私の野草図鑑

草花と語ろう

秘境のごとき 集落かな(嘉徳)

2011-04-29 11:32:25 | 奄美の暮らし

報告が中断している間に GWです。

皆さま 楽しい休日をお過ごしでしょうか。


さて、4月の初めのことです。

山間の狭い一本道をずっと ずうっと車で入っていきます。

この先 果たして人は住んでいるのだろうか?

豪雨で大きく崩れた道が 全くそのままの状態で、間に合わせに削られたう回路を通ります。

上り 下り 鮮やかな木々の若葉が ドライブの目を癒してくれます。


ようやく開けた場所に出ました。



前も



後ろも こんな風、ですじゃ

島で唯一砂丘のあるところと聞いていました。





あの山の中の道を来たんですね。



藍染のお店があります。



休業中だとのことでしたが 吉川さんに中を見せていただきました。

木を育てるところから始め、もう20年以上続けておられます。

いろいろお話をして下さりました。







この柑橘は種類が分かりませんが、鈴なりです。

ここは 元ちとせさんの生まれ故郷だそうです。

ここから あのエネルギーが生まれたんですね。 それは、並大抵のことではないと感じました。

(つづく










海を見に行く

2011-04-20 10:05:16 | 奄美の海、川

曇り空の日であった。

ガソリンスタンドで給油し、信号待ちしていると 知人の車が横切った。

あれあれ どこへ行くのだろうか。

あとをつけてみると どうやら釣りに来たらしい。

挨拶して、 海へと向かう。 しめしめ 帰りにいいことあるかもしれない


途中 山の中にダチュラが咲いていた。 この花はたくましく どこにでも根付く。



これもまた 奄美らしい情景である。



曇り空なんだけど



タエン浜は このくらい。 少し晴れてきた。



青にもいろいろある。肉眼で見た色は もっときれいだった。



途中には テッポウユリのつぼみ、道路沿いに群生が、咲いたら見事だろうな。



と、2週間前の話、今は5分咲きくらいだろうか。今の様子はこちら


そして 目的の屋鈍に着いた。

ん~、青いなぁ







この日はサンガツサンチ節句の日 それにちなんだ三月石を 見に行くことにした。



小さな漁港がある









青く澄んで まぶしい。 このカメラと写真じゃ うまく伝わらない。



落ちているサンゴのかけらを拾った。風鈴をつくろうかな



これが 三月石なのかなあ



不思議な石だ。



浜下りをしていた。



海に足をつけて 健康を願う行事だという、海と戯れる。

帰りに お魚のおみやげ頂きました。

ごちそうさま




森の中でひそかに息づく

2011-04-15 18:07:59 | 奄美の植物


今日は 島の家の固定資産税と自動車税を納入した。

感慨深いものがある、あぁ 自分の なんだ って

静かに それをかみしめる。

「このブログを始めたときは全く頭の中になかったことが 起きている」

今の生活は おまけみたいなもの 将来のことを考えないなんて、それが以前とはかけ離れている。

人生設計の中にはなかったことをしている、しかも先のことが全く読めない。それが面白かったりするのかしら



奄美の森の中にいると 自然に目を凝らす。



花や木や鳥や蝶を 探し 音や風や空気に 心をあわせる。

そこにいるとき 自分がもっとも ありのままでいられるように感じる。

まるで ずっと以前から そこにいたような気持ちになる。

心のふるさととは こういうものなのだろうか

それとも 今の自分は新しい別の自分なのかもしれない。


森の音が聞こえる


表題の写真はムラサキカッコウアザミ どこにでも旺盛にほこり 迷惑がられている。

かわいい見かけにかかわらずだね。



ここは変わったね。去年の豪雨で苔が きれいさっぱりなくなっている。


アマシバ


オオシマウツギ


ギンリョウソウ

木陰に こっそり、隠れていたよ


ヒカゲヘゴ

奄美らしいね。


久しぶりに ホウレンソウ食べた。おいしかった




 

 


森の深奥に咲く幻の花 アマミセイシカ

2011-04-14 21:36:18 | 奄美の植物

このところ 航空会社のHPを見ないようにしている。なぜなら・・・

少し 一息いれないと 体力もマネーも もたない。あれやこれや 納税通知書もきておるぞ

ゴールデンウィークはもうすぐ、島は最高のときを迎えるのだが 間を置くことにしよう

事を持続するには 間合いも大事だ。あわてることはない、と自分に言い聞かせる。

新年度は事務処理も雑多である。 しばらく 待て


さて、小雨の中 美しいアマミセイシカ(奄美聖紫花)が満開だというので 見に行った。

工事のトラックしか通らない山の中 悪路を走る。

川の流れるこの辺りかと車を止め、のぞきこむと まさに満開の花


小川に降りて まず目にしたのは アマシバ(ハイノキ科)



葉をかむと甘い味がするとかいう。



この時期 山のあちこちで見かける。白い花は降り積もる雪のように 緑の中に目立っている。


すると あ、あった!!



なんと 見事、満開!!





こちらにも



見渡すと あっちにもこっちにも 咲いている。

盗掘で少なくなった自生地、ここなら静かに守られそうである。

落花した花を手に取る



ツツジ科である。

くんくん なんと上品なかぐわしい香りであることか



どうぞ この地でいつまでも咲いていてください。