goo blog サービス終了のお知らせ 

社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
書いています。

歴史模擬授業も展開中♪

1回習っただけで終わり、では損!

2013年01月29日 23時47分27秒 | 勉強方法について

 私はアメリカドラマが好きで、育児の息抜きに時々観ています♪

とくに好きなのが「ER~緊急救命室~」、「クリミナル・マインド」です。

 

ERは題名からわかるように、医療ドラマです。

ただ、このドラマは、6人ぐらいの登場人物がみんな主役で、

いろんな話が同時進行に行われる、という当時としては画期的な手法でした。

このドラマが好きな理由は、展開のはやさが快感なのと等身大の人間が主人公というところです。

甘い正義感や感傷的でない医療ドラマで、主人公たちが医療ミスもするし、慢心による失敗もあったり。

プライベートでも、育児で苦労してたり、子どもが死産したり・・・。

細かくいうとおかしい点もあるのですが、ほかの医療ドラマに比べたら格段に現実的なんですね。

 

私は医療のお仕事ではなく、塾講師・家庭教師のお仕事でしたが

どちらの仕事も

理想と現実のギャップが大きく、悩み、辛いこと・絶望することが多い職業です

でも、それでもその職業を辞めないのは、その中に、ふっと希望がみえるときがあるからです。

そこを「ER」のドラマは描いてくれるので、

私はこのドラマを観ると、「私は私でいいんだ!逃げないでがんばろう!」とやる気がおきます。

仕事で失敗して落ち込んだり、答えのない悩みでもがいていたら、このドラマを観ます。

2回の流産のあと、どうしても3回目の妊娠に踏み込めなかったときに、後押しをしてくれたのが、この「ER」でしたし、

陣痛が来て、病院に行くまで落ち着かないときも、この「ER」を観て、落ち着かせていました。

 

「クリミナル・マインド」は、刑事ドラマなんですが、プロファイリング、心理捜査を軸に描かれています。

このドラマは、一発で好きになりました。とにかく、登場人物たちの個性が面白く、展開も抜群に面白い!

 

私は心理を考えるのが好きです。

教育現場では生徒の心理を読み解くのが必要不可欠です。

 

でも、塾講師をやっていて、生徒の心理を分析するまえに、

「子供はこうでなければならない」と1つに型の存在しか認めず、

その型からはみ出てしまう生徒に対しては辛辣な態度をとる先生がいました。

そういう先生に反論しても、私も「女の社会科塾講師はこうでなければならない」という型にあてはまらない人間だったので

結局なにを言っても、その人の型にすっぽり当てはならなければ、毎日罵倒されるだけでした。

 

また、私の心理分析が100パーセント合っているとは思っていませんが、

割と心理分析の能力は上の方だと思うんです。

しかし、「いや、君の言っていることはよく間違っている。」とよく説教されました。

後になり、私の分析が合ってることが判明することは多々ありました。

 

「クリミナル・マインド」で述べている心理分析で、

「うん、やっぱりそうだよね!私が当時思っていたのは間違ってなかったんだ!」と

慰められるので、このドラマを観ると、自分に自信が持てます

 

この2つのドラマは好きなので、コンパクトボックス(通常より安いもの)のDVDを購入しています。

それで、観たいときに観る、ということをしています。

 

1回観るときと2回観るとき、3回目・4回目・・・では毎回新しい発見があります。

 

1回目はその物語のストーリーを追うので必死です。

しかし、2回目は内容はわかっているので、登場人物のセリフなどの細かい点を考えることができます。

3回目は、ほかの話との関連性がわかったり(たとえば、第一シーズンの第一話と、第二シーズンの第五話は細かい点でつながっていた、など)

4回目は、部屋に設置してあるものなどが実は意味があったのがわかる、など。

 

なので、時々、1回観たら内容を知っているからもう良いという人がいますが、すっごくもったいない!と思います。

 

これって、授業の受け方・勉強方法でも同等のことが言えます。

 

ときどき、学校で先生の授業を聞かなくて、怒られた、という生徒がいます。

そういう生徒はたいがい、「だって塾で習っているから知ってるもん。」と思っているようです。

(しかも、そういうことを学校の先生に言う生徒がいるので、学校の先生が塾を目の敵にして、

教科書外の不思議な問題(たとえば、授業で話した、先生が旅行した国を答えよ、とか。)を出す先生や、

塾のあることないことの悪口を生徒に言ったりする先生もいたりして・・。)

逆に、学校で習っているから塾の先生の授業を聞かない、というときもあったり。

 

先生が魅力ある授業をし、生徒と信頼関係を結んでいれば、ある程度はそういう事態は防げますが・・。

 

でも、習った1回目ですべてわかった気になっているだけで、

実は細かいことは理解してなかったりするんですね。

 

だから、

同じ内容を何度も授業で聞くことで、

やっと多角的な理解と知識の定着がおこるので、

同じ内容でもちゃんと授業を聞かないと、損です。

 

