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中学初の定期テストを受けるにあたって 2017年度版

2017年05月03日 21時56分48秒 | 中学校の定期テストについて

過去の記事で時期に合った内容の記事を再度アップしております。

 

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さて、GW連休明けには

新学年の中学最初の定期テストがわれる学校が

多いと思います。(5月中旬~6月初旬にかけて)

小学校と中学校では、テストの難易度も形式も意味合いも価値観も全然異なるので、

新中1の生徒さんには,とくに気合いを入れてがんばってほしいと思います。

小学校と中学校ではテストの違いがあるかというと・・

①難易度・形式

(小学校)

授業で習った形式のものしかでない

習う内容が少ない

&教科ごとに日日が違う、ために簡単

まじめに勉強していれば80~100点はとれる + 問題用紙に直接答えを書くものが多く、問題数も10~30問。

 

(中学校)

中学で習ったことを前提としてさまざまな角度からとらえた形式の問題がでる

習う内容が多い

一度に2~3日で5~9教科テストを行う(テストのために部活も休止になる)、ため難しい

 

平均は50~60点であることが多いので、日頃から頑張って真剣に勉強しないと80点以上とるのは難しい。

(ただし、中1の1学期は平均が高い場合もある) + 問題用紙と解答用紙に分かれている。問題数も30~60問。

 

 

 

②意味合い

(小学校)

自分が今、どれだけ教科書の内容をどれだけわかっているか?だけを確認するためにテストが行われる。

 

点数が良いに越したことはないが、点数が良いことで将来が大きく変わることは私立中学受験をしないかぎり、あまりない。

 

(中学校)

自分が今、どれだけ教科書の内容をどれだけわかっているか?だけを確認するためだけでなく、

今自分が学年全体の中でどのあたりの学力レベルにあるかを認識し、

高校選びの基準の1つにしなければならない

どこの高校に行くかは、どこの大学に行き・どこに就職するか・・という将来に関係するわけであるので、

テストでのどれだけ点数をとれるかで自分の将来が変わってくる

(点数が良い=よい将来、という意味ではない。

中学校で点数が良いと将来、勉学が関係する職業や頭を使わないとできない職業に就く確率が高いし、

そうでないと、体力勝負の仕事などの勉学に関係ない職業につく確率が高いなど。)

 

 

③価値観

(小学校)テストはあくまでテスト。テストのために深夜まで勉強することはあまりない。

(中学校)

テストは、大切な行事の1つ

1点でも良い点数をとるために、最低テスト1週間前からみんな勉強し、テストに臨む。

 

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大まかに言うとこのようになります。

小学校ではなんとなく受けていたテストも、

中学では「がんばらなければいけない!」と必死にならないといけないものになります。

ただ、中1の最初のテストは、比較的に簡単に学校の先生がつくってくれることも多いので(すべてではありませんが・・)、

良い点数をとらなきゃ将来がない!という悲観的に考えるよりは、

中学のテストというものはどうなのだろう?という初めてのチャレンジという気持ちで頑張ればよいと思います。

点数が悪くても、次がんばろう!という前向きな気持ちで。

 

ただし、テスト1週間前は、1日最低3時間は勉強しましょう。

 

中2は、中2で習った内容が一番入試で出やすいところでもあるので、気を抜かずがんばりましょう。

 

中3は、愛知県の公立高校は内申点大きく関係しますので、必ず点数をとれるようがんばりましょう。

(公立高校に評価される内申点は3学期のものだが、3学期は1~3学期の総合で決めるので、

1学期が悪いと3学期でも内申は伸びない。)

 

それでは、みなさまのご健闘をお祈り申し上げます。

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※こちらの記事は、過去に書いた記事を再編集した記事です。

 

 

 

 

 


テスト返却で考えるポイント 2017年度版

2017年05月03日 21時52分48秒 | 中学校の定期テストについて

ブログの更新が滞り,時期にあったものをお客様が見つけずらいかも?と

思いまして,時期にあった記事は過去のモノを再編集してアップしたい思います。

 

 

今回は過去の記事を再編集したものです。

 

