ある日曜日-1-

陽射しはあるのに風が強くて
寒い寒い日曜日。

ささいなやり取りで久々に気持ちのブレが大きくなってしまい
夜中にへこんだ。

勝手にもう駄目だと思い込んで
更に落ち込んだ。

目が覚めても悲しい膜にすっぽり
覆われている気がしてやるせない。

それでも朝の陽射しはうんざりする位に眩しい。

さっと支度をすませて美容院の予約時間から
逆算して家を出た。

出しそびれたワンピースを
クリーニングに出すつもりだった。

なのに店の前を通過してしまった。

友達の子供に絵本を贈るのに郵便局へ行った。
休日の窓口は長蛇の列でゲンナリさせる。

梱包する袋がなくてその場で購入した。
手提げ袋から贈るための絵本を取り出したその時に

水玉のワンピースが見えて、
初めてクリーニング屋を通過したのに気が付いた。

「何をやってるんだろう。。。。」

普段なら気にならない事が
どうでもいい小さな事にも涙が出そうになる。

とりあえず出せなかった水玉ワンピースは
手提げ袋に入ったまま、
先週から切らしている珈琲豆を買いに向かう。

その途中にいつもお参りする小さな神社がある。

心が騒がしい時、シンドイ時、お願いがある時、
なんでもどんな時でも。小さな事も。

うっそうとした木が生い茂る間の階段を登っていくと、
のんびりと猫が歩いているだけで

除々に音の洪水の様な喧騒は静寂へと変わる。
その瞬間に世界が変わる気がする。

その瞬間を味わいたくて、
事あるごとに詣でているのかもしれない。

そして願う事はいつも同じで。

あんまり真剣に願う私の足元で
ニャアと猫が鳴いた。

”そんなに悲しがらなくても大丈夫だよ”