勉強方法も同じ1回問題解いただけでは、解くだけで必死になり、細かいところに気が付かない

 

教科書読みでも

1回目は読むだけで必死、

2回目読むと、「あれ?これって?」と疑問に思うことが出てきたり、つながりが見えたりします。

3回目でやっと覚えることができます。

 

だから、1回やっただけで、もう大丈夫だと思わず、

何回もためして、新しい発見をしてほしいな、と思います

 

ーーーーーーーーーーーー

注意:これは私個人の意見なので、絶対の意見ではありません。

    「あんたはおかしい!」と言われても、私にはどうすることもできません。

     ただの参考として気軽にご覧いただけるとうれしいです。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

 

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ランキングに参加しています♪押して頂けると嬉しいです。

ランキングの順位があがると,なんかうれしくなり,更新も楽しくなります。

 

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村

 

人気ブログランキングへ


頭で論理的に?心で直感的に?どちらの勉強方法が良いのかな?

2013年01月29日 23時42分19秒 | 勉強方法について

今回は,勉強方法として

頭で論理的に考えるのが良いのか?

それとも

心で直観的に感じとるのが良いのか?

というお話です。

 


A 「頭での理解を優先し、理論を考えることで大成する」方法

B 「細かいところを見るより、全体を見て、頭より心で感じ取って、

   反復練習を行い大成する」方法、

 

どちらが良いでしょうか?


これは、こっちが良い!というよりは、
場合によって使い分けることで良い結果が残せると思います。

 



主要五教科(国語、数学、社会、理科、英語)は、Aの理論的に考える方が良いです。

 

Bのような感覚的なアプローチでやって成功するのは小学校までで、

そのやり方をそのまま中学で続けていくと、中2あたりから、うまくいかなくなってしまいます

高校では授業についていけなくなるかもしれません。

 

では、Bの感覚的なやり方は何に適するか、ですが、

これは技能4教科、とくに、体育芸術分野(音楽・美術)です。


この分野は、もちろん理論も大切なんですが、

とにかく、その技法をやり続けることで、なんとなくその世界観がわかってくるのです

そして、無意識に条件反射のように出来るようになってくればオッケーです。

(教える立場にたったら、理論も教える必要はありますが。)


では、ここで問題です。

英会話はAの理論的アプローチとBの感覚的アプローチ、どちらのタイプになるでしょうか?


答えは、Bの感覚的、反復練習が大切な方になります。



さて、では学校で習う、受験英語は?というと、Aの論理的思考を必要とする方です。

ですから、いくら、受験英語を勉強しても、英会話ができるわけありません
そして,英会話ができるからって,学校の英語のテストで点数がとれるわけではありません。

ここで大切になのは、その事実について、みなさんは、どういう結論を導き出すか、ということです。


おそらく、多くの方は、
「英語がしゃべれなきゃ、国際社会に通じないじゃん!じゃあ、学校で英語は習った意味ない!」とか、極論では「受験英語の勉強は悪」と思うかもしれません。

でも、私はその結論には大反対!なんです。

「受験英語にも意味が大いにあります!」と。


言語を論理的に考えることは、その言語を話す民族の伝統的価値観や生き方が理解できます。

人類に必要なものの1つには、

「相手を理解する力」で、

とくに異質の性格、価値観を持つ相手を理解するには、そうとうな努力と能力を必要とします。

もし「異質な価値観の相手を理解」できれば、

戦争という人類がどれだけ長い年月をかけても根絶できなかったものを、消し去ることができると思います。

戦争の多くは、宗教対立、政治体制の対立でおこるのだから。



だから、受験英語は受験英語として、英会話は英会話という授業を設けて学ばせれば良いと、私は思います。

今は、中途半端に、英会話を受験英語に入れ込み、どちらも適当になってしまってるのが現状だと。

これは、かなり時間と労力を必要とする改革が必要だから簡単にはいかないし、

さまざまな意見があるから、実現は難しいですが、

私は、そのようなスタンスでやり続けたいと思います。


※私の意見は1つの意見で、それが絶対的に正しいものではありません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

 

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ランキングに参加しております。ぽちっと押して頂けると嬉しいです♪

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 





「社会」という科目の教育について 第二回 歴史 

2013年01月29日 23時27分56秒 | 社会の先生として・・

現在、何回かに分けて、「社会」という科目の教育について語りたいと思います。

今回は第二回です。

注意:これは私個人の意見なので、絶対の意見ではありません。「あんたはおかしい!」と言われても、私にはどうすることもできません。ただの参考として気軽にご覧いただけるとうれしいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

第2回 歴史の勉強はどのような力を育てるか?

私は第一回で、社会とは単純な暗記モノではなく、

抽象⇔具体」を考える力を育て、未来を作っていく力をつくっていく教科だと思う、

というお話をしました。

 

そこで、今回からは社会の分野別に具体的なお話をしていきたいと思います。

今回は歴史です。

歴史は、

具体的事項を理解し、

そこから得られる抽象的な考えを得るもの

と認識していると、前回お話しましたが、それはどのようなことでしょうか?