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今回は

中学校の定期テストが返却されたときに

何を重点において見ればいいか,についてお話したいと思います。

この記事は,中学校の定期テストを初めて受けた方,向けに書いております。

 

 

①成績の良し悪しは、点数で見るより、

平均点よりどれだけ離れた点数なのかで判断しましょう。

小学校は100点満点、90点以上が良い成績という考え方でご覧になった方が多いと思います。

小学校は、基礎を習うものでその基礎ができていなければ全く勉強していないということになります。

(たとえば、小学校で習う計算のやり方が全くわからない子は少ないですよね。)

だから、点数だけで小学校は見てもかまいません。

しかし、中学は習う量も多いですし、理解するだけで大変な分野もあります

そのため、ほとんどの生徒ができない問題もあるため、点数だけで判断できません。

そのため、平均点よりどれだけ上(下)なのかで、成績を判断した方が良いでしょう。

 

 

目安としては、平均点より前後は真ん中の成績(内申点では3)、

10点上だとちょっと良い(内申点では3。ただし授業態度や提出物などが良ければ4をもらえることもある)、

20点上だと良い(内申点では4)、

30点以上だとかなり上位レベル(内申点では4~5)になります。

また、

平均点より10点下だともう少しがんばれというレベル(内申点では3。ただし授業態度が悪かったり、提出物を忘れたりすると2に)、

20点下(内申は2もしくは1)だとかなり努力が必要だと思ってください。

 

※あくまで目安で,学校や先生によって違います。

 

大概は平均点は50~60点になりますので、

 

たとえばが平均点が60点で、自分が70点をとっていたら

「まあまあがんばっている方だな。」と思ってください、ということです。

 

 

逆に、平均点が90点で自分が70点だったら、かなり成績が危ないということになりますし、

平均点が20点で自分が40点だったら、まずまず良い成績だったということです。

 

ただ、平均点はあくまで目安です。

たとえば、2人の平均点が50点だとしても、

「1人が100点、もう一人が0点」という場合と、

「二人とも50点」、「一人は40点、もうひとりは60点」などという場合があります。

 

 

つまり、点数にばらつきがあるので、ひとえに平均点より上だから絶対安心というわけではありませんので、

あくまで平均点は参考程度にしてください。

 

 

 

学年順位(もしくはランク)、

教科ごとのランクを参考にしましょう

学校によっては順位がはっきり出るところと、

ランクを10段階(もしくは6~7段階)にわけて出すところがあります。

順位・ランクは、自分が全体のどの位置にいるかが分かりやすいので、

成績の参考にしやすいツールです。

 

現在の順位が10番以内でしたら、偏差値60以上の学校をねらえると思っても良いでしょう。

ただし、これはあくまで学校の成績での目安なので、

学校によっても違ってきますし

当日に弱い人・応用力がない場合はむずかしいこともあるので、

中3のときに公開模試を受けて、志望校を決めましょう。

 

 

③今回のテストの成績で一喜一憂するだけでなく、

次のテストに向けてどうすればいいか

考えることをしましょう

 

 

 

テストが返却されると、それに一喜一憂して終わる子がいます。

もちろん、喜んだり落ち込んだりするのは当然の感情ですので、それをするのはかまいません。

 

しかし、それだけではなく、次のテストのことも考えましょう。

たとえば、家で勉強していたときは出来た問題が、当日のテストでは点数をとれなかったのなら、

今度は絶対にテスト当日も点数をとれるようにする努力をしたり・・と。

当日点数がとれなかったのが計算ミスや漢字ミスなどのイージーミスだったら、

当日に細心の注意を払うようにしますし、

当日は解けなかったのなら、それは勉強しているときに解ける気になっていただけなのです。

 

親や先生に教えられながら解いたので解けたという場合や、

そのときはやり方を覚えていたから・・など自分の力だけで解いていなかったのです。

自分の力で全部解けるように、テスト前に一度やったことがある問題を解きなおすなどして、完璧にしましょう。

 

参考にしていただければ幸いです。 

 

 

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※現在,過去の記事を削除・編集しております。