集落で灯台への道を尋ねると 車は途中までしか行けないとのこと
とにかく 行ける所までいってみよう
デイゴのところで 波打ち際を歩きたくなり 止まった
不思議な軽ワゴンが 止まっている
車内の天井に 布がはってあり 風でひらひらしている。
近ずくと 急に男の人が 近寄ってきて 「こんにちは」
どこから 出てきたんだろう、不意打ちをくらったので 奇妙に思えた。
変な日だ
気を取り直して 浜に下りる
相変わらずの透明さ
しばらく歩いて 車に戻った
あれ、さっきの人 どこにいったんだろう
あまり考えないようにしとこう、今日は そういう日なのだ。
しばらく進むと ますます 海の色が変わっていく
ここまで来ると 海の色はもはや この世のものではなくなる
見ていると 気を失いそうな色 輝く
ここに 干潟ができて 渡れるという、時期を見ないと そういう好機にはめぐりあえないね
真夏は暑くて 熱中症になりそうだ。
はあ、なんて色 小学校の頃見た教科書のさしえを思い出す、あれは うそじゃなかった。
いつか あんな場所にと思った日があった、今 それが 目の前に広がっている