社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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初めての経験は不安だらけ

2009年04月20日 13時12分29秒 | 教育について考える

4月に入ってからなかなか更新できずにすみませんでした。

4月に入ってから、人生で初めての、とある経験をすることになりまして、それの研究などに追われていまして・・。

初めてのことって、すごく不安になります。

あとになってみれば、「そんなことまで気にする必要ないでしょ。」ということまで心配したりも・・・。

それで、本を読んでも、「こうするとよいですよ」とか「普通はこうです」とか書かれていいないことが多く、余計不安に・・。

そんなときに、実録エッセイまんがなどで、同じような体験をした!同じように不安に思った!ということを書いてあると、「あ!みんな同じように悩んで、行動してたんだ。」ということがわかり、ほっとすることも。

塾講師を長年やっていて、毎年受験の経験をすると、感覚がマヒしてしまいます。

そのため、受験が初めての経験である生徒たちの、

ちっちゃな不安を見逃してしまったり、

相談されたときに逆に不安になっている生徒を馬鹿にしたり一喝してしていまうことが講師はあります。

だから、自分が初めてのときの底知れない不安を毎年思い出して生徒対応しなければいけないし、

生徒の不安を聞いてやったうえでその不安を上手に解消しよう!

という生徒に真正面から立ち向かう気持ちでやるのが大切だな~と思いました。

 

 

 

 

 


子供から大人へ

2009年04月03日 17時35分33秒 | 教育について考える

今回は、子供から大人になる瞬間のお話。

最近、実家のねこちゃんが大人しくなったよ、と母から聞きました。(実家のねこちゃんは、去年の春に生まれて、今は1歳です。)

 今までは、ビビりなのに怖いものしらずで、人間とプロレスをしたり、外に遊びたがりだった猫ちゃん。

冬も寒くても絶対、お外へ行って木に登ったり、人間と鬼ごっこしたりプロレスごっこしたり。

 

それが、先週あたりから、外に行っても見回り程度だし、人間が猫じゃらしで遊ぼうとしても、「ほんとうに遊んでよいのですか?」と言わんばかりのためらい対応。

つまり、通常の猫らしい猫になったということです

 

普通の飼い猫は、外は見回り程度で、後は寒ければ中でのんびりするだけ。ねずみとかをみかけたときだけ狩猟するだけで、それ以上の遊びは大人になったらしないんです。(猫じゃらしは、完全家猫か、子猫のときだけが多い)

 

このように、大人の猫に突然なった原因を母は

「たぶん、病院行った時に、ショックなことがあったからかも?」と。

 

皮膚がかゆそうだったので、病院に行ったら、先天性のアレルギー気質だったのがわかったのですが、そのときに注射をしてもらったそうです。

 

 注射をするときは、もちろん獣医さんに抑えつけられて。

 猫ちゃんは、それまでは人間と遊ぶときに本気を出せば人間の腕からすり抜けれたので、自分が本気をだせば人間より強い!という自負があったようです

それに、嫌だ嫌だ!と本気で言えば、人間(飼い主)は無理強いをしなかったので、人間は自分の思い通りになると思っていたのです。(そして悪いことをやれば、怒られましたが、そうでなければ人間は優しいとも。)

 

しかし、どんなに力を出しても獣医さんから逃れられない自分がいたのです。

しかも、退院後、母に抑えつけられて薬を飲ませられ、どんなに嫌がってもやめてくれないし、自分よりも母が力があったのだ!ということに初めて気がついたのです。

 

 つまり、初めて自分が1番ではなく超えられないもの(人間の強さ)があることを知り、以後は人間に敬意を払うようになったということなのです。

これは、人間でも同じことで、早い子だと小学5・6年、遅くて高校生で、「自分が世界の中心でもないし、超えられない壁がある。」ということに気がつき、それから謙虚でありながらの向上心が生まれるのでしょう。

壁に気がつくまでには、その子たちは日々成長するために努力します。そのため、努力すれば自分はすごい力を得られると気がつきます。それはとても良い経験です。しかし、自信過剰になると成長を止めてしまいます。

そこで超えられない壁に気がつくことで、謙虚な気持ちになるのです。それが、子供から大人に成長するということです。

超えられない壁は、父・母の強さでも、芸術や学力などで常に1番ではないことなど様々。

もちろん、人によっては自暴自棄になったり、必要以上に人をこわがるというマイナスな向上心を持った人もいます。

しかし、自意識過剰ほど自分の身を滅ぼすものはないので、大人になるまでに壁を見せつけて、大人がフォローしてあげるのです。

大人になって初めて壁を感じると、暴力などに走り本当に手をつけられません。

超えられない壁を感じさせる、というのも大切な教育の1つだと感じました。

ただ、壁を多くつくりすぎたり、あまりに大きい壁だと、その子の個性をつぶすことになるので、ケースバイケースですが・・・。

猫ちゃんも、初めて壁を感じ、これから大人の対応をしていく猫に育つことを祈っています。