「現世」に戻る階段を降りると
また眩しい陽射しと行き交う車の音が溢れていた。


珈琲豆屋ではスタンプカードを貯めると
好きな珈琲豆３００ｇと交換してくれる。

そのカードもいっぱいになっていたので
わざわざ遠回りして出向いた。

「すいません。９月末で珈琲豆との交換終了してしまってるんですよ」

どこまでツイテないんだろうか。。。

-つづく-


つつくって。。。オイなんだそりゃ？
でもってこれはフイックション大魔王でごじゃる

話せども話せども

移動の多い一週間であった。

地味に忘年会シーズンに突入しつつあり
シーズン先駆け２件は全て横浜開催。

行くまでが遠いっつーの・・・。

「横浜クルーズクルーズ」

オジイ達ばかりの忘年会に紅一点にて参加
今回はかなりローケションが良いお店をチョイスしてくれた。

２７Ｆの窓ガラス越しにハマの夜景が広がる。


「こんな夜景よりナベちゃんの方がキレイだよ～」
「そうだそうだ」とワイワイ。

サンクスオジイ達。
そんな事を言ってくれるのはあなた方だけよ。

と思いつつ、

そんなリップサービスは最初のみで
お酒が進めばただの釣り勧誘酔っ払いオヤジになる。

最初はヨットに乗せてもらったのが始まりだったが
元は「釣り好きオヤジ」の集合体なので

基本は釣りにいかなければならない。

オジイ：「だから船釣りをやろうと言ってるだろう！何回言わすんだ！」

ワタシ：「だから釣りは嫌だって言ってるじゃないですか！何度言わすんだ！」

オジイ：「何が嫌なんだ！アジも釣れる、サバも釣れるぞ！」

ワタシ：「ブリは？ブリが釣れるなら行きますよ～ブリ大好き～」

オジイ：「ブリなんか釣れるわけないだろー」

ワタシ：「ブリ釣れないなら絶対行かない！」

酔ったオジイ相手にムキになり釣りなんて行かない宣言。

まあそんな事を言いつつ
春になったら、ヒロキ・マツカタバリに一本釣りしてるかもしれんし。

ないない。


忘年会もそうだが今週はそれ以外に
ヘビーな事も多くてかなり精神的にぐったりしてしまった。

ヘビーな出来事からわかった事はただ１つ

”伝えるのは難しい”という巨大で漠然とした事だけ。

よかれと思って言った言葉が
相手にはただ傷つける事でしかなかったとか

こちらの思いが伝わっているだろうという事が、
全く伝わっていないとか

その事実にただ驚いて落ち込むだけであった。
そしてあんな怒りをぶつけられたのも初めてかも。

掛け間違ったボタンは
そのままずれて元には戻らないのだろうか。

いや一度全部外す勇気があれば出来るのか。

話せども話し続ければこそ
掛け違っていくボタンに今はその洋服を見るのも辛い。

少し時間を置けば、
また着たくなるかもしれないしな。

修復不可能な”破れ”だったらどうしよう。
イカン考えるのやめとこ。

世帯主

今更ながら世帯主になった。

バーンと世帯主欄に名前が書いてあると
なんだか嫁と子供を養っていくぞーと
気合みなぎる”お父さん”になった気分。

おぉー”お母さん”の後は
ついに”お父さん”にまでなってしまったか・・・・。



転入と転出手続きのそれぞれの役所で
「こちらはおひとりでお住まいですか？」と何度も聞かれるので

「えーえーそうですけどそれが何か？」とキレそうになる。

知り合いに「これで堂々と出来るな」と言われ
ずっと堂々としてるわい！とまたキレそうになる。

いや考えたらしてなかった！？

世帯主になった所で得する事もないし、
ある意味経済的には損失になるが気分的にほっとしてる。

来年からは心機一転。身辺整理。
そな大げさな。

発表会

コリン父とぴーちゃんの
社交ダンス発表会があった。

ぴーちゃん祝★還暦を自分達で踊って祝うという
よく考えると不思議な感じもしないでもない。


今回はホテルでの開催とあって、
ディナー付きの本格的なもの。

応援団はナベ家妹弟とぴーちゃんの妹、
仲良し近所おばさま達の総勢７人。


しかし発表会といえども、
コリン父とぴーちゃんが１テーブル分を負担し
ご招待する社交ダンスの世界ってば。。。


この年末総決算に向けて
超スパルタの個人レッスンに

サークルにグループレッスンと
週三回の練習を続けてかれこれ半年。


練習から帰るとビデオに撮った姿を
二人で見て反省会を行う。


時間ができれば「ほら、お父さん行くわよ！」と
練習。練習。また練習。


５年前に始めた頃は、
ここまでハマるとは誰一人予想しなかった。


あれだけ練習してたのだから、
ただ楽しんでおくれよ～と、祈る応援団側が緊張してくる。


この年齢になって母親が背中がばっさり開いた、
スワロスキーが全身散りばめられた

ド派手なダンス衣装の着替えを手伝うなんて、
ホントに次から次へと予想外の事が起こるものだ。


しかし結局ダンスの方は、
本番に弱いコリン父が頭真っ白になってしまい、

色々な決めステップをすっ飛ばしたというのを
終わってから聞いた。


「まっちろになっちゃった…」とションポリ姿に、
見てる限りは全然わからなかったよという慰めも効き目なく…

でもその後に妹とコリン父が踊る事になり
それで大分落ち込み気分も払拭。

しゃ～ない。
ナベ家は本番弱い＆超緊張しぃだから。


なによりふたりで楽しくいつまでも
仲良く踊ってくだされというのが一番の願いダス。


しかし社交ダンスの世界は
まさに真夏にやっていた゛私の知らないな世界゛状態。

あまりの濃厚さに今日は眠れないかもン。

ナカメ東山散策

久しぶりのナカメ歯医者。

最近は治療の後のランチが楽しみで
予約時間もそれに合わせている。

治療メインなのか食べ歩きメインなのか
わからない。

が、そんなの関係ねー。

本日はイタリアンランチで決定。

ＳＯＲＡＲＩＡ

山手通りから路地を奥に入った
うっかり見過ごしてしまいそうな外観。

２０００円のパスタランチだが
前菜２品、デザートまでついてかなりボリューミー。

パスタは３種類から選べる。
オイル系かクリーム系かトマト系。
私はクリーム系を選択。

○○系って・・なんといい加減な記憶。

濃厚そうな気がしたが、
チーズとクリームが意外にあっさりとしている。

パスタにヒョロリと乗っているのは
たしか松茸の親戚の様なキノコ。



デザートも３品モリモリ。


うぉ～美味しそう～と食べ初めてしまったので
少々画像に乱れが。

ピスタチオのアイスクリーム・・
プリンに見えるが実はパンナコッタ。

可愛いお店の人とすっかり話し込み
大満足のランチ。

帰りはその斜め前にある
パティスリー　1904ディズ ヌフ ソン キャトルにて
お薦めの「東山ロール」を教えてもらった。

【1904ディズ ヌフ ソン キャトル】
東京都目黒区東山2-5-8 TEL:03-3792-1904





フワフワしたスポンジには、
はちみつの甘さが広がる。その分生クリームはあっさり味で。

う、う、うまい。

ついつい目黒川沿いにお店を探してしまうが
東山エリアも小さなお店が点在。

まだまだナカメはあなどれん。
いやその前に歯の治療。治療。忘れとった。

おまけ：
妹が「すんごい可愛い豆発見！」とくれた
”パンダ豆”↓


ウホ可愛い。パンダというよりシャチ豆？