私の野草図鑑

草花と語ろう

荒地の花たち

2014-06-27 22:15:34 | 奄美の植物

(酸性雨)

アレチハナガサはまるでスターチスのようにのっぽだ。

根付くとこぼれ種で 際限なく広がっていく逞しさがある。

ひまし油で知られるヒマ(トウゴマ)

野生化しておい茂っていた。有毒。

この葉っぱヤツデを思い出すよ。

あの遠くにある道路沿いの野生化したヤツデ?群落、いつまでもつかなぁ。

草むらにはノアサガオが咲く。どこにいってもほぼ開花している。

閉じる前かなあ、色が赤い方に傾いてきた。

ギンネム 在来種を阻害するというので、嫌われている。

もともと緑肥対策として持ち込まれた外来植物だ。

役だっているときは重宝されたが、ひとたび邪魔になるといいことも消えてしまう。

駆逐とかいう言葉で 刈り取られるのだ。

イワダレソウはUPすると顔が変わる。花冠のような小さな花が魅力的だ。

しかも今回、トリミングして大きくしたら おまけの虫さんがいた。かなりお気にです。

アカバナルリハコベ

少しピントがずれているが、かなり小さな花 芝生に埋もれていた。

ルリハコベのお姉さんに当たる元種という。島ではこっちの方が珍しいよ。

なんだか 文章がうまくつづれない。疲れているのだ。

実際、うつらうつらしながら書いている。この6月は波乱万丈。


島のエントランス(2014.5.29~6.5)

2014-06-24 00:44:21 | 奄美の植物

(省エネ)

この数日何が起こったって まあそれは 青天の霹靂に近い。

捨てたはずのものを拾い直して 再構築させたことになるのかな。

そう簡単にふるさとは捨てられないものなんだろう。ご縁というものもある。

気持ちの切り替えも終え、これからはその場所と違った意味で付き合っていく事になる。

たどれば、思いは20年前にさかのぼる。そして、大きなため息をついてばかりいる。

だからと言って 島行きを止める訳ではない、行くところが増えただけだ。

 

さて、5月の中頃、軍艦島を見て衝撃を受け、その冷めやらぬうちに島を訪れたのは5月末のこと。

空港に着くとすぐにモクマオウのエントランスを過ぎて 植物を眺めた。

最初に出会ったのはこの花、なんとかめりあとかなんとか?それより

左の方に虫がいるではないか。なんだろう。

※ユリズイセン ブラジルにも自生している。(アルストロメリアはユリスイセンと言う)


シナガワハギ マメ科 越年生草本 帰化植物

なかなかお気に入りの植物、庭に植えようかな。効用もありそうだ。

海岸植物は見当たらない。

あんな風にさっきやって来たんだよ。

グンバイヒルガオ

植物図鑑を開くのも久しぶりだ。島のことを考えるのも久しぶりだ。

時には一つのことに集中せねばならないこともある。

2014年6月 私の人生は大きく 軌道修正された。


渓谷 と 海

2014-06-16 08:51:30 | 奄美の海、川

(酸性雨)

島の南には あまり出向かなくなりました。

この橋を渡ることも少なくなったなあ。近辺で満足しています。

それに隣町までが遠すぎる。往復2時間の距離を縮めるほどの衝動もなくなってきました。

そういえば以前は、食べ物とか犬とか植物とか景色とか 何か惹きつけるものがありました。

もう一度行きたくなる場所というのは なかなか工夫がいるものですね。 

否 工夫しなくとも続くものもありますから その魅力はなんでしょう。

奄美渓谷

ここは変わらない、否 少しづつ変化しているはずですが 取り巻くもの、空気感は変わりません。

ここでは季節によって様子は変化して 新たな発見や驚きが生まれます。

実際この羊歯の芽吹きとライン、手前のシャリンバイ、渓流のケラマツツジの赤、そして川、

全てが絶妙なバランスで この日この時にしか出会えませんから、私にはかけがえのない

ものです。

ここにはたまに来ます。

この日はあまりきれいな色ではなかったのですが、この光景は今まで気づきませんでした。

この先に素敵なカフェでもあったら という甘い考えを持ってはいけません。

自前の珈琲やおやつ、お弁当を持参するといいのですが、トイレはありません。

その不便さが美しさやこの環境を保っているとも思えますね。

そばの草むらにノアサガオが 咲いていました。

この日行くつもりのお店や駐車場が満杯で 往復2時間のお出かけは無に帰したのです。

それ以来私の島暮らしは 変化しました。限られた時間をいかに有効に楽しく過ごすか。

そうやって思い直すと 身近なところに宝箱を見つけました。より充実して過ごせます。

この日そんなことをつらつら考えながら 帰宅したものです。

ただいま。

 

 

 

 


ナンテンカズラ、ハマナタマメ、ハンゲショウ

2014-06-13 21:57:55 | 奄美の植物

(リサイクル)

湯湾岳に次いで好きな場所 遠くて住むことはできなかったけれど

ここに容易に行ける場所という条件をつけて家を探した。

だから 島再訪の時は途中の道が不通にならない限り 1.2回は訪れる。

これなら渡れそうじゃない?

史跡は原形をとどめないくらい変わってしまったけれど ね。

この立神は変わらない。

いつもの脇道でハマナタマメを見つけた。

そして、お目当ての植物、もう咲いている頃だろうと

葉っぱを見つけていたんだ。

ナンテンカズラ マメ科

マメ科も多いね。

うれしいな、この花に会えて。ウキウキしながら 写真を撮ったり眺めたり、とってもうれしいよ。

ハンゲショウも見つけた。臭いよ、「ドクダミ科の多年性落葉草本植物」だから。

ありがたい植物だけれど。

今抱えている問題が片付いたら きっと何かもっと違うどこか、

そしてそこで何かを見つけるかもしれないね。

少し未来の私 何を見てるんだい、たからものは見つかったかい?

 


キダチハマグルマ と リュウキュウハナイカダの実

2014-06-12 21:45:38 | 奄美の植物

(砂漠化)

島の裏庭にグランドカバーとして植えたアメリカハマグルマは しっかり役目を果たしている。

写真はキダチハマグルマ キク科 多年生草本 九州南部以南の海岸

こうやってみると キク科植物のなんと多いことか、ハーブ類もキク科が目立っている。

これは リュウキュウハナイカダの実

これだけびっしり生っているのは珍しい。その後熟れるのを楽しみにしていたが

防災のため刈り取られたり、虫に食われていたりで あまり残っていなかった。

あれは雌花だったのかしらねえ・・・

梅雨明けも待ち遠しい島。

時計草や桃はどうなったかしら。