ニッポンが誇る技術 家電メーカーが危ない？！

日本には世界に誇る技術がたくさんありますね。
その中の一つに、電化製品があると思います。

その技術の結集・国内家電メーカーがこのままだと全滅してしまうかもしれないんですって

先日「カンブリア宮殿」にSONYの元社長　出井さんがゲスト出演していた時
そんな話になっていました。


その理由は

①驚異的な値崩れ
　　家電量販店での値下げ競争

②自前主義
　　自社部品にこだわる国内メーカーと、こだわらず安くて良質な部品だけを集め、
　　海外の工場で組み立てるベンチャー企業・国外メーカー

③世界の優遇措置や国からの補助との格差
　　海外の工場誘致などは大幅な税免除など、優遇措置がある

④業界再編
　　国内の大手家電メーカーは10社近くあり、人や技術やお金というリソースが分散しているので、
　　ある程度集約しないと世界では勝てないし、それぞれが衰退し全滅する恐れもある


アナログ製品と違い、デジタル製品は誰が作っても規格通りに作れば
技術に違いが出にくく、アジア勢が台頭しているのはそれも理由だそうです。

出井さんは、
「デジタルになったということは、部品の数が大幅に減って
半導体だけになったようなもので、それではどこの国でも同時に同じものが作れてしまう。
だからハードだけの技術の差は出にくくなっている昨今は、
魅力のある商品を作るためにソフトとどう組み合わせるのか、考えていくべきだ」
とおっしゃっていました。

ソニー初の文系出身の出井さんは、社長だった1995年から2005年に
持論の’AVとITの融合’を実現させ次々と商品を発表したそうです。

今後は、欧米の真似をしたようなビジネス（例えばネットビジネス)ではなく、
日本の将来を担うような技術を大手でもベンチャーでも育てて行く必要がある。
だからアイデアのある若手を援助する会社を立ち上げたそうですよ。


私も文系で物を創る才能も全く無いし、我が家の車は国産ではない・・・ですが、
日本の真面目で信頼できる技術を応援しています。
もし家の中が輸入品で溢れたら、さみしいですね。
頑張ろう！