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社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
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社会の先生の授業での役割とは・・

2013年01月11日 23時42分21秒 | 社会の先生として・・

社会の先生の授業の役割ついて自分なりに考えたことを書きたいと思います。

 

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 <社会の先生の授業での役割とは・・>

 

教科書はあくまで事実の羅列」です。

教科書は,

「○○年にB国で××運動がおこり,A国はその運動を弾圧した。その結果,B国はA国の保護下におかれた。」

とか,

「○○戦争に参加した知識人にCとDがいる。」

などと,事実だけを書いてありますよね。(後の研究でその事実が覆ることもありますが,それはおいておいて)

 

こう言うと「だから教科書はダメなんだ!」という人がいますが,そうではありません。

むしろ,「事実の羅列」を教科書はしてくれればいいです。

ただし,ただ単に羅列だけをする教科書は,私には使いづらいですが・・。

私には前後の流れの記述や理解できるような文章構成は教科書でも必要なので・・。

 

教科書で事実の羅列をしてくれると,

「ここに書いてあるのが,真実。(現在で)」ということで,

数ある説などに惑わされずに済むので。なにごとも教科書が基本ということです。

 

でも,教科書にかかれている事実と事実の間を埋める情報があると,

さらに分かりやすいんですよね。

また,各人物がどういう人物であるかも知っているとさらに。

 

たとえば,

「○○年にB国で××運動がおこり,A国はその運動を弾圧した。その結果,B国はA国の保護下におかれた。」

という教科書の記述に,

B国はA国の人間を人間と思わない行為,たとえば死んでしまうほどの強制労働に我慢の限界を感じ,

××運動というA国への反対運動をおこした。しかし,A国の方が軍事力が強かったため,B国の××運動は

沈められた。もともとA国はB国の地下資源(天然ガスなど)を自分の手に入れたいと思っていたので,

××運動の鎮圧を機に,B国の保護国化した(自分の支配下おいた)。」

など,事実と事実の隙間と隙間を埋めるような内容があるとわかりやすいんですよね。

 

そのような事実と事実の隙間を埋める役割をするのが,

社会の先生の授業だと思うんです。

 

社会の先生で,

教科書にのってないことを説明する,ということに関して

「入試とは全然関係ないマメ知識を話す(たとえば,登場人物の恋愛事情など)」と思いがちの人がいます。

別にマメ知識を話すこと自体はわるいことではないのですが,そればかりに特化して話すのはどうか,と。

しかし,そういう人の多くは「だって,教科書に書いてあることを話しても・・。」と言います。

そりゃ,教科書の言葉をそのまま羅列して話しては,先生がいなくても良いでしょう。

(でも,教科書読んどけ!と言って,自主的に読む生徒はおそらく1割にみたいないでしょうが・・)

 

でも,入試で出るのは教科書の内容だし,

入試うんぬん以前に,一般教養として知っておかなければならない内容です。

だから,授業で何度も説明することで子供たちは頭に入っていくのです。

 

その際に,先ほど言ったように,

教科書に書いてある言葉を理解しやすいよう,

事実と事実の隙間を埋めてやるのが先生としての役割だと。

また,教科書の言葉は,植民地化や憲法制定など難しい言葉・具体的に

どういうことか想像できない言葉も

多いので,それをもう少しかみくだいて説明する必要もあります。

それには先生が心の底から用語を理解していなければならないので,先生たちも日々研究が必要だと。

 

 

 

 

 

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定期テスト対策授業と受験対策授業のちがい

2013年01月11日 23時33分49秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

今回は,定期テスト対策授業と受験対策授業の違いについて

 

定期テスト対策授業と受験対策授業は,大きな違いがあります。

 

定期テスト対策では,「習ったことを徹底させる」ことが大切。

ですので,英語だったら教科書の新出単語や文章,

社会や理科では用語はしっかり暗記させなきゃいけない。

また5教科すべてに言えることは,良く出る出題パターンは押さえて,

確実に点数が取れるような指導をしなければいけないということです。

 

受験対策は,「いかに点数を取るべきところで取るか

ということに力をつけさせることにあります。

 

英語が,定期テストの違いがとくに謙虚です。

長文読解問題を勉強した際に,定期テストのように,知らない単語を覚えさせたり,文章を暗記させる,

ということより,知っている単語を使い,どのように予想して解くか,ということを徹底させます。

 

もちろん,最低限覚えなけえばいけない単語・連語はあるので,それは暗記させますが,

とにかく知らない単語や文法があろうが,予想して自分で考えて文章読んで,答えを導く,という感じです。

 

社会も,定期テストと受験問題では出題のされ方は違います。

定期テストでは用語を聞くものが中心ですし,

1つの分野(歴史なら時代,地理なら場所)からしか出されません。

しかし,受験問題は複合問題になります。

 

地理で習った内容と歴史で習った内容がドッキングしたり,

歴史では,文化史とか人物史などの1つのテーマで出されるので,

歴史のすべての流れがわかっていないといけなかったりするんですね。

 

