太平山

名古屋や埼玉新生活での主婦の日々と子育てや仕事に関する事件と感動を綴る。予定・・・

初めてのお出かけ できた♪

2007-10-31 17:20:30 | 育児(我が子観察)日記
10月31日(生後26日目)

快晴の本日(ドラファンの間では’ドラゴンズブルー’と言うらしい)
銀行のATMに行きたくて、なんとうちのおデブベビーと初めての外出をしました

とはいえ、自分の化粧さえ出来ないぐらい寝てくれない(抱っこしていないと泣く)時間が続き、
夕方になってしまったのですが、明日は雨だしそれ以降は寒いと言うし、、、
無理やり決行しました!


やむを得ない外出の時に、チャイルドシートに乗せて車から降ろさないで大人が見ている、、、
というお出かけはありましたが、
外にこんなに長くいたのは本当に初めてです。
(1ヵ月健診はもうすぐ)


届いたばかりでまだ慣れていないスリングでしたが、今日はスリング様サマの日でした。



泣いている所をスリングに入れて洗濯物を取り込んだら寝始めてくれたので、
急いでスリングごと布団に寝かせ、
起きて泣くまでの間にダッシュで簡単に化粧をして
またスリングごと抱き上げて出発。


とりあえず徒歩5分の銀行まで行ってみて、泣いたら帰ろうと思っていましたが、
なんとなく大丈夫そうだったので調子に乗って電気屋とスーパーまで行っちゃいました


Door to Doorでちょうど一時間のお出かけでしたね

その間、おデブベビーは寝息立てて寝てました。
途中もぞもぞ動いたりしてたけど。

そして家に着いた途端、目覚めてのびをしだした。
なぜわかったのか??



そういえば私自身、産後ほとんど外出していなくて、こんなに歩いたのは初めてでした。
なんだかゆるんだ骨盤や足腰大丈夫かな、と不安で・・・。



スリングで気づいた事は、臨月のお腹と同じ場所に赤ちゃんがいるんですね~
胸の下からおへその辺りまでにすっぽりとはまるんです。

赤ちゃんは重たいけど、歩きやすさは妊婦よりは楽かな?

それと、排気ガスとか各種菌とか、気になりますね。
今までは私の体だけだったけど・・・


でも緊張しつつも楽しくて嬉しくて、
途中、「ここが銀行ですよー」とか、ものすごい小さい声で説明しながら歩きました。
(本人寝てるから意味ないし!


さてさて、これから冬。
スリング派はどんなコートを着ればいいものか・・・

例えば玉葱を炒めるあの匂い とか

2007-10-31 10:05:32 | 随筆
先日バターで玉葱を炒めていたら、旦那が「良いにおいー」と言いました。
そういえば、私も、実家で母がシチューを作る時などに匂ってくるこれが大好きだったな~と思い出しました。


妊娠後期から、自分の小さい頃の事をものすごく思い出します。


家族で出かけて家に帰り着いた時、車の中で寝ていると父がそのまま部屋まで運んでくれるのを知って
起きていても寝たふりをしていた事とか


社宅の倉庫の屋根に上ってそこからおしっこをしたのを近所の人に見られ、母が注意をされたけど、母は活発な事は良い事だ?と、私には注意をしなかった事とか


お友達の輪に「寄~し~て(共通語だと「入れて」か?)」と言えなかった内気な少女時代があったとか




その他、いろいろ・・・
これまでほとんど思い出さなかったのに、不思議。


話は戻りますが、玉葱を炒める匂いとかそういう何でもない事も、(温かい)思い出になっていくんだなーと思ったわけです。

だから、子供のためになるべくいろんな手料理を作っていきたいなと思った次第です。


カレーの良い匂いがして、「今日はカレーだ
とドアを開けたら、違う家だとわかった時のあの切なさなんかも、良い思い出ですよね?!

aden + anais コットン

2007-10-30 14:21:19 | 育児(我が子観察)日記
なにやらものすごくかわいいコットン(モスリンラップ)を見つけちゃいました~
(すでに購入・自宅に到着済み・・・旦那様には事後報告



いつもチェックしているVIRINA maternityというマタニティウェアのサイトで、オススメされていたんです。

赤ちゃんをくるんだりするガーゼ布なのですが、
柄がとてもかわいくて、そしてとても大きく、くるむ以外にも授乳の目隠し、シーツなどに使えそうで、

スリング派(今の所の予定)の私としては、かさばらないちょうど良いおくるみとして一年中手放せないものとなりそうです!

(高いので、うちの娘が気に入ってくれなければ、、、自分で使う)


このaden + anaisのモスリンラップは、アメリカのベビー用品部門で3つの賞をとったとか。

オーストラリアからアメリカに移住したママさん達が、アメリカに無いからと作ったみたいですね。

ナオミ・ワッツやジュリア・ロバーツも愛用中とか。(だから買ったわけじゃないですよ~)



他の色もいろいろあって、すごく素敵でした



新生児訪問♪

2007-10-26 16:00:16 | 育児(我が子観察)日記
10月26日(生後21日目)

新生児訪問といっても、私が訪問したわけではなく保健所から助産師さんが来てくれるのですが、
どんな事するのかなーーーと思っていたら、

今困っている事はないですか、とかたわいのない話をしたり、赤ちゃんの体重を計ってくれたり、でした。
そして、区の子育てサークルの活動とか、子育てサポート子育て相談窓口(電話)の存在などを教えてくれました。


