年が過ぎました。
そうこうしているうちに しばらくしたら また 島行きです。
今度は 写真もお蔵入りを免れました。
最近、PCのデスクトップの背景を 少し散らかった状態の島の家のリビングの写真にしたんです。
PCを開くたびに笑えるんですよ。
丘の家のリビングで 島の家のリビングを眺めるんです。
その滑稽さは 自分にしか分かりません。どこでもドアが欲しいと思ってましたからね。
(gremzリサイクル)
ゲットウ ショウガ科 ハナミョウガ属(アルピニア属)の多年草
「熱帯から亜熱帯アジアに分布し、日本では沖縄県から九州南部に分布」
香料、虫よけ効果あり
裏庭のゲットウは まだ小さすぎて咲かない。
繁茂したら いろいろ試してみたいものである。
その時のために リンクを貼っとこう。
参考:月桃の基礎知識

手始めに 葉っぱを乾燥させて 虫よけに利用することぐらいは できそうだ。
ことわっておくが、これで 何かしようとかいう目論見はないので あしからず。
モロコシソウは どうしているだろうか。また乾燥させてみよう。

これは 種子島で撮った写真。
今まさに さやから 月桃の花が 生まれたところだ。
そういえば、日南にも咲いていた。
秋になったら キャンディみたいな実がなる。
台風の通り過ぎた島の隣人から珍しく電話があった。
「あのね、庭のホテイアオイにかわいい花が咲いたよぉ。桃の実は、カラスにやられたから、
青いけど残りを桃酒用に 採っといたから。今度はいつ来るの」
声は、花の感動で 華やいでいた。
いつも ゆめの家のお世話 ありがとう。感謝。