命のカウントダウン(健康余命3605日)

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やる気無くしております

2023-01-31 22:29:17 | 保健医療
先日にも報告させていただきましたが、我が坂根医院は昨年度のレセプトの一件当たりの点数が高い事で警告を受け、集団的個別指導の対象となりました。
来年度(今年の4月1日から2024年3月31日まで)のレセプト一件当たりの点数がなお上位でり続けると、個別指導の対象になります。

個別指導と言うのは、厚生局の個別指導とは、診療についての保険請求が適切かどうかを確認し、保険診療のルールを周知徹底するために行われる医療機関や保険医への指導であり、保険医である私たちは、それを求められた場合、受ける義務があります。
それに入る側は、きちんと、規則に則ってカルテの記載をしていれば何ら恐れる事はありません。などとおっしゃるのですが・・・・
教科書記載の事だけを問いますと言うテストで、満点を取れる方が何人おられるでしょうか。
この、個別指導の場合、満点を取らなければ、懐に手を突っ込まれ、お金を請求されます。その上、貴方は間違った請求をしていた。政府の金を掠め取っていたと言われます。
そのせいで自死された方、複数おられます。

https://www.mhlw.go.jp/content/000999455.pdf

https://toyama-hok.com/kobetusidoujiken/%E8%8B%A5%E3%81%8D%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E3%81%AE%E8%87%AA%E6%AE%BA%E3%81%A8%E7%9C%8C%E5%86%85%E5%8C%BB%E7%99%82%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%9F%E8%A1%9D%E6%92%83

そんな監査、受けたいと思う人、いませんよね。
私、受けたくないです。
なので、今年2023年4月1日から、来年2024年3月31日までは、レセプトの点数を上げない様に努力したいと思っています。

それで、患者さんにご迷惑をおかけしてしまいます。一か月以上の処方は出さないようにしますし、点数が高くなる在宅医療は、新たな方は全てお断りします。時間外の呼び出しも点数が高いので、出来るだけ応じない様にしないといけなくなります。どうしてもダメな場合は、連携している医療機関に応援を頼むことになるのかもしれません。

そんな事にならないように、出来るだけ、普段からサボるようにしたいと思っています。

2023年7月19日は休診にします。これで、7月16日(日曜)から20日(木曜)まで5連休です。その間、遊びに行きたいと思っております。遊びに言ったら、その間、レセプト点数はゼロですから、レセプト点数は下がることはあっても上がることはありません。

同じ様に、出来るだけ遊びに行って、レセプト点数を下げたいと思っています。
何しろ、休まないと、点数を下げないと罰則を食らうのですから!!

昨年、一昨年と、新型コロナの感染症をイッパイ診て(これまでで2,000件を超えました)点数を上げ過ぎた様です。

今後は、出来るだけサボって、点数を下げなけば厚生労働省の御意に沿えない様ですので、出来るだけ働かないように特に休日加算、夜間加算、深夜加算の付いてしまう休日、夜間などは絶対に働かない様努力したいと思っています。

働くのが好きなワーカホリックな私、間違っておりました!!!!




現在の磯城郡休日応急診療所は無駄でしかありません

2023-01-29 21:37:42 | 知らんでもええこと
今日は磯城郡休日応急診療所の当番医して来ました。
でもねー、インフルエンザも新型コロナも検査出来ない、してはいけないと言われてまして、ナーンにも出来ません。ただ時間潰しに来ているようなモノです。
給与はちゃんと出るのですよ。コロナ以前にインフルエンザを診ていた頃と同額。
今時、コロナもインフルエンザも診ない休日診療所って何の意味があるのでしょうか?本当に恥じ入りたい気分です。

39℃の発熱をきたしている3歳児が来院されました。喉を見たらインフルエンザの様でしたが、検査薬も抗インフルエンザ薬もなく、解熱剤と咳止め出すしかありませんでした。

休日診療所の当番じゃなかったら、自院で診て、新型コロナとインフルエンザの検査をして、それなりの処方が出来たのですが、此処の当番に当たっているばっかりに、何も出来ません。足かせでしかありません。無駄な上に邪魔です。

こんな役に立たない休日診療所、潰すべきだと思っています。数ヶ月前、田原本町長にお会いする機会があったので、そう伝えたら、町長キョトンとされていました。

そこで働いている医者が、休日診療所潰せと言う事の意味を理解していただかなったのだと感じました。何とかならないですかねえ。新型コロナもインフルエンザも診てはいけない磯城郡休日応急診療所!本当、無駄な上に邪魔でしかありません!!