母子手帳をもらう時から思っていましたが、かなり何度も相談窓口のこととか説明されました。

核家族化が進んでいる今、本当に一人で悩んでしまうお母さんが多いってことなんでしょうね。

しかも、本当は大した事でなくても、一人で赤ちゃんと向き合っていると、すごく悩んでしまったりする危険性が高いんだろうな・・・

だから、そんなサービスが充実しているんだな、と思いました。


産院でも、いつでも電話してね、と言われて退院したし、
はげましながらおっぱいの会、という産後のママが集まるクラスもあります。


先輩ママ友達からも、「24時間いつでも電話していいからと手紙をもらったり、
きっと誰でも悩む事がありうるってことなんでしょうね。



私は今の所電話するほど悩んでいる事はないのですが、
そういう電話相談や、子育てサポート(子供を預かってくれたり、手伝いに来て欲しい時に時間単位でサポートしてもらえる)
の存在を知っているだけで、かなり心が軽いです。


実際私のように両家の実家が遠くて親戚も近くにいない場合なんか、
子育てサポートはお世話になるかもしれませんね。

この間蕁麻疹になった時も、赤ちゃんがいるから病院にいけない!!ってすごくあせったし、心細くなりました。


名古屋市だけじゃなく、全国にあるんだろうけど、本当にありがたいシステムですね





さてさて、本日の新生児訪問、
体重と頭囲、おへそや肌の状態を見てもらいました。

うちのおでぶベビーは、お腹がでっぷりしていると指摘されましたよ

やっぱり??
私も気づいていました・・・

あと、首もなくなっちゃったし、腕もひじでもない所にしわがある・・・
でも赤ちゃんだから、ムチムチで当たり前ですよね?
痩せていたら、見ている人も切ないしね。

体重も3550g(出生時2740g)と、順調に伸びているようで。。。
お嬢さん、退院後一日につき50g以上増えているんじゃないですか??

も出生時から比べて、4cmも大きくなっていました。


喜ばしいんだろうけど、成長の早さに、またまた母は寂しい・・・


やっぱりちょこちょこビデオ撮っておかなくちゃ

親ばかな毎日は続く・・・

もう成長?

2007-10-24 16:06:44 | 育児(我が子観察)日記
10月24日(生後19日目)


寝不足ママです。

うちの咲葵は生後19日になりました。

入院中に、私は、我が子のおむつ替え→おっぱい→おむつ替え→寝るというリズムをつかんで、
退院後もしばらくそんな感じだったのですが、、、



気づいた時には、起きている時間が長くなったような
しかも、おっぱい飲んでも、すぐ寝ない

その上、次のおっぱいまで起きっぱなしという事もあり。

この間、母は呼ばれっぱなしなので、家事も思うように進まず、上半身裸で動き回っていたりして、
困ります。。。



しかも、病院でも全員布おむつだったので、布派の私としては、良い練習になって、退院後もスムーズにできていました。

良い天気が続いたから、洗濯も苦にならず。


でもこの何日かで、明らかに我が子に成長が見られ

飲む量が増えたからか、うんち・おしっこの回数・量は明らかに増えているし、
入院中はおしっこしてても泣かずに寝ていたのに、今ではちゃんと不快に思うからか、泣いて呼ばれる!


まだまだ使うのは先だと思って一応買っておいた紙おむつでしたが、
生後17日目の夜から、夜だけ使ってみることにしました。


うーーん、確かに紙おむつの性能が優れていて、おしっこしてもさらっとしているから、
不快に感じないらしく、泣いて起きたりしませんね。

でも、朝になって替えてあげようとすると、数回分と思われるうんち・おしっこで、足にもこびりついていたりして何だかかわいそうで・・・胸が痛みました。

でも寝不足には効果てき面でした。


夜と外出時だけ、大人の都合で紙にしちゃうと思うけど、許してね
でも、本人も不快に思わないんだから、いいのかな???

いずれにせよ、長時間替えないでいると おしりがかぶれちゃうから早目に替えてあげないとですね。



成長しちゃって一番残念なのは、生後2週間ぐらいまでいつも見ていた、
おっぱい後の酔っ払いおやじみたいな ぐでんぐでんの姿

力が抜けきって、そのまま寝ちゃうパターンです。


生後3日目のお姿(私の膝の上です)


今では、そこまで飲み過ぎないようにしているのか、めっきり見られなくなりました。

「ぐふっ」と言っておっぱいから離れるので、もうお腹いっぱいなのかな?と
見ていると、突然覚醒したかのように、泣きそうになりながらまたおっぱいまで猛突進!

「あんた、自分でおっぱいから離れたんでしょ。」と私は一人でツッコミを入れる。
今は今で笑えるけど、あのぐでんぐでんが懐かしい。
もう見られないのかな。


それにしても、こんなに早く成長しちゃうの?!

寂しいよーーー


サンダル修理その後

2007-10-23 11:59:28 | 随筆
先月突然壊れたお気に入りのサンダルのその後ですが、

無償で修理してもらえる事になりました~
やったーーー



昨日、電話がかかってきたのですが、
「出産ご無事で良かったです、気になってました☆」と言われました。

ちょうど、サンダルを買上げ店に送ったのが出産予定日直前だったので、
「連絡つかなかったら、数週間後にかけてみてくれれば家に帰ってます」と言っておいたんですね。


お買上げのお店は、土岐プレミアムアウトレットのアートバーグでございます。
そこの店員さんは感じが良いぞ(声の様子から20代前半な感じの女子)
と言う事で。宣伝宣伝・・・


