友を思う

今回の話題は、書くことをためらっていましたが、それも含め私なりに気持ちを整理したくて、書きます。

今日は大切な友人が、最愛の子供を失った日です。
ＳＩＤＳ　
この言葉も、随分認知されてきましたが、皮肉にも、虐待による死亡原因の隠れ蓑にされたり、原因が不明のために、言われもない疑いを母親はかけられることで、世間に知られるようになった印象があります。

ＳＩＤＳ
私がこの言葉を知ったのは、あっちゃんを妊娠した時。
参加したマタニティークラスで、何気に置いてあったパンフレットに書いてありました。
ＳＩＤＳで赤ちゃんを失くした親御さんの、自助活動の案内だったと思います。
しかし、気には留めたものの、自分の身には無関係に思え、それ以上関心を持ちませんでした。

しかし、昨年。
あっくんとほんの一月違いで生まれた、その赤ちゃんがこの病気で亡くなるとは・・・。
その時も、つい先日会ったばかりで、お互い、再びの育児の大変さを話し合っていた矢先でした。
朝、起きた時には、すでに亡くなっていたなんて・・・。
これ以上の悲しみは、どこにもありません。

その時以来、私は、あっくんが夜中に泣くことも、ぐずる事も安心のバロメータになりました。
今も、あっくんの寝息や、寝返りに胸を撫で下ろすばかりです。

あれから１年。
残念ながら、友にかける言葉が見つからず、私はすっかり連絡をしていません。
と言うより、恐れているのかもしれません。
あっくんは、１歳が過ぎ、ＳＩＤＳの可能性はだいぶ低くなりました。
しかし、こんなに身近に起こってしまったことに、その現実に触れたくないのかもしれません。

友からも、最近は電話も手紙もありません。
お互いに気まずくなるのが、わかるからでしょうか。
ふたたび、かつてのような語り合い、分かち合った日が本当に懐かしく、そのことを思うと、涙が溢れます。

私にもっと、人を思うチカラがあれば、友の悲しみに添えることができたのでしょう。

いつの日か、また笑いあえる日が来ることを願って・・・。

Ｍａｃａｒｏｎｓ

ちょっとピンボケ気味ですが、お気に入りのｓｗｅｅｔｓ
ＨＥＮＲＩ　ＣＨＡＲＰＥＮＴＩＥＲのマカロンです。

この頃は、マカロンを売ってるお店も多くなり、バリエーションも豊かになってきましたが、このお店のマカロンにはそう及びません！

少し落ち着いた色合い（でも、フランボワーズ風味は、なかなか鮮やかなピンクです）。
しっとりしたマカロンが多い中、さっくり繊細な生地は、一瞬にして口の中で溶けてしまいます

このマカロン、実は今年のだんな様へのバレンタインにどうかな？と思いましたが、どうやらケーキのほうが良いそうです
（バレンタインは、手作りケーキに決定！あっちゃんにも手伝わせますか・・・）

ケーキや、美しくデコレーションされたチョコも素敵ですが、一見素朴に見えて、実は大人の味わいのチョコも、プレゼントに良いかもしれませんね。
特に、渋めのブラウンの【ショコラ・パンデピス】は、スパイスの効いた、
ガナッシュとココアの風味です。

甘ったるい味は義理チョコに任せ、パンチの効いた大人の味で勝負　なんていかが？

春を先取り

今日は晴れて暖かくなると言ってたのに・・・
お日様が顔を出す前に痺れを切らして、買い物にでた私達親子です。
あっちゃんの手を引き、あっくんはいつもおんぶ。
防寒対策は万全に、颯爽と街を歩きます。
（私は歩くのが早いので、あっちゃんは殆ど小走り状態です）

いつもの街並み。
行く人も、コートにマフラー姿の冬支度。
でも、ちょっと目を向ければ・・・
花屋さんの店頭に並ぶ、雪やなぎ。チューリップ。フリージア。
民家の庭先には、黄色く色づいてきた、ミモザの枝先。
そんな、ささやかな出来事でも、少しずつ春の足音が近づいてきています。

私も、ほんの少し春を先取り。
昨日、あっくんを預け向った先は・・・美容室
伸びたパーマを掛け直し、鎖骨の辺りまでＣｕｔ。
うんうん、この感じ
そこへ担当のスタイリストさんから、提案が。

『カラー変えてみます？』

このところ、髪の色には注意を払ってなかったので、だいぶ生え際との色が目立っていたのね
どうしようか迷ったけれど、

『はい！』

と、お任せしました。

ウィンドウに映る私の姿。
私もコートに、マフラーの冬支度だけど、髪型は、軽やかな色合いに、歩くたびに揺れる毛先。
準備は万端です

さて、肝心のだんな様の反応は・・・？
予め話していましたから、さほどの驚きはありませんでしたが、私を見つめるその目は、マークでしたよ。
きっと・・・ね。

来週はＳｔ．Ｖａｌａｎｔａｉｎ’ｓ　ｄａｙ
そう、春は恋する季節の始まりです。

息子の試練

今日はあっくんは、お姉ちゃんと一緒に一時保育を利用しました。
今回が初めてではありませんが、２時間以上の利用は初めて。
それも、久しぶり（半年振りかな）ですので、こちらは呼び出し覚悟の上の利用でした。