ですので,

社会の受験対策授業も,

今まで勉強したことからどうくっつけて解き切るか,とか,

知らない言葉とか出てきても,

漢字や前後の内容からある程度予想して解く,というお話をします。

 

私はどちらかというと,受験対策授業の方が好きです。

(定期テスト勉強より受験勉強の方が好きでもあります。)

 

その理由は,

定期テスト対策だと「習っていない!」とか

「○○塾では,対策授業と同じ問題が出題されたのに!」と批判を受けることが少ないからです。

実際には授業で教えているんですが,少し違う角度から出題されると,

「先生に教えてもらてない!点数が取れなかったのは先生のせいだ!」と怒る子がいるのです。

もちろん,こちらは色んな出題方法を研究して教える努力はしています。

しかし,学校の先生独自の考え方で出されたものや,

口では「こういう風に聞かれることもある」と言ってあるけれど,生徒自身がメモを取らないので,

証拠が残っていないことも。なるべく,文書に残る形で問題プリントを作るのですが,

万が一バージョンも作って配布すると,多すぎて,逆に生徒が混乱したりして。

とくに,真面目な子が「え・・こんなのも出るの!」とびっくりして,そういう子にしなくてもよい努力をさせてしまう

ことは嫌です。

なので,多少はクレームがついても,私の自己保身によってまじめでやる気のある子が被害を受けることが

ないよう気をつけています。

もちろん,定期テストで点数がとれるような努力はします!

 

・・ということで,定期テスト対策では,必要以上に気を使うので,辛いことが多いです。

 

 

 

その点,受験勉強はガチでいけるから好きです。

生徒たちも受験近くになると真面目になるし,

先生のせいだ!とクレームをつけられても,「人のせいにしているかぎり,能力は上がらない!」と

本気で怒ることができるから。

もちろん,受験の結果次第ではすっごく辛いことも多く,

その辛さは定期テストのときよりも数倍大変なのですが・・・。

 

 

 

 

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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「政治・国際」「公民」「現代社会」の教え方

2013年01月11日 23時20分23秒 | 社会の先生として・・

今回は,小学校での「政治・国際」,中学での「公民」,高校での「現代社会」の教え方について。

「政治・国際」「公民」「現代社会という科目って、

社会人になってある程度、

会社や世の中の仕組みや、先輩・後輩・友達以外の人間関係の難しさ、

などを知ると、すんなり理解したり、感動したりできる内容も多いんですが、

まだ学校と家庭の集団に守られて生きている生徒さんたちに、

政治や経済の原理を教えるのは、実はすっごく難しい


どうしても、言葉が難しいので

、その言葉が抱える奥底の内容まで先生が理解してないと、表面的な説明で終わってしまうんです


ただ、私は、「政治・国際」「公民」「現代社会」の内容が大好きで、

それをどうやってわかりやすく教えるか、を考えるだけで、ぞくぞくワクワクします。

安易な言葉の丸暗記に終わらせず,
難しい言葉や概念をいかにわかりやすく説明するか

それこそ、先生の大切の役割の一つだと思います。




 

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先生も授業前には教科書を読もう!

2013年01月11日 23時10分31秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

今回は,先生が授業前にする事前準備について。

 



私は、生徒を教えるにあたり、教科書必ず読んでから、説明をするよう心がけています。

教科書を読まなくても、たいがいは知っている内容だし、その場で突然読んでも理解はできます。


解ける&理解できる、だけが先生としての仕事でなく、

わかりやすく説明し、生徒にどれだけ力を身につけさせるか

という行為が先生の役割だと思います。



ですので、

教科書を読み、

 

重点は何か、

何が未習で何が既習か、などを把握する必要があります。


また、場合によっては、先生みずから、まとめプリントや問題をつくった方が良い場合があります。

そのときは、教科書を確認しながら、書きます。

教科書がナシでも、その場だけ教える先生も多いですが、

私は時間や体力が許す限り、色々研究していきたいなぁ、と思っていました。

たぶん,また仕事を再開しても,教科書を読むことから始めるつもりです。

 

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生徒には「怒っていれば良い教育」とは私は思えない

2013年01月11日 22時51分15秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

今回は生徒対応に関する先生の態度についてです。

 

生徒に対し,怒る姿勢が良いのか,それとも優しい姿勢が良いのか?という問題が

よく教師間で出ることがあります。

 

「怒る姿勢が良い教師」と思っている先生は,

優しい先生に対し,「生徒に嫌われることを恐れて,この先生は優しいだけ」と思って,

その優しい先生にも怒ったりすることも・・。(もちろん,全員ではないですが・・)

 

そのよく怒る先生としては,

「生徒は気が緩むことが多いから,ちゃんと怒ってしゃきっとさせなきゃ!」という

想いがあるようで,その考えが間違っているとは私は思いません。

やはり,気の緩みで成績は下がってきますし,

勉強を強いられないとやらない生徒さんも多いので。

 