ところでサンダル、まさか無償修理になるとは思っていませんでした。
でも、ちょっとしたプレッシャーをかけておいたんですねえ。


返送する時に、買った時の箱(季節物なので置いておいた)にきれいにしまい、
家計簿つけをサボっていたお陰で奇跡的に残っていたレシートを入れ、
丁寧に梱包。

「私はこんなに丁寧に使用していたのに、壊れたのよ」を強調


そして極めつけは中に入れた付箋。
「修理または交換可能でしょうか」と書いておいた。
ちょっと卑怯?だけど、

言葉遣いは丁寧で、下手に出つつも、少しこちらの強気?を見せておく。


昔、営業マンだった時があり、契約の更新や解約金の交渉をしていたので、
その辺はひるみません。


値引き交渉は苦手なんですけどね・・・
私が強いのは、相手に非があると思った時だけなのかも。

大阪の血(母上)をひいているはずなのに


荻窪の血をひいている旦那は、値引き交渉する時、怖い人みたいになってます・・・
他人のフリをしたいぐらいでございます。
でもそのお陰で、うちにある洗濯機は安くで手に入ったからな。。。

私のお産の記録

2007-10-22 15:21:40 | 健康・病院・妊婦生活
10月2日・10月4日~10月5日(39週・10ヵ月・予定日4日前から1日前)

前後しましたが、これはお産の記録です。
長いし具体的だし、きれいなお話ではないので、ご興味のある方のみどうぞ♪



10月2日(火曜日)の夜、ウォーキング中にお腹の張り&腰の痛みが来ました。
妊婦生活でこれまで腰が痛くなった事はなかったので、陣痛かと思いました。

私は生理痛が相当ひどい方で、毎回気を失いかけるほど腰のあたりの鈍痛があるのですが、
陣痛も子宮収縮だから、生理痛と同じしくみで痛みも似ているらしいです。


それで、火曜日は痛かったけど家に帰ってお風呂に入ったら大したことなくなったので病院に電話しませんでした。

そして翌日も特に問題なく過ごしました。


そして10月4日(木曜日)午前、
健診では「1センチしか子宮口開いてないからもっと歩け」と言われて、
(臨月なんだから、腰の痛みがあるからって家で休むなとまでいわれ・・・)

まだまだだからと、初めて膣剤を入れられました。
(子宮口をやわらかくするやつ)

子宮口は赤ちゃんが出てくる道の最後の部分なのですが、赤ちゃんが降りてくる事によって広がります。(頭がその出口に見えてくる)

全開で10センチ、全開して初めて分娩室に入れます。(助産師さんによって違うかもしれませんが)

それまでは、赤ちゃんが降りて来て、骨盤を広げる痛み(陣痛)の波に耐えながら、子宮口が広がるまで歩いたり運動したりしていないといけません。

陣痛の波は、痛い時間数十秒、痛くない時間20分などとなっており、
初産の場合、その痛くない時間が定期的に10分になったら、病院に電話して入院しろと言われています。

その他、破水したらすぐ入院というケースもあり、陣痛か破水かどちらからお産が始まるかは、誰にも分かりません。

私の場合は、陣痛から始まったケースですね。



その健診の後NST(お腹の張りと赤ちゃんの心音を記録し、赤ちゃんが出産に耐えうるかを見る機器)で、
どうやら定期的にお腹が張っており、しかも10分を切っていると言われ、「痛いでしょう」と。

「少し痛いです!」と答えて、「これは陣痛だから、入院しましょうか」と言われました。

えっ??



ちなみに、まだ’おしるし’はなく、それを聞いたら「おしるしが最初に来るとは限らない」ですって。

知らなかったよーーー
おしるしがないから、陣痛と思わなかったんです。。。


でも午後からの病院のマタニティヨガに予約していたので、とりあえずそれに行きたいし、と一度家に帰り、ヨガの用意をしていきました。

ヨガに戻ってきた私の荷物を見て、看護師さんが
「入院グッズはもう預けたの?」と言いました。

まさか、そんなに急を要す状態?


少々びっくりしながらも、まだ家の中の身辺整理したいし(片づけしとけや って感じですが)
ヨガの後帰る気満々でヨガへ。

ヨガの最中も定期的な腰の痛みはありましたが、まだ耐えられる状態だったので、
ヨガの先生や他の生徒さんと、陣痛について語り合い・・・


看護師さんには、「一度帰っても良いけど、病院に戻ってこれないかもしれないよ?」と言われ。。。
「とにかく18時の病院の夕食用意して待ってるよ」と脅され・・?


でもまだ電車に乗れる状態。
とりあえず家に向かいつつ、やはり看護師さんの言葉が気になって
浜松出張中の旦那様に電話。


やっぱり、自分でもいつ産まれるか分からないお産なのに、毎回気になる度に旦那様を呼べないじゃないですか。

そうでなくても、着信があるだけで「え、生まれる?」と緊張感を持っている旦那。
そういう時に限って「今、親子二人(お腹の中と)で栄を歩いてる~♪」という、どうでもいい内容の電話だったりして申し訳ないし。。。


しかし、この日は浜松という、近いようで遠いクライアント先にいた旦那に、一応状況を伝えておこうと電話。
「もし仕事出れるようだったら、出てきてくれる?」と。

さすが、予定日近いということもあって、クライアントさんも快く出してくれましたね。

すぐに浜松から自宅に向かってくれました。
それを聞いて、「万が一電車に乗れない痛みでも、車で病院に行けるから大丈夫だわ~」と
俄然やる気を出して家の整理をする私。

何を整理するって、実は産まれたらすぐ旦那の両親が赤ちゃんを見に来て、我が家に泊まると聞いていたので、
汚れの目立つ水周りの掃除や、レシートその他の細々した物を引出しにしまったり、冷蔵庫の中身をチェックして、生ものを調理したりしたかったんです。

そしてしばらく入れないだろうお風呂にも入っておきたかった。
掃除機とか拭き掃除は誰にでも出来るし毎日汚れてしまうものだから却下。



家に帰ってトイレに行ったら、まさしく「おしるし」ありました!
これは本格的に、その時が来た?!


