牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

麺家 大勝軒 (銀座)

2006年02月22日 | 食べ歩き (その他)
銀座での打合せの後、高速道路の高架下にある銀座インズINZ1 1Fにある「麺家 大勝軒」に行きました。

自分のイメージの中では、「大勝軒=東池袋=つけめんの名店」という記号ができているので、つけめんを注文しようとメニューを見ると、普通のラーメンがメインのようです。聞くところによると、永福町にある大勝軒の流れをひくラーメン屋のようです。ラインナップは、しょう油味の大勝軒らーめん、信州味噌らーめん、塩らーめんの3種とつけめん。まずは、屋号を冠したオススメをということで、しょう油味にチャレンジしました。

運ばれるまでに壁に書かれた能書を読むと、九十九里の煮干と北海道産の男爵いも、玉葱を豚骨ベースで仕上げた本格中華めんとのこと。
豚骨という響きから、屋台にあるような少しにごったしょう油ラーメンをイメージしたのですが、でてきたのは非常に澄んだスープでした。
カンスイを多く使っているのか、かなり黄色のやや太目の麺は、上品な中華料理屋のように、キレイにととのえられてスープの中に行儀よく納まっていました。
その丁寧な仕事ぶりに期待し、スープを飲んでみると、いやみのない上品な煮干のダシがきいた東京の支那そばといった印象です。

テーブルに置いてある調味料も、定番のGABANのブラックペッパー(黒胡椒)ではなくブラック&ホワイトペッパーだったり、いりゴマだけでなくすりゴマも用意されたりと、店主のこだわりを感じました。スープ、麺、具の全てに気配りが感じられましたね。

この手のラーメンには唐辛子パウダーが合うものだと思っていましたが、すりゴマも非常にスープの味にマッチして、なかなかいいアクセントになるものだと感心しました。