ただ,私は,どの生徒にも「怒って」いれば,

その生徒さんはやる気を出す,とは思えないのです


たとえば,私の場合は自分に必要以上に自信がないので、

信頼している人以外からキツイ言葉を言われると、

必要以上に落ち込んで殻に閉じこもってしまいます。

しかし、ずっと一緒に頑張ってきて、「この人の言うことは信頼できる!」と思った人に、

どんなに厳しいことを言われても歯を食いしばって頑張ることができるタイプです。
(おかげで、誰も達成できなかった苦しいことをやり遂げたこともあります)

だから,最初から「怒られて」ばっかりだと,かえって,やる気がなくなります。

さらに自信が喪失し,できるものもできなくなってしまいます。

(弱い人,と言われれば,弱い人なんでしょうが,なぜ弱いことが悪いことと言われるのしょう?という疑問も・・)

 


なので、私は生徒にも最初からキツイことや、生徒をけなすことをしたくありません。

怒るべきことは怒らなければいけませんが、

それを除けば、

まずは目の生徒の生徒を愛することを念頭におき、

それぞれの生徒の性格を理解することを最初の方は努めたいです。


そして、半年~1年ほどかけて、生徒との間に信頼関係を築いて、


そのあとで、厳しいこともどんどん言って、生徒と一緒に目的にむかって向上していきたいんです。



先に、厳しいことを言っても、先生の空回りになったり、

委縮しすぎて自分を隠す生徒もあらわれてしまうこともあると私は思うんです。


最初から好印象の先生って、カリスマ性があるタイプです。


私には、それはない。


でも、逆に、そういう私だからこそ、弱い心のある生徒を助けることもできるんだ!というプライドもあります。

まずは、生徒に「私は君たちを愛しているよ。」ということを伝え、信頼関係をきずくのを私は優先したいです。

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私は手書きのプリントをつくるのが好きです

2013年01月11日 22時38分40秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

私は,自分で問題集や参考書をつくるのが好きです

いつか,勉強同人誌などを発行できたら良いな♪という夢もあります。(笑)


とくに,手書きで原稿を書くのが好き

 



ただ,手書き問題集を短時間でつくりすぎると、

手が手が!手が痛く、赤くはれあがるほど!になることも・・。

2時間書いては、15分休み、一時間書いては家事をして、

ご飯を食べて、2時間書いては・・という形で手をだましだまし使っていたり・・。

幸いにして、書き物は左手、包丁などの日常生活は右手を私は使うので、

家事は左手を休めることができます。(笑)




でもそういう状況を見て、旦那が一言。

「君はパソコンを使えるのに、なんで手書き?」

と。



実はちゃんとした理由が二つあるんです

一つは、手書きのほうが配置の自由度が増すからです

書くほうが結果的にパソコンより早いのです、私。

 



もう一つは、ワード打ちよりも手書きのプリントのほうが、

生徒はなくさないし、宿題として出してもやってくれる確率が高いから。

 


ただ,正社員で塾で働いていたときは、

見た目のクオリティを上げるためや、

手書きだと心もとない,と感じる生徒さんや保護者の方もいらっしゃったり。

同僚と作成問題を共有できるようにという目的もあり、ワード打ちを行いました。


しかし、フリーになってからは,わざと手書きにして,問題作成していました。

フリーの自分を売り込むには,オリジナリティも必要で,私の場合,

手書きのプリントもその1つのツールでした。

 

なので,手書きかワープロのどちらで作っても良いかな?と思います。

 

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塾講師新人のころの失敗

2013年01月11日 22時20分35秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

現在,過去の記事を整理中です。その中で,

編集したものの中でいくつかピックアップして再度アップしていきます。

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<新人のときにやりがちな失敗>

今回は塾講師になったときにやりがちな失敗について。

 

自分の好きな教科の先生に就いて,生徒にその教科の楽しみを伝えたい!と思う方も多いと思います。

私もそうでした。

でも,「あれも教えたい!」「これも大切だ」と、相手に伝えたいことが多すぎて,

よくわからない授業になってしまうことがあります。


自分の伝えたいことを,とにかく,詰め込んで,授業時間内伝えようとすると、

相手の生徒さんたちは

「結局何がいいたいんだろう?」

とか

「うるさい先生だな」

と思ってしまいます。

そうなっちゃうと、こちらが何を言っても、生徒たちの心に響きません


だから、新人のころは、伝えたいこと1つに絞って、

それに焦点を当てて説明すると、

相手に気持ちが伝わりやすくなります

ただ、あまりに色々な内容を省略すると、

テストに出たとき「教えてもらえなかった」と言われてしまうにので、

さじ加減が難しいですが・・。(テストで出た内容を教えられない生徒たちにも悲劇ですし・・)

 

なので、新人のうちは試行錯誤しながらも、

小さな失敗は繰り返して、

自分らしい、わかりやすい授業ができるようがんばることが大切かな~と思います。

 

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