痛みをこらえつつ家の中をささっと整理しましたが、時間がなくて冷蔵庫の中身はあきらめました・・


あと気になる事は、
個人宅配の生協。来週届く食品を誰が冷凍庫に入れてくれるのか気になります。。。

さらに、明日(金曜日)の午前中にお茶の約束している人がいるんだけど~と思いました。
午後は、マタニティビクスも入れているし。。。


この時、お茶だけでもしてから病院行こうかな、と思っていた自分が恐ろしい!

はっきり言って、そんな事を考えていた数時間後にはしゃべれないほど痛くなっていたのだから、
その翌日にニコニコ笑いながら喫茶店に座っていられるはずないし!


結局、前日と言う直前になってそのお友達にはお茶の約束を延期してもらいました。
ごめんなさい。それにしても、出産前に会いたかったなーーー



この時点で、親や友達にも「今から入院してきまーす」と呑気に電話したり、
mixiの10月出産予定のママ友さんたちに出産実況中継を書き込みできるほど元気でした。
我ながらあほやな。。。


そんな中、17時半に旦那が帰ってきてくれて、18時、病院へ行きました。


病院で、またNSTをつけて間隔を見ました。
ここで初めて、旦那に赤ちゃんの心音を聴かせることが出来て、とても嬉しかったです。
「トントントントントントン・・・」
うちの産院は男子禁制で一緒に診察室に入れなかったので。

この音を健診や、ヨガ・ビクスの前後に聞く度、元気だーと安心したっけ。
もうすぐこの心音も、お腹の中から出てきて実際に耳をつけて聞けるね!


その時はまだ大した腰痛じゃなくて、まだいつもの生理痛のような感じでした。
間隔は8分ぐらい。
我ながら、「私の生理痛って、本当にひどかったんだなー」と思っている余裕がありました。

そして子宮口はまだ1センチ。午前中と一緒かい!
なんか拍子抜け。


そして、「まだまだだから入院してもいいし帰ってもいい」、「明日の朝また来い」と言わたので、
病院にいてもなーと思い、家に帰る事を選択して、用意されていた夕食を旦那と二人で食べ、帰りました。


病院を出たのは19時半頃。
この車での帰り道、しゃべれないほどの腰痛に変わって来ていたのです。
自分でもビックリしました。
これが、陣痛(本物?!)


家についてから、痛みは激しく髪振り乱し・・・
噂に聞いていた「旦那にテニスボールで腰を押して貰うと楽」の通り、
旦那は腰を押してくれたりさすってくれたりしましたが、

私は痛い時、誰にも見られないところで一人で苦しんでいる方が痛みを緩和できる、と本能的に思ったし、
痛がっている人を前にする人の方がある意味辛いだろうから、旦那にこの後数時間も一緒につき合わせるのも気の毒で、
(10月5日)夜中の2時過ぎに電話して、入院しました。


看護師さんも先生も、電話口で
「病院にいたいならいても良いけど、まだまだ時間かかると思うよ」と冷たく言っていたけどね。

この痛みの中、朝、外来の人がいる前で平然とした顔して行けるわけないから、
夜中の誰もいない間に入院させてくれーーー!と思ったのも大きい理由です。


というか、この腰の痛み(赤ちゃんが骨盤に入って広げている)尋常じゃないです(>_<)

これをみんな乗り越えて、しかも二十時間ぐらい続くと思うと、先輩ママさんたちを尊敬します!
(ヤンママだって尊敬します!)


これは、本当に乗り切れないかと思いました。
でも、「絶対乗り切れるから頑張って」と友人からメールが来ていたし
そんな事を考えている間もひっきりなしに痛みの波が来るので、いちいちその痛みに対応しているうちに時間が過ぎました。




そして旦那に送ってもらい、3時、病院へ。


苦痛に顔をゆがめ、呼吸法もちゃんと出来ていない私に先生(医師)がカツを入れます。

「今、苦しくないでしょ?苦しくない時(陣痛と陣痛の間の数分)まで苦しそうにしてたら体力持たないわよ。
あなたは、自分で陣痛から出産までのシナリオを作っている。
子宮口開いてますって言ってあげたいけど、まだ2センチ、おまけで3センチしか開いてないから、今日の夕方ぐらいかな?
旦那ちゃんは、今日会社に行って、帰りに病院に寄ってくれたら生まれるぐらいよ」と。

厳しいですーーー


でも、産婦人科と言うものは、これから大役を果たさないといけない時に弱音を吐いている妊婦なんかに、いちいち優しい言葉をかけてはいられないのでしょう。。。


私はまだ数時間耐えないといけないの?!と途方に暮れ、
とりあえず病院で闘うことを決意。

旦那には「家でゆっくり寝てね」と帰ってもらう。(といってももう4時だけど)



しかしこの判断が、功を奏す!!



その日の夜勤の看護師さん(かなり若い人でしたが)が、私を見て

「腰が痛いでしょ。でもその時に、あなたは下半身に力を入れてしまっているから、それだとせっかく開こうとしている子宮口を自分で閉じてしまっているよ」

と言われ、、、

それを聞いた時の私といったら、もう恐ろしくてびっくりして。
なんですって、それを早く聞いて助かったわ~!!
(朝まで家に耐えていなくて良かった)


力を入れず呼吸で逃すやり方を教わり、朝まで意識して頑張りました。

膝の下にクッションを置いて、わざと力が入らないようにしてろうそくの火を消すような弱く・長く吐く呼吸をする。

これが何とも難しい!
痛いのに、痛くない体勢をとるようなものです。


陣痛と陣痛の間の痛みがないときは、うとうと眠るようにしなさいと言われたものの、
すぐに痛みが来るので、眠れるはずもなく、うっすらと明るくなっていく空を感じながら、「まだ○時か、まだ○時か」と思っていました。