新型コロナ、インフルエンザどちらも減ってきた気がするのですが・・・

2023-01-28 19:09:29 | 新型コロナウィルス
昨日発表された国立感染症研究所のインフルエンザ流行レベルマップ第03週 (1月16日~1月22日 )によると、インフルエンザ患者は増えているとの事です。
私の体感によると頭打ちか、減少してきているのでは?という印象なのですが、あくまでも奈良県中部の一診療所の一開業医の体感でしかありません。でも、国立感染症研究所のデータは、「遅い」です。少なくとも一週間。

国立感染症研究所の記事をべったりと貼り付けます
 2023年第3週の定点当たり報告数は9.59(患者報告数47,366)となり、前週の定点当たり報告数7.37(患者報告数36,388)よりも増加した。都道府県別では沖縄県(38.77)、福岡県(20.59)、大阪府(20.46)、宮崎県(17.59)、佐賀県(16.92)、京都府(15.31)、長崎県(14.80)、石川県(13.69)、福井県(12.14)、兵庫県(12.13)の順となっている。38都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。9都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約28.7万人(95%信頼区間:26.1~31.3万人)となり、前週の推計値(約25.7万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約4.8万人、5~9歳が約8.7万人、10~14歳が約4.5万人、15~19歳が約2.8万人、20代が約2.1万人、30代が約2.3万人、40代が約1.7万人、50代が約0.8万人、60代が約0.5万人、70歳以上が約0.4万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約89.4万人となった。
 全国の保健所地域で、警報レベルを超えている保健所地域は23か所で、注意報レベルを超えている保健所地域は161か所であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は163例であり、前週(195例)から減少した。35都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(11例)、1~4歳(34例)、5~9歳(37例)、10代(18例)、20代(1例)、30代(6例)、40代(4例)、50代(3例)、60代(1例)、70代(14例)、80歳以上(34例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2022年第51週~2023年第3週)では、AH3亜型が109件(95%)、AH1pdm09が5件(4%)、B型が1件(1%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。

奈良県を見ると
我が坂根医院の存在する中和地区も「注意報」レベルで推移しています。

隣の京都府、大阪府を見ると

いずれも「警報」の出ている地区も増えていて、グラフを見る限り、流行って来ている印象ですね。

客観的データでは、増加途上にある様です。次週どうなっているのか、少し楽しみです。

坂根医院では本日1月28日、新型コロナもインフルエンザも新規陽性者はゼロでした。あわせてゼロは、この冬になってからの診療日では初めてでした。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は、本日も全国の感染者数は5万人台で、全国的に減少傾向にあるのは間違いない様です。このまま収束に向かってくれるとありがたいのですが、東京では減少傾向にはあるものの、BA5の比率が5割を切ってBF5などの亜種が増えてきているとの事です。
世界的に見ても感染者数は減少してきているのですが、
死亡者数は、ジワリと増加に転じている様にも見えます。
いずれにせよ、中国の感染者数、死者数の「実数」が分かれば、データベースが吹き飛ぶほどの影響が出るのは間違いないでしょうね。
世界の新規新型コロナ陽性者の99%がオミクロン株だそうで、その亜種の縄張り争い?が下記です。
これを見ると、韓国で勢力を伸ばしているBN1.3あたりが伸びてくるのでしょうか?予断を許さないですね。
その、オミクロン株の系統図?です。ビジー過ぎて、全く理解不能であります。
ともかく、今しばらくはオミクロン株の亜種が主流であることには間違いが無く、今のところ、重症化、死亡リスクに大きな変異は報告されていません。そしてワクチンを接種してもすり抜けて感染することが多いようですが、重症化を防ぐことは出来ているとの事です。色々な報道がありますが、偏向して見るのではなくて、多角的に柔らかくとらえてください。貴方を守るのはあなた自身の行動であり、抵抗力であり、知識です。

今後、5月8日の5類移行に向けて、「あなた自身」の判断に委ねられることが増えてきます。しっかりと判断し、しっかり自衛してください。移行当初は相当な混乱が予想されます!

5類引き下げ問題

2023-01-27 22:07:17 | 新型コロナウィルス
新型コロナが5月8日に2類相当から5類に引き下げられることが決まりました。
5類への引き下げ自体は、いつかは手を着けなければならない問題だとおもっていましたから、賛成です。でも、気をつけないと危なっかしい問題が山積していることは間違いありません。

問題は色々とあるのですが、確かなことは、新型コロナ感染による死者が、死亡率が、これまで以上に増える事だけは確かだと思っています。弱者を切り捨ててでも、経済に舵を切ろうと言うのが政府が考える5類への引き下げです。

