抗アレルギー薬のトップランナー、アレグラ(フェキソフェナジン)深堀りパート3
院内処方での支払額は?編です!!
医療機関を受診してアレグラ(フェキソフェナジン)の処方を受けたら、その支払額は幾らになるのかシュミレーションしてみました。
3割負担で計算しています。2割負担なら2/3に、1割負担なら負担額は1/3になります。
レセプトは非常に複雑なシステムなので、この通りにならない場合も多くあるかと思います。大きくは変わらないとは思いますが・・・この試算はおよその料金だと考えてください。15歳以上の方が、平日診療時間内(18時以前)に初めて受診(初診)した場合を想定しています。
先ずは、本家本元のアレグラ錠60㎎ または アレグラOD錠60㎎
14日分処方 ¥1,730 @¥123.6
28日分処方 ¥2,150 @¥76.8
56日分処方 ¥2,990 @¥53.4
オーソライズドジェネリック(AG)のフェキソフェナジン塩酸塩錠60㎎
「SANIK」
14日分処方 ¥1,560 @¥111.4
28日分処方 ¥1,810 @¥64.6
56日分処方 ¥2,320 @¥41.4
一般的なジェネリック フェキソフェナジン塩酸塩錠60㎎「サワイ」
14日分処方 ¥1,480 @¥105.7
28日分処方 ¥1,640 @¥58.6
56日分処方 ¥1,980 @¥35.4
市販薬のアレグラFXを通販などでは、㏠単価@¥90程度で手に入れることが出来ます。医療機関を受診した場合、(初診の場合)処方日数が14日以下だと市販薬の方が安上がり。28日以上の長期処方になると医療機関を受診して処方された方が安上がり。特に56日処方となると、オーソライズドジェネリック(AG)でも半額以下、一般的なジェネリックだと1/3近くに下がると言う結果になりました。(もっと安いジェネリックも存在します)
薬局で市販薬を買う場合に比べると、処方日数が長くなればなるほど医療機関を受診された方が安くなる。初診の場合、損益分岐点は2週間以上4週間未満。最初から長期処方は無理かもしれません。薬が合うかどうか分からないので。我が医院では、毎年来られる方などには、前年と同じ薬を長期処方することが多いですが、初診の場合は14日か長くても28日。次からは症状が長期にわたる様ならば56日処方しています。
長期の処方が必要になる方、点鼻薬や点眼薬も必要な方は、面倒でも医療機関受診されるのが料金的にはお得だと思います。体調の良い時に、マスク、出来れば保護メガネも着用の上、受診してください。花粉症対策にも、新型コロナを始めとする感染症対策にもなりますから。