ゴールが近いとも知らずに。



その後、7時15分破水、7時45分いきなり吐く(吐く事はよくあるみたいです)、8時朝食が運ばれてくる。

でも食べては痛みをこらえる、の繰り返しで立って食べてました。
今思うと、その時既に間隔1分足らず?
せっかくのおいしいご飯だったのに、残念・・・


きっと先生も看護師も、そんなに早く進行しているとは思わなかったのでしょう。


8時半、出社して来た助産師さんがNSTをつけてくれ、そのかなりの張りを見て、
「もうだいぶエライでしょ(名古屋弁でキツイ、大変と言う意味)」とベッドに迎えに来てくれました。

9時やっと内診、先生も驚く子宮口8センチ!
「とても昨日の夜1センチだった人とは思えない」と言ってましたね。

その時、内診台で、嬉しくてつい「やったー!」と言ってしまいました。
先生も助産師さんも笑ってましたね。

でもその時の私は、まだもう少し耐えないといけないと思っていたんです。
しかし、、、


すぐ旦那を呼び戻せと言われました。

9時15分旦那に「もう産まれるからすぐ戻ってきて!」と電話。
電話も痛みに耐えながらで、短く切ってしまい、
会社に行く予定だった旦那は「え、えーーーっ?」とあせっていた様子。


破水したので点滴をつけ
助産師さん「旦那さん早く来ないかなー」と言いながら私の腰をさすってくれていました。
今思うと、分娩台に乗ったらもう産まれるって言う状態だったんだろうと思います。

パパの到着をみんなで待ってたよ~


9時52分待ちに待ったパパ到着



ここから汚いんですが・・・

朝の内診で、実は数日分の便をためていて浣腸してもらっていた私。
(産道を赤ちゃんが通る際、その付近にある腸は、物理的に邪魔なので出し切っておきたいんですね。。。小も大もね)


トイレに行っても、陣痛の痛みが一分以内の間隔で押し寄せてくるので
大が出たかどうかも自分で分からない状態。
しかも、陣痛の合間でないと立ち上がれないのに、フラフラしていてトイレの壁にゴンゴンぶつかる。
(お腹が空いていたからでしょうか・・・)

そしてトイレから助産師さんに助けてもらって出て、旦那の到着を待っていた時、
本当に赤ちゃんが出てきてしまうかと思いました。
もう、その他もろもろも出てきそうで・・・

そしてお産用の大きなナプキンの中に、’その他’を出してしまったんですね~
助産師さんに、「オムツの中に○○出しちゃったかも~」と言った私。

助産師さんは日常茶飯事?冷静に「オムツじゃないよ、ナプキンだよ」と。
「何を出してもいいから気にしないで」と言ってくれた優しいお言葉に感謝。

(今思い返せば、入院した時にすぐ病院のパジャマと、産褥ショーツとお産用ナプキンに着替えていたのでした。)


そしてそんな矢先に、旦那到着だったので、助産師さんは機転を利かせてくれ
「旦那さんストップ!」と言って、処理してくれました。
いくら旦那様でも、ちょっと見せられない姿ですもんね。。。あーあ。



そんな事が済んで、やっと10時過ぎに分娩室へ、
10時32分に、無事2740gの女の子が産まれました


脅威の挽回?でしたね。
先生も、「夜中に入院しに来て、うとうとしたのが良かったと思います。旦那ちゃんも寝れたしね」と言っていたけど、、、

私は、自分を信じて夜中に戻ってきて本当に良かった!
みんなも、いざって時は、医者に何といわれようと、自分の動物的勘を信じてください。


分娩室では、腕からは点滴・鼻からは酸素も吸入されて、
陣痛の波に乗って、3回ずつのいきみで赤ちゃんを出します。
ヨガで習った骨盤を上げる(しっぽを下げる)ポーズがとっても役立ちました!

いきみは、「我慢しないで出して良いんだー!」という不思議な感覚で、
喜んで力を入れる事が出来ちゃいます。


そのいきみが確か3回ぐらい(計9回ぐらい)で、
「次で赤ちゃんの頭が出るよー」と言われ、びっくり!耳を疑いました。

え、もう??


しかもその時助産師さんは先生に内線かけて呼んでました。(先生が赤ちゃんを取り上げる為)
本当に出て来るんだ、と思った瞬間です。

そしてその言葉どおり、次の3回で頭が出てきたみたいです。(自分では見えない)
急に楽になりました。

その時はもう先生も来ていて、
「うわーー上手なお産だった!さすがヨガもビクスも来ていただけある!」
とか言っているのですが、

まだ、体が出ていないのでは??

でも、体なんて頭に比べれば小さいもので、するするっと出てきてくれましたね。


赤ちゃんが出てきた瞬間の泣き声は、想像してた「オギャー」とは全然違って、
羊水を吐き出す音にびっくり。何か違う生命体が生まれたかと思いました。(ごめんね咲葵ちゃん)

こんな音も、退院時の病院からのプレゼント「産声CD」に全部入ってます。


そして、まだ紫色した赤ちゃんが私の胸の上に置かれました。
へその緒だけは切ってあるけど、体に血液や羊水の胎脂がついたままです。
温かい・・・


その時の私の心境としては、「あれ?感動がない。まだ実感がない・・・」と言うものでした。
もっと、大泣きする自分を想像していたから。



旦那はと言うと、(後から聞いたのですが)ただ驚いたらしいです。
赤ちゃんの頭の形と、色とで・・・
そう、赤ちゃんはお母さんの狭い産道を通って来るために、頭の骨を柔らかい状態にして、縮めながら、出てくるんですねーーーすごいっ!
だから、長細くとがって出てきたらしいです。(今はちゃんと丸い気がするけど)


そして、一番大きかった私のその時の気持ちは、
「あーーこれでもう苦しみは終わったんだ!この後どんな痛みも耐えられる!あとは嬉しい事だけ」でした。


そして、ありとあらゆるものを出し切って、すごくすっきり!


