社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
書いています。

歴史模擬授業も展開中♪

現代文と日本史

2010年06月28日 17時34分51秒 | 歴史へのつぶやき&興味

今は期末テスト直前の大忙しさまっただ中です。(現在、電車で移動中~)
問題つくったり、コピーしたり、教科書とにらめっこしたり。

現代文は、国語より格段に勉強する内容が、私は楽しいです。

難しいんですが、哲学的で。

また、作者は、激動の時代に地に足をつけて自分なりに考え悩んで人生を歩んだ人が多く、彼らの著作を読むと彼らがどのような人生を歩んできたかも、わかるのが、またうれしかったりも。

また日本史は、今回は、幕末の公武合体~明治の大久保政権。
教科書を最初読んだときは、頭の中がこんがらがりました。(高校のときは、受験は世界史選択だったもので)
そこで、昔自分が通っていた予備校の講師さんの著作を読んで、自分なりにまとめたら、やっとすっきりしました


私が頭がこんがらがっていたのは、上からの視点で何にも属さず、起こった出来事を観ていたからです。当時は、政局を握る人(藩)や、同じ藩や人物でも意見が途中で変わります。だから、頭がぐちゃぐちゃになるんです。
そういうときは上から降りて、誰か(どこかの団体)に視点をおきながら、客観的に物事を見守るように観ると、わかりやすくなります。

今回は、薩摩藩に視点をおいて(同化して)みるとわかりやすいことが発見できました。
どうしてかというと、薩摩は、尊皇攘夷派の志士が多く、最初、藩は公武合体派だったのに、外国の驚異を戦争(生麦事件→薩英戦争)をもって知り、そのあと、攘夷をあきらめ倒幕に視点を切りかえます。そして、ほかの対立していた長州と協力し、倒幕を果たします。そして新政権の要になり、外国にも視察に行き(その間の留守政府もまかされ)、征韓論も唱えるものもいて、それよりも内治を優先したものが勝ち、さらに新政府を押し進めていくんです。つまり、薩摩藩の動きが、日本の動きと一緒なんです。

だから、主人公(ヒーロー)は薩摩藩にして、準主役のヒロイン(友人)は長州藩、レギュラーの盛り上げ屋(キーパーソン)が、土佐藩、そして、幕末を第一部として、第一部の敵(倒すべき敵)は幕府、第二部は明治の改革とし、第二部の敵(乗り越えるべき敵)は外国、というかたちで歴史を観ると、おもしろくわかりやすいんです。


熱田神宮へ行ってきました

2010年06月11日 11時08分11秒 | 歴史へのつぶやき&興味

昨日は、やっと念願の熱田神宮(名古屋市にある有名な神宮)に

おまいりに行くことができました。

毎年1回は実母と一緒に生徒の受験合格・学業成就を祈るためもあり、参拝するようにしていたのですが、今年は行こうとする日にかぎって、風邪をひいたり、当日大雨になってしまい尻込みしたりして、なかなか行けませんでした。

それが、やっと、行くことができました。

昨日はとても暑い日にかかわらず、境内はとても涼しかったです。

木に覆われていたためでしょう。自然の冷房は心にも良いですね♪

熱田神宮には、草薙の剣が祀られていたり、天智天皇の時代に建てられた塀が残っていたり、織田信長が合戦の前に参拝をした・・・など歴史を感じさせられ、名古屋の誇れる文化遺産の1つだな~と私は思っています。

 


日光の大切さ

2010年06月10日 09時45分15秒 | 私なりのカウンセリングアドバイス
昨日は500以上のアクセス☆ありがとうございます。

今日の名古屋は暑いですね。
熱中症には気をつけなければいけませんが、日光を浴びると、明るい気持ちになります。

やる気が出て、今までやれなかったことをやりたくなったり。


逆に、「どうせ、やったって・・」「私なんかがやったら、みんなにあざ笑われる」とか暗い気分になっているときって、たいがい、何日か日光にまともに、あたってないんですよねくもりだったり、ずっと部屋にこもっていたり。

ネガティブ思考になるのは、精神的な悩みのせいもありますが、理由もないのに、そういう状態になるときは、日照時間の有無が関係しているかもしれません。

日光は精神状態の安定にも、とても大切だな~、と感じています。

大河ドラマを観て・・

2010年06月02日 11時50分07秒 | 歴史へのつぶやき&興味

「歴史好きなのに?」と思われる方もいらっしゃいますが、今年生まれて初めて、ずっと大河ドラマを観ることができています。

 

主役の役者さんが大好きなことと、幕末ということから興味を抱き、録画して観始めたら、面白くなり、最近は毎週日曜日の「龍馬伝」が待ち遠しいです。

ドラマについて賛否両論はあるでしょうが、吉田東洋さんが武市さんに発した言葉が印象に残り、それが、このドラマにハマるきっかけでした。

彼が話した内容は、

人によって価値観が違う。自分の価値観がすべて正しいと思うな!」

ということです。(うろ覚えなので、若干の違いはあります。)

