(せんそうのきき(危機)は、すぎ去ったんだろうか・・?)
きんぱく(緊迫)する・対外じょうせい(情勢)に
ハラハラすること
1ヶ月。。
日本人は、だいぶ、
ぐんかん(軍艦)やら兵器のしゅるい(種類)に
くわしくなりました
クリンのしん(親)友・チット
も、社会派としての立場上、
この件を おざなりにできず、
こまかいニュースを追う日々
を
すごしました。
でも・・
本来、うちのチットは、生ぬるい平和をあいする、お花畑な小市民・・
そんなチットが、
今ここに来て 思い出している、本のいっせつ(一節)が
あるというので
ちょっと 紹介しておきます。
「超・反知性主義入門」って本です
この本は、
おととし、「反知性主義」
ということばが
トレンドになった時、
コラムニストのおだじまたかし(小田嶋隆)って人が、
「日経」につづっていた
れんさい(連載)コラムを
まとめたもの
「お花畑思考
」の じゅうよう(重要)性をといた
本だそうです
たとえば、
IS(イスラム国)につかまった、日本人ジャーナリストをめぐる、
ネットろんだん(論壇)について、
当時、おだじまさんは
こんなことを 言っています。
「(抜粋)
・・・・
しかしながら、いい大人が、『冷徹』一点張りなのは感心しない。
というよりも、戦場のルールや テロリストの世界観を、
われら一般人の暮らす
日常の世界に持ち込まれるのは迷惑だ。
われわれは、なまぬるい日常の中で生きているお花畑の人間だ。
私たちは、友達と笑いあい、
家族とベタベタしながら、
甘ったれた個人用のホームドラマみたいなレギュレーションで
休日をつぶしている。
平日だって特に冷徹に生きているわけではない。・・・(中略)
・・・が、われわれのような生ぬるい大人がいるからこそ、
世界の平和が保たれている
ということを
忘れてはならない。
『何を甘ったれたことを』ってな調子で、あらゆる人間が
断固たる生き方に シフトチェンジしたら、
世界はどこまでも
ハードボイルドになって、
あらゆるルールが
戦場ルールに
とって代わられることになる。
そうなっては困るのだ。
というのも、われら一般人の幸福は、決断力を欠いた人々が
だらだらと逡巡を繰り返している
ぬくぬくのお花畑の中でしか
育たないものだからだ。・・・」
「・・・
テロに対する態度として重要なのは、
断固として妥協しない厳しい姿勢を貫くことだ
といわれている。
私も基本的にはその通りだと思う。異存はない。
しかしながら、その一方で、テロに対して『非情』で『容赦のない』
『毅然とした』
『断固たる』態度を
貫くことを通じて、
われわれ平和な世界に生きている人間たちが、
最前線の兵士(ということはつまりテロリストとも)
と
同じ思考回路を身につけ、
彼らと同じ方法論を
採用するようになることは、
世界の平和にとって
プラスにならないとも感じている。
むしろ、暖房のきいた部屋で 紅茶を飲んでいるわれら
『なまぬるい』『どっちつかずの』
『甘ったれた』『曖昧』で
『いくじのない』
お花畑の人間たちのマナーと考え方を、さいぜんせん(最前線)の兵士たちに
送り届けることの方が
ずっと大切だ、と思っている。・・・」
という、文しょう(章)です
クリンも これきいて、
お花畑しこう(思考)を世界にとどける人でありたい、
って
おもいました