そんな事を思いながら、赤ちゃんを胸に乗せながらも、助産師さんと先生はせっせと後処理をしています。

へその緒をするすると引っ張って胎盤を出し、私のおなかをぐっと押して、血液とかその他液体?を出しています。
怖いぐらい、液体が出ている感触がしました。


胎盤の大きさには驚きました。これだけで数キロあるだろうって言うぐらいの、レバーみたいな塊。
この胎盤様のお陰で、赤ちゃんに栄養が行っていたわけです。
お礼を言ってさよならしました。(栄養がいっぱいあるから、食べる病院もあるとか・・・)



出産前は、胎盤を出すと言う作業も痛みを伴うのかと思いましたが、はっきり言って全く感じませんでした。その前の痛みが大きかったから・・・

そしてその後、少しだけ裂けてしまったお下を先生が縫っていました。
ちくちくと。
でも、その痛みもさっきまでの陣痛に耐えた私にとっては大した事ありません。



いやーーーよく頑張った私!
でも、これをみんな母親達は同じように乗り越えているんだから、すごい。
信じられない。

哺乳類って、こういうやり方しか、子孫を残せないの?と思いました。
医学は発達しているのに、母親達は命をかけて体力ギリギリ使って産み落とすなんて。

途中、「ここまで来て、途中でやめる事って不可能なのかな」と思ってしまいました。
陣痛が辛くて・・・

もちろん、本気ではないですが、うっすら「やめられるものなら・・・」と思うほどでしたね。




一番痛かった(辛かった)のは、陣痛に耐えているときですね。
分娩台に乗ってからのいきみは、「もう出していいんだーーー!」という変な開放感で、苦になりません。体力は要るけど。。。


とにかく、9月30日のパパのいない日をちゃんと避けて出てきてくれた我が子の親孝行ぶりを誉めてあげたいです!



うちの産院では、分娩室で自分のリラックスした状態でお産ができるようにと、
好きなCDを持ってきて良いと言われていました。

一応、私もクラシックのCDを持って行っていましたが、
いざ分娩室で
「CDは部屋のどこにおいてあるの?取ってきてあげる」と看護師さんが言ってくれても、

かばんのどの辺だとか説明している暇があったら早くいきみたい!と思い、
「特にこだわってないから良いんです」と言いました。

先生が「そんな事言わずに取って来てもらったら?」と更に・・・


結局分娩室に元々あったリラックス系の音源が流れていたみたいですが、
もう、そんなものは聞こえていませんでしたね・・・



立会い出産は(うちの病院では協力分娩という)、旦那に額の汗を拭いてもらったり、水を飲ませてもらったり、リップを塗ってもらっただけで、あとは一緒に呼吸&励ましてもらった感じです。


呼吸法で唇が本当に乾きますね。(ママ友のアイアイさんの助言通り分娩室にリップ持って行って正解でした!)


それから赤ちゃんに体温調節機能がないので、分娩室は暑いです。
気分悪くなるような気温です。
旦那に、「立会いの時はスーツじゃなくて洗えるようなカジュアルに着替えてから来たほうがいいよ」と言っておきました。


カンガルーケア(産後2時間ぐらいパパとママと赤ちゃんだけで分娩台に乗ったまま赤ちゃんを胸に乗せて、赤ちゃんにママの免疫をつけたり、自然に母乳にたどり着くのを見ている時間)
の最初のおっぱいも、もぞもぞしながらも近づいてきて、本当に不思議でした。
お母さんのおっぱいの匂いで、自力で辿りつけるんですって。
それから、赤ちゃんはど近眼で、近くにある黒いものは見えているらしいです。
それは、乳首の色が黒っぽいからそれを判別する為とか、言われているみたいです。
神秘です。


赤ちゃんの生まれて初めての検温。
私と同じ36.9℃で(当たり前?)とにかく同じで嬉しかったのを覚えています。


カンガルーの時は母子共に興奮状態で比較的元気だと聞いていましたが、
確かに旦那といろいろしゃべっていましたね。
でも、天井がぐるぐる回っていました。

分娩台で自分のパジャマに着替えさせてもらっている間も、「はい腰上げて、足上げて」と言われるのですが、
ほいほい足腰を上げていたら、「まだ体力余ってるわねーこのお母さん」と驚かれていました。


その後病室まで車椅子で運ばれた時は、なんて物々しい!と思いましたが、
確かに立ち上がると倒れそうな感じでしたね。

そして、午後、部屋に帰ってからの私は、
他の産後のママさん達にもあまり例のないほどダウンしてしまい、
その後4回も嘔吐を繰り返し、おいしくて評判の病院の食事を全く食べられないという始末でした。
あーもったいない。

そしてそんな母親でも、母子同室の我が病院では、赤ちゃんがちゃんと同じベッドで隣に寝かされているんですね~

申し訳ないけど、何かを見ると目が回っている状態で、当日はあまり我が子も見れずぐったり寝ていました。。。

我が子に自分でも驚くような愛情を感じ始めたのは、生後2日目ぐらいからでした。
最も、体の方は生後1日目(出産翌日)から反応を始めたから驚きです。
この話はまた別途。


それにしても、出産に当たって助産師さんには何とも申し訳ないほど全てをさらけ出してしまいました。
自分が赤ちゃんかよって思うぐらい。。。


今思い返しても生々しい記憶!

でも自分の人生の、素晴らしい経験になったと思います。
子育ても大変だろうけど、まずは出産を乗り越えました。


もちろん兄弟をいっぱい作る予定ですが、この痛みを忘れるまではもう少しかかりそう。
2歳違いが希望だから、ちょうどいい頃かな?!