昨日も言いましたが、コロナ陽性の方がノーマスクで公共交通機関に搭乗されても誰も文句言えないし、つまみ出すなんてもってのほかになってしまいます。
大声を出すスポーツの応援でも、入場数に対する制限は撤廃されるとの事です。

何度も何度も言っておりますが、自分の身は、自分で守るしかないですね。

私、これまで1500人程度の新型コロナ患者を診断してきました。今年に入ってからだけでも150人超えています。それでも、未だ感染していないんだから、感染防御のプロと言ってもいいかもしれません。でも、そんな私でも、いつ感染するかは分からないと思っています。出来るだけの防御策は続けていきますが、いつかは罹患するとも思っています。

自衛してくださいと言っているのは、罹患する確率を下げてください+罹患したときに無事に回復できるよう策を取って下さいという事です。

具体的にはワクチン、3回は接種してください。規則正しい生活を心がけ、体力を温存しましょう。糖尿病、高血圧、脂質代謝異常、がんなどの疾患をお持ちの方は、出来るだけ上手に疾患をコントロールしてください。タバコは絶対に止めてください。禁煙はコロナにもがんにも生活習慣病にもすべてに対しての悪化因子です。悪化因子を持っている方は、パキロビッドパック、ラゲブリオを処方してくれる医療機関を探しておいてください。
同じ様な事を連日アップしてしまっています。
でも、重要だと思うので

万全の準備をして5月8日に備えてください
ところで、冒頭に示した表の間違いに気が付きました。行動制限なのですが、患者さんの場合、最大7日間ではなくて最小限7日間ですよね。直したいけれど、自分で作った表ではないので修正できません!ごめんなさい!!






5類への移行は5月8日

2023-01-26 21:59:03 | 新型コロナウィルス
昨日、5類移行は4月1日ではないかと、予想したのですが・・・
4月1日ではなくて、5月8日になったとの事です。

 政府は当初4月1日を軸として検討していたが、準備期間を設ける必要性と3月下旬から4月にかけて統一地方選が予定されていることに配慮した。5月1日はGW中なので避け、連休明けの5月8日に決まったのだそうだ。また、政府は移行日の1カ月前に、感染状況などから、移行が可能か最終的に確認するという。 

 内容については出来るだけ「衝撃」が生じないように 現在は全額公費で負担している治療や検査、入院にかかる医療費については、移行初期は患者負担が生じないようにする方向で調整しているとの事で、医療機関への支援や補助は、3月初めごろまでに方針を決めるそうだ。緩和する方針のマスク着用は屋内・屋外を問わず、個人の判断に委ねるとのこと。


2類相当から5類に移行して何が起こるのか。

1,医療機関の混乱
2,新型コロナ患者の混乱
3,公共交通機関の混乱
4,教育機関の混乱
5,救急車の混乱
6,新型コロナ感染症患者の一時的な増加(数字には出てこないかも)
7,新型コロナによる死者の増加

等が予想されます。


想像してください

飛行機の中で、マスクを着用しようとせず、席の移動にも応じなくて、釧路発関西空港行きのピーチ航空機が新潟空港に臨時着陸して降ろされたという事件が2020年9月7日にありました。
これ、2023年5月9日以降なら、どうなるのでしょうか
こんなことは考えたくないですが、もしも、このマスク着用拒否客が、コロナ陽性者だったとしたらどうでしょうか❓

答え:航空会社も周囲の客も、そして警察も保健所も何も出来ません。陽性だから乗るなとも言えないし、せめてマスクしてください と、要望は出来ても要望するだけで、マスクしないで搭乗しますと言われても、何も出来ないのです!!どうすれば良いのでしょうねぇ5類推進派の方、お答え頂けたら幸いです。

極端な例を出しましたが、以前から言っている様に、5類になったら、自衛してください。それしかありません。

コロナに対する警戒を弱めると、コロナは拡大します。中国は極端な例ですが、日本はまだ自然免疫を持っている方が1/3程度しかおられません。中国は8割、アメリカ、ヨーロッパは6,7割は持っていると思われます。状況が違うのです。

此処で、感染防御の手を緩めると、感染は拡大します。全数把握は止めるでしょうから、表向きの感染者数は増えないかもしれませんが、5月中旬以降死亡者数が増加に転ずるでしょう。

ウィズコロナで社会を回していく事は経済的にはプラスです。その上、高齢者、リスクファクターを持っている弱者が亡くなって行けば、年金問題も解決に近づくでしょうし、高齢者福祉や医療に要する予算も減って国家としては万々歳なのかもしれません。

でも、それで良いのかなぁ・・・・

私は、自分の出来る範囲で、困っておられる患者さんの力になりたいと思っています。いずれにせよ、5類への移行、暫くは目が離せそうにありません