ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

縄の家にて路上観察

2007-05-26 | 観 Movie Museum
良い天気な土曜日。

ここの所、毎週末また
ナカメ歯医者通いである。

というか、こんなに年間を通じて
歯医者に通うとは思わなかった。


顎から親不知をほじくり出して引っこ抜き
唇にマヒが残り、首に注射し、

CTで口に綿を詰めながら検査した結果は、
結局顎の骨の状態から「矯正は不可能」という

ちゃんちゃん♪という事になってしまった。

そんな訳で、再びミニスカ先生の所へ戻り
補轍(ほてつ)治療している。

補欠じゃないよ。補轍だよ。


帰りは天気につられて、
目黒川沿いをフラリフラリと代官山まで。

というより、
その日の治療費が14000円もかかり

ぎょえー!ワンピース?カバン?買えたじゃないかと
ショックでフラフラしてたら代官山だったというのが本当の所。

そんな状況化でも

「しかし代官山はオサレ男子度が高いやねえ~」と
横目でチェック忘れず?!

でも買ったのは、もっちりクロワッサンだけという
淋しさ。財布も淋しい。。。

そんな淋しい中、新宿へ戻り
東京オペラシティーで開催されている

藤森建築と路上観察展」へ

藤森建築といえば
屋根にニラを生やした「ニラハウス」や

タンポポを植えた「タンポポハウス」。

よくもまあ、こんな空想上の様な建物を
実際に作ってしまうなと驚きつつ、

少年が作る隠れ家や基地に見えて
可笑しくなる。

今回はその建物の材料や仕上げの展示
断面図で詳細がわかる様になっている。

靴を脱いで見る展示の中に

ひたすら縄をグルグル巻いて作った
たまごの様な形の竪穴式住居風建物があった。

小さなにじり口から入ると
中は縄の間からの光のみでほの暗い。

しかし意外と高い天井。

入った人は足を伸ばし
ぐるりと縄の壁にもたれている。

もたれながら見ているのは
かれこれ20年以上も続いている「路上観察学会」が

発見した、
路上不思議?無用?な物だらけ写真。

途中で切れた滑り台や、
ものすごい短いガードレール。なぜここに階段?

写真につけられたお題がまた面白く
「プププ」と吹き出してしまう。

それが原因なのか、まったく知らない人だけなのに
中の雰囲気が不思議と妙な親近感。

いや縄の家のだからかも。
靴を脱いでるからかも。

14000円のショックもちょっと薄れた。
少々単純過ぎかしらん。


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