
みなさま、本日もありがとうございます。
【古代中国で生まれた文化、制度】

今回は朝貢制度(朝貢貿易)について
本日は昨日の続きで、
れくす先生の歴史授業シリーズで、
古代中国の価値観、文化についての
続きです。
今回は朝貢貿易についてです。
【古代中国で生まれた文化、制度】
1 はじめに
中国を中心とした東アジア文化圏を
知ることによって、歴史の流れが
クリアになることがあります。
古代中国で生まれた価値観で
日本史にも関係してくるものを
4つのカテゴリーに分けました。
それが、儒教の考え等を応用してできた
1:朝貢制度(朝貢貿易)
2 :中華思想(華夷思想)
3:陰陽五行思想(陰陽五行説)
4:易姓革命
です。

今回は朝貢制度(朝貢貿易)について
見ていきます。
2 朝貢制度(朝貢貿易)



朝貢貿易については、



朝貢貿易については、
「貿易」という名称がついているので
「使節」と結びつかないことも
あります。
「使節を派遣」=「貿易」、
というわけではありませんが、
「使節」の一側面は、
この朝貢貿易の考えの延長線上に
あるところもあります。
また、日本の場合は、
「朝貢貿易」を必ずしも
しているわけでは
ありません。
朝貢貿易は、多くの場合は
国のトップ同士の公的な貿易になります。
民間の人々の個人的な貿易は
朝貢貿易にはなりません。
なので、誰が貿易したか?を
教科書を読むときに、チェックをすると
良いでしょう。(ただし、勘合貿易に関しては、特殊ケースにあたるので注意。)
奴国は
金印を授けられているのだから、
こちらは朝貢貿易に当たります。
また、朝貢貿易は古代だけでなく、
明の時代、清の時代もあります。
そうなると、
足利義満の動き、や、
大航海時代のヨーロッパの行動範囲、
江戸時代の薩摩の動き、
アヘン戦争はなぜおこったのか?
なども、その根底に朝貢貿易の考えが
あることがわかります。
今後、れくす先生の歴史で、
朝貢貿易に関連する内容のときは
それについて述べていく予定ですので
今回の記事を参考にしていただけると
幸いです。
今回は以上です。
古代中国で生まれた制度や価値観についての
画像はまだまだあるので、次回、続きをアップします。