 

たとえば、

 

「徳川幕府は士農工商と身分を明確に分け、また親藩・譜代大名・外様大名と大名を分けて・・」

 

ということを学んだとします。

 

そのときに、「徳川幕府」「士農工商」「親藩・譜代大名・外様大名と大名」

という言葉をただ単に暗記するのを単純暗記第一弾です。

 

そして、「徳川幕府がやったこと」と認識

、「士農工商」「親藩・譜代大名・外様大名と大名」という言葉を覚えるのが、単純暗記第二弾です。

ーーーーここまでが、「社会が苦手な人が考える暗記モノの社会」です。

 

 

 

そして、ある程度社会で点数がとれる人は、

「士農工商とは、武士・農民・職人・商人と身分を分けたもので、厳しい身分制度だった」、

「親藩とは、徳川幕府に血筋として最も近いところで、徳川幕府の将軍に跡継ぎがいなければ、親藩から次期将軍を出す&親藩は水戸(茨城)、尾張(愛知)、紀伊(和歌山)である。そして、譜代は・・。」というように、

用語に関する意味は理解し、それを徳川幕府がやったこと、と認識できるようになっています。

 

ーーーこれが、「理解が必要だと思う社会」です。

 

 

 

しかし、ただ「点数をとるためだけに理解する」と思いこんでいる人々や、

自分たちは無意識に理解しているので簡単に用語を覚えられる人も多く、

社会で成績が良い人でも「社会は暗記科目」と認識している人も多いのも現状です

他教科の先生や、社会が得意だから社会の先生になった人の中で、

「社会を暗記科目」と認識する人は、そういうことが原因にあるかもしれません。

 

 

 

そして、最後に、用語の理解・用語の識別もできていて、

「ん?なんで身分制度や地方制度をこんなに徳川幕府はきびしくする必要があるの?」

という疑問が起こったら、

そこが「具体⇒抽象」の考えかたの芽生えです

 

ーーーその疑問は、教科書やテキストなどを読んでいくと、おのずとわかります。

わからないときには、信頼できる先生に聞くことでわかることもあります。(なので、このような質問をする生徒は大いに褒めるようにしています。ただ、先生の中では「こんなのはテストには出ない!」と言って、切り捨てる先生もいるようで・・・、それに関しては、私は残念な気持ちがします。

 

今回なら、

 

「戦国時代のような乱世を二度とおこさせないため。

乱世は人々の命を多く奪い、人々の精神や文化なども荒廃させる。

また外国が自国に付け入る隙をあたえるきっかけとなってしまう。

乱世は後継者争いがきっかけであることが多く、

また、後継者の順位づけや、上司・部下の身分がはっきりしていないから長く乱れが続くのであるから、

後継者・部下(大名)の制度ははっきりさせておく必要がある」

 

というのが、答えの1つの例です。(生徒の学力・年齢に合わせて、噛み砕いて話します)

 

そして、最後に、それを未来に活かすのにはどうするのか?というと、

今回なら

「他人に文句を言われようが、不満があろうが、

上司・部下の制度ははっきりさせなければいけないし、

後継者も、当時の感情だけで決めてはならない」

ということを念頭に置いて行動する、ということが1つの例です。

 

生徒さんにとって身近なものだと、

自分が部活のキャプテン(部長)になったときに、下級生と仲良くするのは良いことだが、仕事(役割)はしっかり分けておいたり、時期部長を自分にとって心地が良い人というだけで決めていたら、後々、その下級生同士でごたごたが起るかかもしれない・・、考えて行動をするなど。

ーーーーーーーーー

<まとめ>

抽象的な内容まで(この記事で言うと④まで)を

まとめて教えるのが先生の役割だ私は思います。

また、抽象的な内容を元に、授業の話を筋立てを作っていくと、

スムーズな授業が出来、生徒たちも先生が何を伝えたいのかが、わかると思います。

 

ただ、用語をおぼえなければテストで点数はとれないので、

あくまで、具体例を説明するのを中心にして抽象的なことを念頭において授業を展開するのも必要です。

テストで点数とれなければ,勉強する気も失せてしまうので・・。

また未来&現在の状況を打破することについては授業内で話すのは時々で良いとは思いますが、

ニュースなどで似たようなケースがあれば、過去のケースを観てどうすればいいか、

の1つの案を話すことで、

「過去を学ぶことは未来をつくること」と認識してくれる生徒が1人でも増える可能性はあります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 第二回は以上です。

 

 注意:これは私個人の意見なので、絶対の意見ではありません。

    「あんたはおかしい!」と言われても、私にはどうすることもできません。

     ただの参考として気軽にご覧いただけるとうれしいです。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

 

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ランキングに参加しております。ぽちっと押して頂けると嬉しいです♪

 

ブログランキング・にほんブログ村へ