ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

シブヤ大学

2008-09-21 | 暮 Life
私は実は大学生なのである。
女子大生。イエイ!じょしだいせー。しつこい。

といっても校舎がある大学ではなく
シブヤという街全体が学校。

シブヤ大学

運営は一部行政の補助と様々なジャンルの人達や
企業の支援で成り立っているNPOである。

それこそ色々な授業があり
明治神宮の夜間散策や首都高工事現場見学やら

実際にその仕事に携わっている人が講師になっているので
どれもこれも魅力的な内容が多い。

しかも無料。
この時代無料は魅力。

しかしその為希望者が多く抽選に当らないというのが
ネックであるが。。。

ラッキーな事に今回は当選して出掛けた授業は

「プロセスデザイン」

プロダクトデザイナーの大友学さんが講師で

”デザイン”の前に大事なプロセス=工程って何?と
いう事についての講義。

この大友さんの風貌が個性的で
ココロを奪われる。


「デザイン」とは何ですか?という問いに対して
答えられないんですと大友さんは言う。

最終的な形だけを差してデザインというのではなく
そのデザインが完成した工程=プロセスが大事なのではないか。

何を意図して
何を用途として
何を目的として

デザイナーがそのプロセスを考え抜いて
完成した最終的な結果、形に現れるのがデザインであると。

そしてそのデザインがシンプルなもの程
難しく美しい。


100円ショップに見られる大量生産の弊害。
技術の流出と発展途上国の安い人件費を使うためらいのなさ。

安いからという理由で使い捨てられる廃棄の山。

高ければ良いものというデザインというのではなく

社会とプロセスデザインを向上させる事が

産業側の”健康な素材””健康な産業””技術の継承”が
デザイナー側の”良いプロセスのデザイン”を生み
消費者の”便利で質の良い・高い生活”に繫がる。

良いものを作り、正しいものを選んで購入する事で
良いモノが企画される環境が生まれ回っていく。

そんな環境を育てていかなければ
僕は失業ですと笑っていた。

確かに良いものという事を知り
それを長く大事に使う事を学ぶのはとても大切だ。

食育の話で、今の子供はかなり小さい頃から
マクドナルドを食べ続けているので

味覚が完成する頃にはマクドナルドの味を美味しい
味覚の基準と認識してしまうという。

それではその子供達が成長して大人になった時に
どんな食べ物を美味しいというのか大変な問題で
その為に早く食育を正しく行う必要があると聞いた。

怖い。怖い。

なんて言いながら出回っている食品に
あんな嘘が沢山あったら何も信じられないが。


脱線したが、今回のプロセスデザインは
全3回で完了らしいので次回の抽選にも漏れずに
参加できる様に今からお願いしておかないと。

当らないんだなーこれが。。。