私の野草図鑑

草花と語ろう

ノボタン と ハイビスカス

2013-08-27 01:08:51 | 奄美の植物
(gremz カーボンオフセット)



大柄の花が咲くノボタンは 自生で 夏の島を彩る。

個体差があって 花びらの数や色が微妙に違ったりする。

これは 6枚で色も薄目



これは 5枚で濃い。

他にも花びらが7枚あったり 八重のもある。



摘んでも長持ちしないし、移植しにくい。

意外にデリケートな野草である。



ノボタンの花が落ちて 残ったガクが珍しい花に見えた。

たった今 落花したのかしらねえ。


山中で鮮やかに咲いていたハイビスカス



あまりにも普段にあるので 写真にとることを忘れている。

が、この時の花はとてもきれいで 撮っておこうと思った。



花の時を感じる。








名柄情景

2013-08-26 02:19:27 | 奄美の暮らし
(gremzゴミ分別)



「私が行くところは ガイドはいらない、自分で行けるよ。」って言ったら、アウェーだろうね。

ハブについては 足元の見えない草むらには絶対近づかないか どうしても入る時は

長靴をはいて、棒で辺りをたたきながら 入る。

車を停める時は必ず周りを見て 枯れ木の有無を確かめ 倒木がありそうなところには停めない。

更にもしかしたらあの木は倒れるかもしれないと想定して早めに通り過ぎる。

また小さな石が転がっているところや赤水の出ているところも 長居は無用だ。

やむおえない場合は、比較的安全な場所を見つけて駐車し、徒歩で目的の場所に向かう。

ラジオや携帯の電波は 適宜、受信の有無をを確認しておく事。

雲を確認して、山に霧がかかっているような日は森に近づかない。

奄美の森にはほぼ標識がないので、方向音痴の人は気を付けよう。

要するに 常に逃げ道のことを考えながら 覚悟して入る。トイレも期待できない。

その他、・・・。覚悟よ。しかもあのアンテナ全開よ。



さて、この景色は以前は見ることができなかった名柄の風景だ。



豪雨で土砂崩れになり、道路が半落ちして、見えるようになったのだ。

工事が終わったら、見晴らし台でも作ってくれるとうれしいかも。



なかなか いい景色だよね。ぐる~っと 海岸線を走ってくるんだ。

この上にはかんつめさんの碑がある。あの四つ辻は、私は素早く通りすぎる、怖いから・・・。

怖いって大事だよね、恐怖心は自分を守ってくれたりするもの。


帰宅後 台所から向こうの海山をうかがうと 「今日は焼けるかな」と思った。

慌てて車を走らせたが、島のイノシシに出合ったんだ。

びっくりして ちょっと日の入りに遅れた。



沈んじまった。いいさ、また見に来るさ。





オオハマボウは咲いていた。

2013-08-24 17:02:24 | 奄美の植物
(gremz京都議定書)



海岸に下ると やはり 穏やかな夏日だった。

こんなに怖いなら 止めればいいのにね。


心が落ち着くと見慣れた花が見えた。ハマナタマメ、海岸付近でよく見かける花だ。

大きな実がついていた。



次に見かけたら 種をとっておこうかな。

食べた野菜や野草の種を つい集めたくなる。



キダチハマグルマとハマゴウ

似ているアメリカハマグルマは世界の侵略的外来種ワースト100になっているが これとは違う。

ハマグルマ(猫の舌)というのもあるので 間違いやすい。

奄美ではミツバハマゴウを見かけるが、葉っぱが3個並んでいるので 区別がつく。

ここは以前、アオサ採りをしたところだ。春になったら また楽しみたい。



松が実をつけていた。最近はあちこちの松が枯れ、そのうち松は島から消えるかもしれない。

嫌う人もいるが、それなりに効用もあっただろう。



クサトベラ



オオハマボウはハマボウに比べると 花が大きめだ。

葉っぱが全く違うので 迷うことはないだろう。

青空が似合う夏の花だ。



そろそろ 島を思い始めた、呼んでる、もうすぐ行くさ。

 




曽津高崎

2013-08-23 01:54:12 | 奄美の歴史
(gremz地球温暖化)



いつもなら 観測所のところで終わりだが、この日はお天気も良かったので

曾津高崎まで行こうと思っていた。

去年行ったこともあるので まあ行けるかなあと思っていた。

相変わらずのがたがた道、舗装もなく 段差のあるところもあり

ゆっくり用心しながら進む。もちろん 人っ子一人いやしない。

ばさばさっと 音がして 鳥が横切れば びくっとする。

まるで 肝試しのようだと不安になり、内心どきどきである。

おまけに急に曇って 暗くなってきた。引き返そうか・・・。

あの見晴らし台までは行きたいと 勇気をふりしぼる。こういう時 敏感力は邪魔である。

身の毛がよだつのを封じ込め、鈍感を装いながら さらに進む。

見晴らし台のところで まるで結界のように 雲が湧いている。ああ、あそこまで。

向こうに灯台が見えている、今日はここまでが限界。この先は一人では無理。






お天気はいいはずなのになあ、道も去年よりは荒れてなさそう。

だが、すぐ上は 雲が生まれる神秘に ひるむ。



なんで ここで湧くんだぃ 雲よ。手が届きそうだ。

しかたなく 看板を見る。



岬の事が よく分かる看板だ。



今日はここまでで 引き返そう。なぜなら、ほら



来た道からも雲が湧きだして 妖しくなってきたもの。

早々に 立ち去ったのは言うまでもない。

去年の11月に灯台まで行った時の記事を参考までに→こちら