朝は、おもちゃに釣られたその隙に、そーっとあとにしましたから、泣き顔を見ずに済みました。
さすがに、覚悟をしていても泣かれるのは、本当に辛いものです

あっちゃんのときは、しがみつかれたり、もちろん大泣きも、それはそれは一向に慣れる気配のない、大変な思いをしてきました
でも今では、『保育園行きたい！』と言うぐらいになりました

さてさてあっくん、お迎えに行きましたら・・・
テラスで静かに！そう、おとなしい様子で！遊んでいました。
（遊んでいたと言うより、佇んでいたような・・・）
私に気付くと、一瞬にして泣き顔になって寄ってきました
（なんだなんだ、やっぱりかーかんが良いんじゃない！）
案の定、お昼まで大泣き。
お昼はほぼ食べて、そこからまた、大泣きだったようです。

普段は母の手を払い、休む事のないあっくんですが、今日はさすがに、母恋しい思いになったのか、眠りにつくまで私のそばを離れませんでした

４月になったら、この状態が暫く続くことでしょう。
今までの生活から一変。
あっくんには、試練の時です。
私が仕事をしなければ、そんな思いをさせずにすむ事です。

母は、この仕事が好きなんです。

子供から見たら、我ままに思えるでしょうね。
でも、いつかきっとこの大変さも、寂しさも、あっくんの強さの一部になることを、母は知っています。
だって、あっちゃんを見てるから・・・。

辛いのは母も一緒。
寂しいのは、あっくんも同じ。

週末の雪便り

昨日、横浜からの帰り道。
駅に近づくにつれ、周りの景色が・・・そう、雪が降ったんですね
横浜は良い天気だったので、本当にビックリ！
買い物に出なければ、それはそれで子供達は喜んだことでしょう。

それにしても、地面が真っ白（２ｃｍぐらいでしょうか）に積もったのは、本当に珍しいことです。
そのぐらい、こちらは暖かい温暖な気候です

この地に来る前は、ずっと横浜でしたから、より実感します。

昨日の雪は、眠る頃にはすっかり止んでしまいましたが、朝方は地面のあちこちが凍りついて、うっかり転びそうになりました
こんな調子では、だんな様の実家・富山では生活できません

暦の上では、もう春。
確かに、梅の枝の蕾はふっくらしてきたようです。
寒い寒いといっても、草花は、しっかり季節を感じ取っているんでしょうね。

我が家の可愛いおチビさんたちも、少しずつ、少しずつ大きくなっています・・・。
いつの日か大きな花を、大きな実を見せてくれるんでしょう。

今夜もその可愛い寝顔に、心を癒される父と母です。

ＣＡＮ’Ｔ ＳＴＯＰ ＬＯＶＩＮ’ ＹＯＵ

Ｉｃａｎ'ｔ　ｓｔｏｐ　ｌｏｖｉｎ’ｙｏｕ

Ａｎｄ　ｎｏ　ｍａｔｔｅｒ　ｗｈａｔ　Ｉ　ｓａｙ　ｏｒ　ｄｏ

Ｙｏｕ　ｋｎｏｗ　ｍｙ　ｈｅａｒｔ　ｉｓ　ｔｒｕｅ，ｏｈ

Ｉ　ｃａｎ’ｔ　ｓｔｏｐ　ｌｏｖｉｎ’ｙｏｕ


【ｆｒｏｍ　ＶＡＮ　ＨＡＬＥＮ　　ＢＡＬＡＮＣＥ　1995】

言葉のチカラ

今週はだんな様と、チョットすれ違いがあって、気を揉んだりムカついたり・・・
でも、またお互いを思うことができた、一週間でした

喧嘩や言い争いは、今回が初めてのことではありませんが（何年も一緒にいれば、それは・・・ね・・・）、つくづく、ちゃんと話さなきゃいけないんだと思いました

このブログにコメントをくれるけっくんさんも仰るとおり、
「話し合うことが大事」
とあるように、話さないと先に進まないし、結局、自分よがりの結果で終わってしまうんですよね。

だんな様と仲直りした夜、こんな提案が・・・

『交換日記しようか・・・。』

確かに、気持ちを書き綴っていくうちに冷静になれたり、思いを新たにできる効果はありますよね。
でも、そのあとすぐに・・・

『あ、でもこうして話し合う時間はあるんだよね。』

そう、食卓で向かい合いながらや、お布団の中とか・・・

言葉は、ナイフ以上に傷つけることも、苦しめることもできる。
発した言葉を、消しゴムのように消すことは、できない。
言葉は気持ちを伝える手段。
怒りも、悲しみも、嘆きも、言葉にすれば、同じ感情が伝わるでしょう・・・。
喜びも、楽しみも、希望も、同じように、相手の心に届くでしょう・・・。