確かに、自分の価値観に信念をもって、それに従って生きることは良いことで、私もそのようにして生きることを誇りにもっています。

しかし、他人に対して、自分の価値観を押し付けることは時としては良いことではありません。

もちろん、他人の価値観で許せないこと、好ましくない価値観をすべて認めるわけにはいきませんが・・。

でも、最初から相手の価値観を理解する姿勢をまったくしないで、

「あちらが間違っている!」と言って相手をシャットアウトすることは、自分の幅も狭め、結局最終的に何かを成し遂げられない可能性も高いのです。

今までの価値観を一変させることはどれだけ困難なのかも考えさせられます

また、ずっと自分を馬鹿にしていた相手に、ほめられることで、うれしくなってしまう、という恐ろしさ。

それまでの一般の既成の価値観が過去の自分を苦しめていたのに、自分もその価値観に染まっていて、結局そこから抜け出せない、という負のスパイラル。過去では平家も同じ状態だったのだと私は思っています。

貴族に馬鹿にされても、自分たちも貴族の仲間入りをしたら、そこから離れたくないんです。源氏は、そうではなく、今まで馬鹿にされてきた武士が朝廷にかわって政治をするという全く新しい価値観を生み出し、新しい世界をつくっていきます。

私は、過去の価値観も大切で、新しい価値観がすべて良いとは思いません。

でも、今までの価値観ばかりにとらわれすぎると、多くの命が失われる恐れがあるのも、ここに留めておかなければならないとも。

ドラマなので、多少の脚色はあるので、一概には言えませんが、「龍馬伝」は、当時の人々の混乱ぶりやそれぞれの生き方が上手に描かれている作品だと思っております。最終回まで楽しみに観たいと思います。誰がどのような考えや感情をもって龍馬を暗殺者にするか、という展開がとくに楽しみです。

 


沖縄旅行に行ってきました

2010年06月01日 23時49分33秒 | 歴史へのつぶやき&興味

数日更新&メール返信ができずに申し訳ありませんでした。

実は、夫婦で沖縄旅行に行ってきたのです。


実は、沖縄旅行は近所のドラッグストアさんの懸賞で格安で行けるツアーに当たったので、これを逃したら、いつ行けるかわからないので、行ってきました。

沖縄は梅雨に入っており、青い海を堪能することはあまりできませんででしたが、暖かい気候を味わえて楽しかったです。

初めて、「美ら海水族館というところででジンベイザメを見て、感動し、30分ほどじっと見ていたほどです。また、多くの亀も飼われていたので、亀好きの私にはたまりませんでした♪

また首里城は、門や石垣が残ってましたし、当時の王宮が再現されていて、歴史好きには堪らなかったです♪
やはり、中国の影響があるつくりなので、日本とは違った玉座&王国って感じで!

ツアー客の中で他の場所では、早いうちにバスに帰っていたうちらでしたが、首里城だけは集合時間ぎりぎりになって焦りました。他のツアー客の方は早々とお土産売り場に行っていたようでしたが、私たちは資料館の文字を全部読んでいたので・・・。もっと堪能したかったなぁ。(まあ、ツアーだからお互い様です。DFS(免税店)では、時間が足りないよ~とおっしゃられたお客様もいらっしゃったんで・・。)

また、南部の激戦地の方も行きました。アメリカ軍の沖縄上陸後に追いつめられた住民の方々などが身投げをしたと言われている崖や、ひめゆりの塔などに行きました。
そこでは、現実の戦争の悲惨さを痛切に伝えるものがあり、「絶対に戦争をおこしていけない!」と再度思いました。

当時は「お国のために」「降伏は国民の恥」と教育されていた時代です。
本土上陸になって沖縄が苦しんでいても、「降伏」を許されませんでした。そして沖縄の人々も、少しでも日本本土上陸を少しでも遅らせるために本気で必死に戦った(防衛・持久作戦とった)のです。
現代から考えれば「降伏しても米軍は日本の思っていたようなことをほとんどしなかったし、結局そのあと日本は降伏するんだから、沖縄に上陸された時点で降伏していれば、その後、沖縄も他の日本本土でもこんなに犠牲者を出さなかったのでは・・。」と思いますが、当時は、そんな風になるとはだれもわからなかったんですよね。
それに、窮地にたたされたときに、ひめゆり部隊などの学生による学徒隊は突然「解散命令」を出されます。「あとは各自の考えにしたがって・・」ということです。

「解散命令」に絶望した学徒たちは絶望をし、戦場を逃げまどい、犠牲者が多くでてしまったのです。

 

 ちりじりになった一般住民(学生)の多くが、「自分だけ助かろう」とは当時思いもよらなかったでしょうし、司令官のいない一般人がアメリカ軍の攻撃から簡単に逃げおおせるとも思えません。また、当時の価値観に従い、自らの手で命を失う方もいました。

ここからも、教育の恐ろしさとリーダーシップの大切さ、元来からの価値観から抜け出す難しさ、を感じざる負えません。

このことを心に留めておいて、「自由」「平等」「平和」に向けた教育を私はしていきたいです。


沖縄は、青く美しいリゾートという明るい面と、唯一上陸をされたところで、そして多くの被害を受けた戦争の厳しく悲しい面を持ち合わせた県です。
また、琉球王国という1つの国が日本に併合された歴史も持ちあわせ、日本の汚い部分も垣間見ることがありました。沖縄の伝統文化を日本政府はことごとくつぶしていったのですから・・。


沖縄はいろいろなことを学べた旅でした。

もし、行く機会があれば、沖縄はおすすめです。