goo blog サービス終了のお知らせ 

クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

注文の多い料理店(宮沢賢治のお菓子・3)

2022-08-13 | グルメ

「宮沢賢治」にちなんだお菓子

『よだかの星』に つづいては

『注文の多い料理店』いきます!!

(※先に教えちゃいますが、マドレーヌみたいな焼き菓子でした~🍊)

 

~お話のあらすじ~

 東京から狩りを楽しみにやって来た・
若い2人の紳士は、

山奥で 道に迷いました。・・


連れていた犬に 死なれ

おなかも空いてきたため 弱気になっている

ふと、

「RESTAURANT・WILDCAT HOUSE(西洋料理店「山猫軒」)

と 書かれた

立派なたてものを 見つけたので

紳士たちは 

よろこんで 中に入りました。

 ところが・・、これが 少々変わったお店で、

「当軒は注文の多い料理店ですから どうかそこはご承知ください」

と 

しょっぱな・ちゅうい(注意)が あり

 2人は、(そんなに客が多くて注文が込み合っている人気店なのか

と 

かんちがいして 奥に進んでいきます

 

が・・

 

そのたびに

あらわれた、扉には、

 

「髪をきちんとして、履物の泥を落としてください」

とか

「鉄砲と弾丸を、ここに置いてください」

とか

「帽子と外套と靴をおとりください」

とか

「壺の中のクリームを、顔や手足に塗ってください」

だの、

2人への「注文」が 書かれていて、、

 とうとうさいごには

「からだ中に、壺の中の塩を たくさんよくもみ込んでください」

との 注文が、、

2人は、ここで

この店が、

「来た人に、西洋料理を食べさせる店」はなく、

「来た人を、西洋料理にして食べるだと気づき

 さいごに化け猫の目玉が こちらを見ていることに

おどろいて

「俺たち、こいつに喰われる!!ギャアアアァァ~~~~~~!!!▼×□※◎」

 と、恐怖のどん底に落とされて
ほうほうのていで 

逃げたのでした。

 そんな、フォレスティ・メルヘンなホラー話

ちなんだ・お菓子は

(化け猫の目玉のつもりなのか?)

オレンジのうす切りが 乗っかった🍊

スポンジケーキっぽい・焼き菓子でした

 

「宮沢賢治は、複雑な宗教観を持った人だ。」

と きいています

その中には、

キリスト教の「原罪」っていう考え方も

あったようで、

 そこに、「盛岡高等農林学校」の生徒だったころ、

とさつ(屠殺実験)を見て ショックを受

以後、

ベジタリアンっぽくなった

という・エピソードを合わせると・・

 

なんだか、ケンジが書きたかったことが 

見えてくるかんじ。。

 

さらに

『よだかの星』や、

『セロ弾きのゴーシュ』などを

読むにつけ

どうぶつ(動物)愛に あふれていた人であるのは 

明らか・・

 そこら辺から、人間がこらしめられる・このストーリーを

そうさく(創作)したのかなあ~?

 

なんて、思いましたね

 

(・・それにしても、趣味で狩りに来るとか、動物の命をなんだと思っているのでしょう 人間のエゴイズムです

それって原罪じゃなくて、自罪ですよね 

ですが、紳士2人は、「東京に帰った後も、恐怖でゆがんだ顔がもとに戻らなかった」というオチがついてました。

ざまあ🐻

 

 

※次回は「賢治の宝餅」という、ゆべし(柚餅子)を ご紹介いたします

 

 

 

コメント (28)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする