社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
書いています。

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マッサージの先生に学ぶこと

2008年09月21日 15時23分03秒 | 教育について考える

一週間以上更新できずに申し訳ありませんでした。

旅行等があり、なかなか更新できずじまいで・・。

更新をしていない間でもたくさんのお客様が来ていただいたようで、ありがたいです。これからもがんばります!

 

この前、神奈川県の横浜に行ってきました。
 
なんと今回行った目的は、整体です!
注意:整体とは、骨格のゆがみをなおすことを目的としたマッサージです。

3年前に旅行のときに体がだるくてしょうがなかったので、たまたま立ち寄った横浜の整体屋さん。
その整体屋さんで、頭の骨が下がってきていると言われ、骨格調整をしたら、異常な痛みの頭痛がそれ以後なくなったんです。


整体屋さんによっては、骨格のゆがみが生じるのはすべてお前の努力がたらないせいだ!と言われることもあります。もちろん、良い姿勢を心がけるのは必要ですが、仕事や家事に追われるときに無理な姿勢をすることも・・。猫を飼っていると、体の変な場所で乗られて身動きできなかったりも・・。

横浜のお気に入りの整体屋さんは、整体の腕もすごく良いですし、対応もすごく感じがいいです。一人一人にあった骨格調整をしてくれます。そして、ずっと体がつらかったでしょう・・と同情してくれたあとで、生活形体などを考えて、その人にあった指導をしてくれます。

今回は、去年やったぎっくり腰の影響で、左の腰の骨がすこし内側に入り込んだために、胃と腸を圧迫していたそうです。去年の冬ころからずっと、胃の調子が悪くて、ときどき背中が痛くなったので、もしかして結婚したストレス?!と思ってずっと悩んでいました。でも、そういうわけではくて一安心!
それにきづいてくれた先生はすごいです!

そこで思ったのことなのですが、マッサージの先生の対応は、塾講師や学校の先生にも通じるものがあると。
 
骨格がゆがむの患者の姿勢が悪いため!
それは確かです。ただ、生活習慣によってはすぐに治せないこともありますでしょうし、事故による原因もあります。もともとの身体バランスが良くない人だっています。
 
でも、患者が悪い!という一方的な決め付けですべて完結してしまうと、患者は何も言えません。
生活をなおせない弱い自分が悪いのかも・・と悩んで、骨格をなおせない人だっています・・。
 
しかし、今回の横浜の整体屋さんのように、その患者の骨格のゆがみをそれぞれ把握するようにつとめ、その人が持っているゆがみをなおし、そのあとでその人に応じた今後の対策を考えるのは、とても患者にとって頼りになる先生となります。
 
塾講師(学校教師)でも、
 
勉強できないのは生徒が悪い!努力が足りない!
 
という一点張りで、その人に合った教え方を考えずに、一方的にオレについてこい!タイプの先生がいます。
 
すべての生徒にあわせることは不可能なので、ある程度は先生がやりやすい授業・生徒対応をすることにはなりますが、まずは自分の担当している生徒の勉強形態や性格等の把握の努力、そしてそれぞれの生徒にあった授業方式・勉強方法の研究も必要だと思います。
 
 
整体屋さんもいろいろな知識や経験を積んで、個々の患者にあわせた整体・指導が初めて出来るようになるようです。
 
なので、それぞれの生徒さんの把握・その生徒にあった授業提供・勉強方法の提示をできるには、自分の教科の幅広く深い研究、いろんな生徒に出会い、そしていろいろ学ぶことが必要なのでしょう。
 
日々努力が必要な職業の1つなのです!先生という職業も♪
 
 
 
 
 

時事問題を作成したときに大変だったこと

2008年09月03日 13時59分22秒 | 社会の先生として・・

今回は社会科の先生ならではお話について。

 

内閣総理大臣の突然の辞任表明は社会科の先生には

大変なことがおこることがあります。

その大変なこととは

社会の授業予定が変更しなければならない、(時事問題の時間を入れなければならない)、

参考書や資料集・テキストの変更など・・。

 

そして一番大変なのは試験問題の変更

 

私が以前勤めていた塾では、塾独自の試験問題を作っていて成績を出して、

それによりクラスを変更を行うという、塾生にとっては重要な試験がありました。

試験問題はチームを組んで、作成・1次校正・作り直し・2次校正(必要なら3次校正まで)をし、

一週間前に印刷に回します。

私も、その試験問題を作成したことがありますが、昨今の入試傾向として社会では時事問題が出されますので、試験問題でも時事問題を入れることがしばしば。

よく出る時事問題の例としては、

「現在の日本の内閣総理大臣は誰か?」

「現在のアメリカ大統領はだれか?」など。

それで、「現在の日本の内閣総理大臣はだれですか」という問題が入った試験問題を

一週間前に提出して明日試験実施!というときに、

首相が辞職されたら、訂正が必要になるのです

口頭でテスト実施のときに試験官に訂正を言ってもらうこうともできますが、試験官が言い忘れたらアウト!

すごく危険です。とくに大会場で実施する試験だったら本当に危険!!

そこで急いで刷り直しをしなければいけないんです

しかも1000部以上・・。日によっては、休日出勤(もちろん手当てが出ない。)せざるおえなく、

もともと体力がギリギリ限界に来ている試験前に、休日出勤はかなりきつい。

だから、ちゃんと任期まで首相をやっていただけると、社会の先生としては、うれしいです(笑)

 

私も一度、試験のすりなおしをしたことが・・。

試験問題ははやく作れれば1週間以上前に出しても良いので、

早くできた私は早めに印刷にまわしてもらう係のかたに提出。

私がつくった問題のなかに、

「現在自衛隊が派遣されている国を選べ(答え:イラク)」というものがあったのですが、

私が問題を提出したとたん、自衛隊のイラク撤退のニュースが・・!!

撤退のニュースは悪いことではないんですが、このまま試験を続行するとテスト中に質問の嵐!というおそれが・・。

そこで「○月現在、自衛隊が派遣されている国で、メソポタミア文明の発祥の地でもある国を選べ。」

という形に直したり・・。

 

ちなみに、現在の首相を聞く場合は、

「○月現在、日本の内閣総理大臣は?」

とか

「◎◎首相のあとに内閣総理大臣に就任したのは?」

という形で出した方が安全です♪

 

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※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

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