蕁麻疹!

2007-10-19 13:32:23 | 育児(我が子観察)日記
10月18日(生後13日目)

昨夜、両親が帰った日の夜から突然、蕁麻疹が出ました。
といっても、私のほうでちびすけにじゃありません。ほっ。

でもこの蕁麻疹、蚊に刺されたようなぶくっとしたものがいっぱいで、怖い。。。
これまで蕁麻疹のようなものは、2度ぐらいしか経験がなく、我ながら初めてのタイプ。

食べたものにも心当たりはないし、ネットで調べても、原因不明であることが多いみたい。

とにかく、かゆいし、どんどんその症状は体中に広がるし、授乳中なので勝手に薬を飲めないので、
翌朝病院へ行けたら行くことに。


ちょうど父母が帰った後だったので人手が足らず困りました。
でも運良く旦那が仕事を都合つけて病院まで行けそうだったので、
中抜けしてもらい、連れて行ってもらいました。(職場の方ごめんなさい)

ちびすけはとりあえずオムツ&おっぱいをすませ、チャイルドシートに。
病院は近いけど、混んでいたら大変なので替えのオムツも一応持って・・・

そして私だけ車を降りて病院へ。
授乳に影響のない薬を処方してもらえました。良かった。

結局蕁麻疹は原因不明でまだ治らず。
疲れと寝不足で熱の変わりに発症したのかな?と勝手に思っています。



それにしても、蕁麻疹のかゆみと不安の中、いつにも増して夜中寝てくれない我が子に、
少し困った顔&声をしてしまいました。

いつもなら「ハーイ、オムツ替えましょうね~」とかご機嫌な声で話しかけているのに・・・

段々疲れていく自分・・・


その度に、何かの育児書に書いてあった
「赤ちゃんは一人では何も出来ません」という言葉を思い出し、
優しくお世話するように心がけました。

ふーーーー


それに、必死で泣いていても、ちょっと私が抱きあげるだけで泣き止むし(一時)
かわいいものです。



蕁麻疹が治れば、もっと心に余裕出るかもしれませんが、
こりゃ、こんな調子で育児が続けば、イライラ&暴言&育児放棄?もありうる、とちょっと思いました。


そのためにも、母親は、心身ともに健康でないと、育児と立ち向かえませんね!
家事その他は置いておいてでも、健康に努めます



今日から、本格的に家族だけの生活。

もう涼しいし、沐浴はなるべく暖かい時間にということで、夕方初めて一人でお風呂に入れました。
といっても、自分も一緒にお風呂に入るわけではないので、沐浴させて、拭きとって着替えまでを一人でするだけ。

今日は初めて一度も泣かずにお風呂がすんだね
助かりました!

こういう時、これまでは(といっても退院後1週間弱だけど)おじいちゃんおばあちゃんもいて
「気持ち良さそうだねーーー」「次はどうするんだっけ?」などなどと
話しながらやっていたのが、急に自分と赤ちゃんだけ。

大人の存在が心強かった事を再認識しました。


パパは遅いとはいえ、毎日帰ってくるし、母子家庭じゃなくて本当に良かった。

恐れていた事が・・・

2007-10-19 13:12:35 | 育児(我が子観察)日記
10月17日(生後12日)

今日、父と母が孫との別れを惜しみながら帰っていきました。

本当は父は、私の退院日から4日滞在後、関西へ行く予定で、
母は2週間~3週間滞在予定でしたが予定変更で、
夕食を数日分作って、食材その他いろいろ買い物をして早目の切り上げとなりました。



昨日のこと、

母が向こうで父に言っている
「この家は塩も砂糖も使いづらいところに収納されてるのよ」

聞こえた私は遠くの部屋から叫ぶ
「塩ちゃんとそこにあるでしょ。砂糖はあまり使わないからそっちに置いてるの!」

母、父に
「機嫌が悪くなるとああだから疲れる・・・」


またまた聞こえた私は

本当にこの家に何しに来てるんだろう。
塩の置き場程度で文句言うぐらいなら来てくれなくて良いんだけど。
そんなに居心地が悪いなら早く帰ってくれて結構!

と怒りを抑えているうちに急に泣けてくる。


そんな時向こうの部屋で寝ていたちびすけが号泣。
母(私)の泣き顔なんて見せたくないし、父母のいる所を通るのも嫌でしばらく放置。
ちびすけより一層大きい声で泣く。
・・・それを聞きながら母の泣きもエスカレート。

結局やっぱりミルクタンク(私)はちびすけの元へ。

父が「オムツだけ替えておいたよ」


父がオムツ替えるなんて、初めてじゃないかな、と思うとまた涙。

涙と鼻水を流しながら、授乳中の我が子の顔を見る。
この悲しさ、伝わっちゃうかな・・・


こんな風に、本当に大して怒るほどの事でもないのだけど、
産後&夜泣き疲れの娘をいたわるような言葉がどうして出ないんだろうと思う。




うちの母は母親としての自分より、キャリアウーマンとしての自分の方が好きなようで、
娘の世話をするとかそういう事に専念できないタイプだと思う。


本当は彼女の話す内容や人柄は好きだし、尊敬もしているのだけど、
産後の娘が休めるように世話をしに来たとは到底思えない。
自分にも他人にも厳しい人なのだ。




産前から、必ず私達親子はこうなるだろうと心配だった。
きっと体を休めるドコロではなく、旦那と実母との間で気を遣って
一人で家事と育児をした方が、体も心も休めるに違いないって。

