命のカウントダウン(健康余命3605日)

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二重マスク

2021-02-02 21:10:03 | 新型コロナウィルス
マスクを二重にして使用する方が増えているというNEWSが流れました。
そういえば、身近でも、よく見かけますね。
当院の看護師も不織布マスクの上に自作の布マスクを付けています。
海の向こうでは、バイデン新大統領やファウチ国立アレルギー感染症研究所長も2重マスク姿を披露しています。


(CNN) 米政府の新型コロナウイルス対策を担う中心人物の1人であるファウチ米国立アレルギー感染症研究所長は30日までに、2つのマスクを重ねた着用方法がより予防効果を持つ可能性があるとの見解を示した。

 そりゃまあ、重ねれば予防効果は高くなっていくだろうけれど、息苦しさも比例してくるだろうし・・・・マスク嫌いだった前大統領の反動ですかねぇ? 

私は、COVID-19疑いの患者さんを診察する時には、N-95またはKN-95マスクの上に不織布マスクを付ける事が多いです。不織布マスクは使い捨てにするのですが、N-95、KN-95は3日ほど使い続けます。フェイスガード、ガウン、手袋、サージカルマスクは、厚労省からほぼ定期的に送って来るので、現在不足しておりません。不足すれば、これが不足していますとネットで報告すると送って来る有難いシステムがあります。(細かなことは指定できないので、使いにくいものもありますが。) 
しかし、N-95クラスのマスクだけはずっと品不足。(以前ほどではないですが・・・)細々とは供給してくれるのだけれど、どこの医療機関も供給不足だと言われるから、大切に使っていくしかないですね。
 私の場合そのための2重マスク。COVID-19疑い患者さんを診る時以外はサージカル(不織布)マスク1重です。
3MのN-95マスクは、安心感はあるのだけれど、ゴムがきつくて・・・・
このブログを通じてネットで知り合った中国在住のマルさんから昨年大量に送っていただいたKN-95マスク、大切に大切に使っております。このKN-95、息苦しさと安心感のバランスが丁度良くて・・・・感謝感謝です!!


息苦しさと安心感、予防力のバランスと言う意味では・・・・
現在、医療用で話題になっているのはN-95規格ですが、このNIOSH規格ではN-95と言うのが一番下の規格です。その上にN-99、Nー100と言う規格があります。SARS騒ぎの時に、色々試したことがあります。N-100は息苦しくて5分と持ちませんでした。息が出来ないマスクって意味あるのか?と、言うのが正直な使用感でした。
N-99は、少しマシでしたが、自分の息の匂いで苦しくなりました。自分の口臭を始めて知りました。それで、活性炭入りのN-99を取り寄せて使ってみました。それは何とかまだ実用に耐えるものでしたが、やはり息苦しくて、5分くらいが使用限度でした。N-99、N-100規格が話題にならないのは、実用にならないからでしょうね。
  • N95/R95/P95:0.1~0.3µmの微粒子を95%以上除去できる性能
  • N99/R99/P99:0.1~0.3µmの微粒子を99%以上除去できる性能
  • N100/R100/P100:0.1~0.3µmの微粒子を99.97%以上除去できる性能
そんなこんなで、単に予防効果が高ければいいと言うものではない事を学びました。何よりも、高性能マスクでは、マスクと顔面との密着性がキモで、息を吸う時にマスク内が一様に陰圧になればいいのですが、どこかから外気がすーっつと入って来たなら、高性能マスクの意味は皆無です。
普通に生活している分には、サージカルマスクの使用で十分ではないかと思いますが、状況によっては2重マスクも意味があるのでしょうね。
とはいっても・・・・
この二重マスクは意味がないですから!!




筋肉注射が痛いのではない

2021-02-02 00:04:20 | 新型コロナウィルス

 加藤勝信官房長官は29日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種で予定されている、針を垂直の角度で深く刺す「筋肉注射」について、針を斜めの角度で浅く刺す「皮下注射」との痛みの違いについて問われ「個人差があり、一概に申し上げることは難しい」と述べた。

 日本では1970年代、痛みを感じやすいとされる筋肉注射で大腿(だいたい)四頭筋拘縮症を発症する児童が多発して以来、皮下注射が原則となった。
これ以来、日本の医者、特に小児科医は筋肉注射嫌いになった。

現在、殆どのワクチン接種が皮下接種で行われている。筋注で施行されているのはHPVワクチンなどごく少数。それも、痛いとか、副作用が大きいとか言われて、現在ほぼ接種が止まった状態です。

 日本では、インフルエンザのワクチン接種など多くが皮下注射で行われており、筋肉注射についてSNS上では「やったことがないから怖い」などの投稿もみられる。

 加藤氏は、新型コロナのワクチンについて「海外では筋肉注射となっており、既に(厚生労働省に薬事承認の)申請がなされているものは筋肉注射という形で申請がなされている」と説明。接種に伴う副反応に関しては「軽微な副反応の発生の頻度を含め、情報収集をしっかり行い、何か副反応があれば、機動的に対応していく」と述べた。その上で「(副反応などの)情報も公表し、国民に分かりやすく説明し、安心して接種してもらえる環境を作りたい」と語った。【佐藤慶】

日本では、インフルエンザの予防接種を始め、大部分のワクチン接種が皮下注射でなされているのが現状なのだが、今度の新型コロナワクチン接種は筋肉注射だ。

日本では、筋肉注射は、皮下注射よりも痛いというイメージが植え付けられている。
そんなの大嘘です。と、私は言います。
坂根医院では5年以上前から、インフルエンザを始めとするほとんどのワクチンを皮下ではなくて筋肉内に注射してきました・

 それで言われたこと「坂根医院のワクチン接種は痛くない」です。同じワクチン種を「上手く」接種すれば、皮下注射よりも筋肉内注射の方が痛くない可能性が大きい と、いう事だと思われませんか?

 筋肉内注射自体は、痛い手技ではありません。同じものを注射したら、皮下注射に比べたら痛くないのでは?と、私は感じています。

こんどの新型コロナワクチン、痛いかもしれませんが、それはワクチンの刺激性、注射針の太さ、扱いの雑さ、打たれたときの精神状態(接種した医師を信頼しているかどうか)などに大きく左右されると思っています。

皆さま。気心の知れたかかりつけ医院で新型コロナワクチンも接種してください!!安心感こそが疼痛を押し下げる大きな要素です。顔見知りのスタッフに接種してもらいましょう。生活習慣病などの悪化因子を持っているかどうかも全て把握してくれているはずです。
かかりつけ医の利用無しに基礎疾患を有する方優先とか言っても・・・何の意味もありません。
かかりつけ医、存在価値を増してきましたね。
田原本町の坂根医院では、これまでにカルテのある患者さんに対しては、出来るだけのことをしようと思っています。
見ず知らずの方に関しては、ほとんど何もできないと思います。
来院していただければ、何とか対応させていただきますが・・・・
それ以上は、本当に困難です。
何とかしたいという思いはあるのですけどね
でも、体は一つしかないので・・・・