話し合うことは、もしかしたら、人間のみに与えられた、神様からの贈り物（？）なんでしょうか・・・。

嘆く前に、争いあう前に、私達はそのチカラを、最大限に使わなければいけませんね。

鬼やらい

節分の豆まきの片付けも終わり（ちゃんと歳の数だけ食べましたよ？！）、子供達は夢の中・・・。
だんな様と静かな夜を過ごしています。

今週も、お仕事お疲れさまでした

節分の今日にちなんで。
平安時代は、節分は晦日（大晦日）の夜に行われていました。（らしい）
鬼やらいと言って、その家の稚児（子供）が子鬼に扮して、豆を撒いていたそうです。

一年の穢れを落として、新年を迎える意味があったのでしょうか。

地方によって豆のほかに蕎麦を食べたり、すっかり定着しましたが太巻き（恵方巻きと呼ぶそうな）を、食べたり、郷土色豊かなのは面白い限りです
ちなみに、私の実家（横浜）では、ヒイラギに刺した鰯の頭を、玄関に飾っていました。
ヒイラギのとげとげが鬼が刺さるのを嫌うのと、鰯の匂い（臭い？）も苦手なんですって

いにしえからの風習が、いつの頃から異なってきたのか、節分に限らず（お節とか、お雑煮とか）、調べてみたら面白いかもしれませんね。

ｈｏｍｅ ｓｗｅｅｔ ｈｏｍｅ

【家族】
親子・兄弟・夫婦などの関係によって結ばれ、生活を共にしている人々の集まり。

私の家族
夫（だんな様）・長女（あっちゃん）・長男（あっくん）・そして私。（プラスα金魚）

だんな様の家族
妻（私）・長女（あっちゃん）・長男（あっくん）・そして自分。（プラスα金魚）

あっちゃんの家族
お父さん・お母さん・弟（あっくん）・そして自分。（プラスα金魚）

あっくんの家族
お父さん・お母さん・姉（あっちゃん）・そして自分。（プラスα金魚）

呼び名がそれぞれ変わっても、私達はひとつの家族。
愛しい人たち。守りたい人たち。大切な人たち。

私達をつなぐ糸は、しがらみでも損得でもなく、ただ一緒にいたい、その思いだけ。
だからこそ、守るべきこと、助け合うこと、尊ぶことがとても必要。

時に傷つき、傷つけ、泣いたり、憤ったり、追い詰めたり・・・
大切な人を、苦しめてしまうこともある。
大切な人ほど、追わせる傷は深くなる・・・。
私の大切な人をこれ以上、傷つけてはいけない。

私達をつなぐ糸は、決して、切れない保障はない。
私達をつなぐ糸は、決して、解けることもない。

【絆】
切ろうとしても、切ることのできない結び付き（つながり）

糸の半分は私。もうひとつはだんな様が、しっかり握っています。
私の大切な人を、しっかり守っていこう。
信じていこう・・・。

卒乳のとき②

以前、あっくんの卒乳について話を書きましたが、それからの様子を・・・

この何週間か、授乳の途中でおもいっきり噛まれるので、もう本当に止めようと決意をしました。
そうは言っても決意は母だけで、当のご本人は何かあっても無くても、顔を見ればおっぱいと言わんばかりに寄ってきます
まあ、もう以前ほどお腹を十分満たすほど飲むことはそうないんですが、その分、小分けにしてちょっと喉が乾けばまた・・・と言う具合です

ここでちょっと困ったことは、張ってしまうおっぱいのことではなく、あっくんの求め泣きでもなく、こんなことで卒乳しなきゃいけないのかという、私の心のほうです。

いつかは止めるおっぱいでも、できれば断乳に近い卒乳ではなく、ちゃんと話して、本人が納得しながら進めていきたかった。
でも、やめると決めたからには、泣いて可哀相だからとか、ズルズルしてはいけません。
今は決めた回数だけ、そして、噛んだらその分はそこで止める。
気持ちの切り替えも大事だから、できるだけ外遊びを増やそう。
（遊びに行ってる時は、なぜか飲みにこないんです。）

今日は少なくなったおっぱいの分、ご飯を良く食べた気がします。
こうして逞しく育ってくれれば、私の希望も少しは叶う気がします。

どこかで、大泣きして凄く寂しい思いをするでしょう。
でも、それを乗り越えるのも必要なこと・・・。傷つかない育児なんて、ありえませんもの。
悲しむこと、悔しいこと、楽しむこと、慈しむこと・・・
みんなちゃんと経験しないと、心も身体も大きくなりません。

３月の暖かな日に、
「今日が最後のおっぱいだよ・・・」
そう言って、最後の授乳をしようと思います。
それまで、あとひと月あるかないか・・・心の準備をする母です。