かわいい孫がいるから、きっと大丈夫だと思っていたけど、
その効果も数日だったか。。。

顔だけ見に来て名残惜しく帰っていった旦那のお母さんよりは、孫のそばで数日でも孫の成長をじっくり見る事ができるのは幸せだろうと思っていたのに。

娘の家に長居は無用、ですな。

母と娘仲の良い家庭が羨ましいです。




でも6日間(と少し)だけど、来てもらってよかったとは思う。



とにかく両親は(おじいちゃんおばあちゃん)孫のかわいい姿に毎日触れ合えて幸せそうだった。

嫁に行った私も久しぶりに両親とゆっくり話せた。

この子が誰に似ているのかというたわいない話も、
旦那の親戚としていると知らない人ばかり登場して寂しくなるから、
実家の両親とだと嬉しかった。

母のレシピのいくつかを旦那に前から食べさせたかったのでそれがかなった。

オムツやおっぱいは自分でやっていたとはいえ、それを周りで見て一緒にかわいさを共有したり
赤ちゃんに声をかけてくれた事は、多分新米ママの心のゆとりになった。



私のこの気の強い性格は両親から来ていると思う。
私はこの子にどう接したら、心穏やかな優しい子に育つのか。。。
この子がいつか子供を産んだ時、どんな風に手伝いに行こうか。

その時は今日の日記を読み返そう。



両親が帰るとき、スリングで咲葵を抱きながらお見送りして、
いろんな思いが交錯してか、涙が出てきてしまった。

少し心配をかけたと思う。

まだまだ子供のように周りに迷惑をかける気分屋な私を母はきっとがっかりし、
父は一人で悩みすぎていた時代の私を思い出して過剰に心配する。
「本当は強い子だと思っているから、子育て頑張れよ」と言っていた。

そんな、言われるほど今は(結婚してからは)くよくよ悩んだりしていないはずなのに・・・
と思いつつ、涙が出てしまっているから説得力も無さそう。


滞在中、娘には厳し(冷た)かったけど、孫には十二分に愛情を与えてくれたな。

またしばらくしてほとぼりが冷めたら?孫ともども会いに行くよ。

産後の肥立ちって

2007-10-19 10:11:09 | 育児(我が子観察)日記
10月14日(生後9日)

今回、私にとって初めてのお産だったので何もかもが想像できない事ばかりですが
どんなものか全然わからないのが’産後の肥立ち’についてです。

よく、いろんな方に
「産後は本当に大変だから里帰りしないなら絶対に母親に来てもらえ」
「動けると思っても絶対に無理をするな」
と言われますね。

私も、出産当日は自分でも思ってもいないほどダウンし、一日食事も取れないほどでした。
しかし退院して帰ってきたら、睡眠不足のだるさと体力低下以外は何だか普通に過ごせているんですね。。。

掃除・洗濯・炊事・ゴミ捨て・新聞取りにいく、などなど力仕事以外はゆっくりやっちゃってたりして。

開きすぎた骨盤だけは締めたいので、トコちゃんベルト(骨盤矯正ベルト)だけはつけています。

むしろトイレで力を入れるほうが恐ろしい・・・(何の話?!)




退院時に、助産師さんと産後の不安について語る時間があり、
その時に「産後の肥立ちと言うけど、具体的には何が危ないのですか?」と聞きました。

その答えとしては、
『ホルモンが流れ出た影響で、集中力がなくなっている』
『出産により靭帯が緩んでいる』

だから
・しばらくは車の運転は危険
・何かやらなければと思っていると、それ以外のことが見えなくなったり忘れたりする
・赤ちゃんより重いものを持たないようにしないと、数十年後に子宮脱など影響が出る


退院時に病院でもらった冊子には、
「3週間が床上げというけど、むしろ無理のない程度に普通の生活に戻った方が元気になる」
と書いてありました。


結局、ゆったり構えて根を詰めなければ、散歩や買い物にも出ていいし、長時間立ちっ放しにならない程度に家事も出来るとの事でした。


助産師さん曰く
床上げと言う言葉も、昔、産後の母親でさえ休めないような畑仕事があったり、
便利な家電製品がない時代に休ませる為に出来た言葉かもしれない。
今はただでさえ休める時代なのだから、普通でいい。
らしいです。

うちの母も同じような事を言っていました。



退院日の夕方から、私の実家の母(おまけで数日だけ父)が手伝いに来てくれているのですが、
今の所私が元気なようだし、結局夕食作りや掃除など手伝っているし、
父母がいると私ものんびりマイペースで過ごせないし、
旦那もリラックスできないのでは?

などなど話し合い、当初2週間~3週間滞在の予定を繰り上げて、一旦引き上げようと言う事になりました。


まだ産後の恐ろしさの想像がつかない私は、不安になり
最近出産した友人二人に電話して、具体的に産後どう大変だったかを聞きました。

二人とも、比較的体力のあるタイプで、出産当日まで実家ではなく新居にいた人です。

一人は産後、立ち上がって何かをすると熱が上がる症状があったらしく、お母さんに来てもらって正解だったといっていました。
もう一人は、元気だったけどお母さんから寝ているように言われ赤ちゃんと寝起きを共にしていたそうです。

気づいたのですが、お母さんが自分の時に産後大変だった場合は、娘にも「休め」というのでしょうね。
うちの母は、自分がなんともなかったタイプなので、私にも「今まで(お腹が大きくて)思い通り動けなかった分、動きたいでしょ」と言うのでしょう。



産後切実に困っている事は私が外出できない事なので、
買ってきて欲しいもの(旦那が買いづらいもの)を全て買ってきてもらい
数日分の夕食を作っていってくれることで、父母は退院7日目に帰る事になりました。
(結果的に父は滞在を大幅に伸ばしている事になりますが)

父母にとって、孫はとてもかわいいようで離れがたいのは当然でしたが、きりがないからと割り切っていました。


この後、本当に家族だけの生活になるけど、大人二人とベビーだけだからなんとかなるかな??
甘い?!

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